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西武・源田壮亮、元乃木坂妻の裏切りと不倫騒動で失ったもの、そして「サレ妻」の“強さ”

西武・源田壮亮、元乃木坂妻の裏切りと不倫騒動で失ったもの、そして「サレ妻」の強さの画像1
源田壮亮(写真:Getty Imagesより)

 昨年は散々な成績に終わったプロ野球の西武ライオンズだが、仕上げはクリスマスに報じられたキャプテンのスキャンダルだった。

 2020年からチームのキャプテンを務め、2023年のWBC優勝メンバーでもある源田壮亮選手の不倫を「週刊文春」(文藝春秋)がスッパ抜き、行方をくらましていることも判明。

 1月12日にようやく姿を現して謝罪会見を行ったが、批判が収まる気配はない。

 プロ野球選手の不倫沙汰はけっして珍しくはないが、源田選手に関しては炎上する要素が多すぎたという。

 週刊誌のスポーツ担当記者は明かす。

「源田は堅実なプレーが身上の職人肌の選手で真面目なイメージ。妻はアイドルグループ・乃木坂46元メンバーの衛藤美彩でSNSで頻繁に幸せぶりをアピール。小さな子どもも2人おり、おしどり夫婦の印象がありましたからね。それに、昨年の西武は序盤から下位に低迷し、一時期はシーズン100敗のピンチにさえ陥ったほど。キャプテンの源田は負け試合で涙を流してチームを鼓舞する場面もありましたが、実際には家族を裏切って銀座のホステスと逢瀬を重ねていたわけですから、西武ファンが呆れ果てるのも当然です。加えて、シーズン後に行われた『プレミア12』の台湾遠征でも不倫相手と会っていたようで、日本代表としての資質も疑われています、雲隠れして謝罪が遅れたのも完全な悪手でした」

 近年の西武は主力のFA流出が相次いでいるが、源田は2022年オフに5年契約を結んでチームに残留。

 将来の幹部候補と目されており、一部では“球団としてはお咎めなし”と見られていが、今回の騒動で指導者やフロント入りの道にも黄色信号が灯っているという。

「人格と野球選手としての能力は別という意見もありますが、プロスポーツはファンあってこそ。家族を裏切った人間が監督やコーチになれば子どもたちに示しがつきませんし、女性ファンも失うことになる。年間チケットやカレンダーを売りたい時期に不倫が報じられ、球団関係者もカンカンです。当然、野球以外の副収入も激減するでしょう。本来、源田レベルの実績があればCMオファーが期待できましたが、もはや絶望的。トークイベントやサイン会も主催者側が望まぬ形で注目されてしまう可能性があるので、当分はできないでしょう」(フリーのスポーツライター)

 その影響は野球の国際試合にも及びそうで、「今後、日本代表に招集されるかどうかも一気に怪しくなりました。現状ではショートの選手として実績はピカイチですが、彼をメンバーに入れれば雑音が生まれることになる。野球人気が低落傾向にある中、“虎の子”の侍JAPANに彼のような派手なスキャンダルをやらかした選手がチームにいるのはマイナスでしかありません。ちなみに源田と衛藤は共に大分市出身で実家も近所ですから、オフに地元にも帰りにくくなったでしょうね」(前出の週刊誌のスポーツ担当記者)という。

 球団は「家庭内の問題」として処分を下さず、妻の衛藤もSNSで「夫婦共に前を向いて歩んでいく」とコメントしたが、源田が失ったものは想像以上に大きそうだ。

 他方、夫と結婚生活を続ける道を選んだ“サレ妻”の衛藤には意外な追い風も吹きそうだとか。

 衛藤といえば、源田選手との交際が発覚した時には、「愛のない雑音はまったく気になりません」とのコメントを発したり、夫のチームメイトの妻からの誹謗中傷と戦ったりと、かなりシッカリとしたタイプにも見える。

 このまま結婚生活を続けるとなれば夫婦の主導権は完全に衛藤が握ることになりそうだが、芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう話す。

「幸か不幸か、“サレ妻”は芸能活動においては強さを発揮する部分もありますからね。元夫の東出昌大さんの不倫疑惑が世間に波紋を広げた杏さんは、元々好感度は高い方でしたが、同情的な見方も多く、さらに人気を上げてCMなどでも重宝されています。佐々木希さんや最近だと『KAT-TUN』の中丸雄一さんの妻で元日本テレビの笹崎里菜さんも不肖の夫を支える良妻イメージで、こちらも不倫騒動以降好感度がアップしている印象です。そもそも、独身時代の衛藤さんは女性ウケも良い『乃木坂46』に所属し、ファッション誌のモデルとしても活躍していたことなどから同性からの支持もあり、今回の騒動で心を痛めたり、心配している女性ファンも多いでしょう。離婚せずにママタレントやモデルとして頑張っている気丈な姿に、同性ファンを中心にさらなる支持が集まりそうです」

 源田選手は私生活での失策をグラウンドでカバーできるのか。

(取材・文=石井洋男)

石井洋男

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

石井洋男
最終更新:2025/01/22 22:00