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週刊誌スクープ大賞

プロゴルフ界に降って湧いた「トリプル不倫」有名女子ゴルファーたちはなぜ餌食に?

「まず米価が上がると、それに比例してJAに入る販売手数料が増えます。さらに全国にいる零細な兼業農家は、主収入のサラリーマン所得をJAバンクに預けている。コメ価格が上がることで、生産コストが高いこうした農家が生き残り、JAバンクは安定した高額預金を確保できます。JAバンクの全国組織である農林中央金庫は、これを元手に巨額の運用利益を生み、毎年三千億円をJAに還元してきた。もっとも、農林中金は運用失敗で今期は1.9兆円の巨額赤字を出す見込み。逆に言えば、JAはますます農家からの預金を当てにしたい状況に追い込まれています」

 小泉純一郎政権の時代に農水省の幹部職員が全農の役員に天下りすることは禁止されたのに、それが復活しているのだ。

 文春の調べによると、2009年以降、28人の農水省職員がJAの関連団体に再就職していることが判明したという。

 JA共済では、2013年に町田勝弘元農水次官が理事長に就任し、2014年には實重重実(さねしげしげざね)元農水省振興長が常勤監事に収まっているという。

 JAグループは農水族議員たちに巨額献金をし、農水省の役人どもの天下り先として受け入れ、実質的に日本の農業を牛耳っているのだ。

 国民が米がなくて困っていようと、飢えようが、そんなことより自分たちの利権を守る方が最優先事項なのである。

 かくして、石破茂首相がコメの備蓄米を放出しようと、劇的にコメの値段が下がることはない。それを許しているのは、心優しい日本国民なのである。

 お次はポスト。元財務官寮で現在は嘉悦大の教授の高橋洋一の財務省批判である。

「国会での予算修正協議は与野党間で行われたように見えるが、仕切っていたのは財務省です。財務省は国民民主党、日本維新の会、立憲民主党と三つ股をかけ、どの党の要求が最も財源が少なくて済むかで選んだ。
国の予算予備費は1兆円。そのうち何にでも使える一般予備費が5000億円ある。財務省にすれば修正に応じても財源が5000億円以内で済めば100点満点、1兆円ならギリギリ及第点。それを超えると赤字国債増発の特例公債法改正が必要になるから財務省的にはアウトで、そんな大規模な予算案修正になれば石破総理のクビを取りますよ、という姿勢だった」

 実に分かりやすい。

「結果的に財務省に一番尻尾を振ったのは、維新の前原誠司・共同代表ということになる。医療費を4兆円削減して社会保険料を下げるという要求は協議することにとどめ、高校無償化の1000億円だけで手を打った。財務省とすれば国民民主党の主張を飲むよりはるかに安くあがった。
本来なら維新と国民民主が共闘して、どちらの要求も飲めと突きつければ、石破(茂)首相は譲歩するしかなかった。しかし、財務省は維新の前原さんと国民民主の玉木雄一郎代表は仲が悪いから、手を組むことは絶対ないと読んで維新取り込みに動いたわけです」

 税制改正案の修正で自公は、所得税の課税最低限「103万円の壁」を昨年末に決めた123万円からさらに160万円に引き下げることで合意した。

「あれは国民感情から見ればインチキですよ。減税規模を見ればすぐわかる。国民民主は年収にかかわらず所得税、住民税ともに控除率を引き上げ、7.6兆円の減税を主張している。しかし、今回、自公が追加で控除を引き上げるのは所得税だけ。しかも恒久減税は年収200万円以下の層だけで年収850万円までの層は2年間の限定です。今回追加した減税額は約6000億円(平年度ベースでも1.2兆円)だから、国民民主の主張とは雲泥の差がある。
これは公明党へのアメ。財務省は予算修正で維新の高校無償化を飲んだが、公明は総選挙でぶつかった維新と仲が良くない。そのため公明は国民民主に抱きついて一緒に課税最低限の引き上げを要求していた。財務省としては公明党にも花を持たせなければならないから、160万円に引き上げたように見える修正で決着できるようにした」

 昔は大蔵省、今は財務省が政治家を動かす。この仕組みをぶっ壊さなくては、国民の生活はいつまでもよくならない。

 さて、国立大学の教職員たちは「みなし公務員」である。贈収賄など公務員に適用される刑法の規定の一部が適用されるのだ。

 出入りの業者などにたかって、多額の接待を受けたり、金品をもらったりすれば、これに引っかかる可能性がある。

 それなのに、東大大学院・医学系研究科の皮膚科学教授である佐藤伸一(61)と特任准教授の吉崎歩(45)は、民間の一般社団法人「日本化粧品協会」代表理事の引地功一(51)から高額な接待を受けたばかりではなく、ソープランドのカネまでたかっていたというのだ。

 東大の教職員倫理規程も、利害関係者から教職員が接待や金銭を受け取ることを禁じている。当然だろう。

 しかし、この二人、特に佐藤教授はそんなことにはお構いなく、どっぷり接待漬けになっていたというのである。

 そもそもは、東大が設けている民間企業などとの共同研究の仕組みである「社会連帯講座」がその舞台だという。

 ここにはグーグルやソニーといった企業も講座を設けているそうだ。この制度のメリットは、東大側は資金確保につながり、人件費や研究経費を事前に定めて民間側がすべて負担し、更に一律30%を「間接経費」として東大に納入する。

 佐藤は東大皮膚科学教室のトップだという。協会側は、大麻草由来の成分「カンナビジオール」が老化防止などの効果がある点に注目し、年間3000万円の活動費を払うという契約を東大側と結び、研究がスタートしたのだという。

 しかし、その裏で佐藤側から再三の会食要求が始まったそうである。

 2023年2月に会食した後、矢継ぎ早に吉崎から会食の日時指定のメッセージが引地側に届くようになったという。

 それも超高級料亭やレストラン。それが終わった後は銀座のクラブというのが恒例になった。一回の支払額は30万~80万。

 それが翌年の2024年からは、銀座のクラブで満足することができないと、東京吉原のソープランドへお連れするのがお決まりのコースになったというのである。

 こうした過剰な接待が2024年9月までに30日以上に及び、引地が払った会食代や風俗店の費用は、引地によれば1500万円に上ったという。

 引地はこう主張する。

「会食の際、佐藤教授が、更に別途『一千三百万円持ってこい』『殺すぞ』などと激怒した。かねて『佐藤先生が学内で強く出るため』など不明瞭な支払いを求められていた。接待も含めて限界だった僕は『恐喝だ』と思い、東大のコンプライアス通報窓口にすべてを通報した。後日、吉崎氏が(佐藤教授が)『殺すぞ』と発言した旨を認める発言もあり、警察署に被害相談中です」

 文春が東大に質問状を送っても「お答えできません」というだけだったという。

 これがすべて事実なら、東大は率先して事実を解明して、それを公表しなければいけないはずだ。このような例は、まだまだあるのではないか。東大の威信が傷つけられているのだから。

 今週の最後は、有名女子ゴルファー3人と不倫していた、有名女子ゴルファーの夫でキャデイのお話である。

 私はPGAツアーの男子ゴルフには詳しいが、女子、それも日本の女子ゴルファーにはとんと関心がないので、有名といわれてもピンとこないのだが、錚々たる女子ゴルファーたちだそうだ。

 1998年と翌年の1999生まれの彼女たちを「黄金世代」と呼ぶそうだ。

 今回の話の主人公であるプロキャディ・栗永遼(29)を夫に持つのは、その世代の淺井咲希プロ(26)だ。

 2人は2023年1月に結婚を発表し、6月には一児をもうけ、黄金世代初のママさんゴルファーとなったそうだ。

 ニュースにもなり女子ゴルフ界では祝福の声が上がったという。

 タイトル横の写真を見ると、一見、石川遼に見える男前である。

 だが、栗永は結婚する前、女関係はもう清算したのかと心配する声があったそうだ。しかし懸念は的中し、結婚後も次々に不倫を繰り返しているというのだ。

 1打目のお相手は川﨑春花プロ(21)だという。

「二二年にプロデビューし、その年九月の日本女子ゴルフ選手権で大会史上最年少の十九歳で優勝した。同年の獲得賞金は約九千二百万円で、賞金順位は八位にランクイン。京都出身で気品が漂い、雑誌のグラビアで和服姿も披露。“はんなり”と評される人気ゴルファーです」(スポーツ紙記者)

 今年は協会の顔として広報活動する「ブライトナー」にも選ばれているそうだ。

 不倫関係は2023年2月頃から始まったという。

「栗永さんは結婚後、奥さんが妊娠中なのに、遠征中のホテルで何度も川﨑さんと部屋を行き来して、連日、親密に過ごした。八月頃まで約半年間も関係を続けたそうです」(協会関係者)

 これだけでは終わらない。

 結婚翌年の昨年5月には、遠征先のホテルで阿部未悠プロ(24)とも関係をもったそうだ。阿部は2021年にプロデビューしたプラチナ世代といわれ、昨年4月の「富士フイルム女子ゴルフ」で初優勝している。

 昨年の獲得賞金は約4600万円で、賞金ランクは21位。

 そして次なる不倫相手は、小林夢果プロ(21)。彼女は、2023年、若手育成を目的とするステップ・アップ・ツアーで優勝。

 ジャンボ尾崎こと尾崎将司のスクール出身の“秘蔵っ子”だそうだ。

 2人は昨年6月に一線を越えたという。

「この時も、神奈川で行われたツアー中のホテルで毎日のように部屋を行き来していた。さらに栗永さんは、家族で使用している愛車の助手席にも小林さんを乗せていました」(同)

 タイトル横に大きく、女性がキスしている写真が載っている。その女性が小林だそうである。

 なぜ、このようなトリプル不倫がバレたのか?

 栗永は女性ゴルファーと親密にしている画像や動画を、ゴルフ関係者につい見せてしまったというのである。

 こういう軽率な男と付き合ったのが彼女たちの不運だ。

 先輩から「本当にそんなことをしているのか」と問い詰められ、業界で噂が広まってしまったのだという。

 妻の耳に入るのは時間の問題だった。ならばと自分から自白したそうだ。以来2人は別居状態にあるという。

 折しも3月6日、国内最高峰の女子プロゴルフツアー「JLPGAツアー」の2025シーズンが沖縄で開幕した。

 開幕前日に協会の小林浩美会長(62)は、試合会場で行われた公式記者会見で、不倫問題についてこう表明した。

「協会としては、選手の私生活上の行為については、必要がない限り、関与はしません。が、今回の事情を確認してですね、必要に応じて、事実確認の調査をして、調査に基づく適切な対応を講じることを検討します」

 あくまで「選手の私生活」とする協会側。

 では、不倫相手はどう答えるのか。

 キス写真の小林プロは潔くこう答えたという。

――栗永キャディが二人の関係の話を広めた?

「最低だなって。そいうのを言うような人間はやっぱり……。それに引っかかっている自分も本当に情けないっつーか、人間として底の底。でも、謝罪は人としてちゃんとしないといけないと思っています」

 現在、淺井プロと不倫3選手との間で、慰謝料の交渉が始まっているそうだ。

 傷心の淺井プロはこう話している。

「もちろん旦那が悪いです。でも、私が結婚していたことを相手は知っていたはずで……。その人たちが笑顔で試合に出場している姿をみると、反省なんかしてないんやなって。(協会に対しては?)うーん、不信感はありますよね」

 華やかに見える女子プロ界も、一皮むけば不倫を含めたドロドロした人間関係の坩堝である。これからは、女子プロのトーナメントを見る目が変わってくるな。(文中一部敬称略)

(文=元木昌彦)

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元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2025/03/11 18:00