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NHK、STARTO社離れで2025年はNumber_iとの蜜月関係強化へ

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(写真:Getty Imagesより)

 2024年大みそか放送の『NHK紅白歌合戦』に初出場した平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太によるNumber_iだが、今年はさらにNHKから重宝されそうだ。

 Number_iは昨年元日にデビュー曲「GOAT」を発表し、音楽活動をスタートさせたが、“辞めジャニ”の彼らを真っ先に起用したのがNHKだった。

 同局の音楽番組『Venue101』に出演したことで民放も追随。

『with MUSIC』(日本テレビ系)や『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)の特番への出演を果たすなど、今ではテレビ各局の音楽特番には欠かせない存在となっているが、音楽ライターは語る。

「『GOAT』のミュージックビデオはYouTubeで1億回再生を突破。これはデビュー年としては異例の快挙で、昨年にリリースしたアルバムが苦戦した古巣のKing&Princeとは勢いの差は明白です」

 昨年末にAmazon Prime Videoで展開されたライブ生配信では、メンバー3人がプロデュースした「リップバーム」の発売を告知すると、わずか5分で先行販売分が完売。Xでは「リップバーム」がトレンド入りするなど、人気は青天井の様相を呈している。そうした中、今年のNumber_iはさらにNHKとの蜜月関係が強化されていきそうだという。

「というのも、旧ジャニーズのSTARTO ENTERTAINMENTの所属タレントが2年連続で紅白出場ゼロに。加えて、Snow Manが大みそかに行ったライブを20時半から配信開始にしたことでも分かるように、STARTO社は紅白にケンカを売っていると言ってもおかしくないですからね」(テレビ誌ライター)

 NHKとSTARTO社との間の隙間風の背景には、やはりあの番組の影響は無視できなさそうだ。

 芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう話す。

「当初、昨年の紅白でNHKサイドはSnow Manらの出演を予定し、3枠を空けていたと言われています。ところが10月20日に放送されたNHKスペシャル『ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像』の番組内容の一部や放送のタイミングを巡ってSMILE-UP.やSTARTO社がNHKに不信感を抱き、出演交渉が暗礁に乗り上げた。そして結果的に同社所属アーティストの出演がゼロになったとのは記憶に新しいところですし、25年以降も両者の不協和音は紅白の出場歌手の選考に影響を及ぼしそうです」

 ともあれ、NHKとしてもSTARTO社のタレントが埋めていた枠をそのままにしておくわけにもいかない。

「そこにNumber_iが入ってくるというのは自然の流れです。紅白に先立って昨年12月22日に放送されたNHKスペシャル『熱狂は世界を駆ける~J‐POP新時代』でも、アメリカで開催された世界最大級の音楽フェス、コーチェラ・フェスティバルに出演したNumber_iに密着。ファンからは『NHKのカメラがNumber_iをコーチェラまで追っかけてくれるとは!』との声が上がり大きな反響を呼びました。今後は音楽番組以外でもNumber_iの出演が増えそうです。平野に関しては25年秋にTBSドラマで連ドラ復帰という話も聞かれていますが、NHKも平野を重要する方針を立てており、朝ドラの主演や大河ドラマへの出演も検討されているようです」(前出のテレビ誌ライター)

 Number_iが所属するTOBEでは、7人組男性アイドルグループ・IMP.が『ベストヒット歌謡祭2024』(日テレ系)や『ベストアーティスト2024』(同局系)など音楽特番に立て続けに出演しており、改めて滝沢秀明氏の手腕が光っている。

 STARTO社との関係が希薄になっているNHKだが、このままTOBEが新たなパートナーになっていくのだろうか。

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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最終更新:2025/01/06 15:46