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阪神タイガース、球団創設90周年でOB大規模イベントも注目は金本知憲元監督の“復帰”

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金本知憲(写真:Getty Imagesより)

 球団創設90周年を迎える2025年に、甲子園球場を使って大掛かりな野球イベントの実施計画があることがわかった。

 同球団の球団OB総会は選手、球団職員などで構成されており、毎年シーズンオフになると総会が開かれることが通例だ。

「先日行われたOB総会は、長らく会長だった“なにわの春団治”こと川藤幸三氏が会長職を退任して“ミスタータイガース”で知られる掛布雅之さんが第8代会長に就任しました。今でも全国区の人気を誇るOBが動けば、これまで以上に活動は活発化されます。その企画のひとつとして浮上しているのが今回のイベントです。

 現時点では野球教室をやること以外決まっていませんが、甲子園球場を使った野球教室は過去にあまり例がありません。ただ子どもたちの憧れの球場でもある甲子園を使った野球教室の開催は野球振興にはもってこいの企画。ちょうど球団が2025年1月から野球振興室を新たに設置して野球人口のすそ野を広げたい思いとも合致します。計画案にはシーズン中に実施することも入っていますが、芝生のコンディションを優先させる中ではかなり特例のイベントとなりそうです。掛布雅之OB会長は顔も広いので、協賛スポンサーの獲得も容易くなります」(球団OB)

 OB会、球団が全面的に率先して企画するイベントだけに、豪華な出席者の顔ぶれも期待される。

「掛布OB会長を筆頭に、同世代の岡田彰布球団オーナー付顧問、球団名誉職の肩書きがついている糸井嘉男、岩田稔、秋山拓巳は間違いなく参加することになるでしょう。その中で注目されているのは金本知憲元監督が参加だそうです」(同前)

 広島、阪神でプレーして引退後、2016年から3年間阪神監督を務めた金本氏だが、近年メディア露出したのは教え子の横田慎太郎さんが病気で亡くなった時にインタビューに応じた程度。国内の表舞台から長らく遠ざかっている。

「現在の主な収入源は自身の趣味であるゴルフ関連の事業。実務や運営は親しい関係者に任せており、自身がフロントマンとして切り盛りする様子はありません。解説の仕事も望めばいくらでもあるでしょうが、かなり消極的で特にテレビ、ラジオの解説業は何年も離れています。

 この背景には、5年程度の契約があった阪神監督を3年で“解任”されたことをいまだに根に持っているようで、OB会にも姿を見せずにずっと距離を置いたまま。自ら2軍監督就任を懇願した掛布さんの頼み事なら聞くと思いますが……」(同前)

 虎のアニキは再び甲子園に戻ってくるのだろうか。

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最終更新:2025/01/07 22:00