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錦織圭「ユニクロ不倫」の代償とお相手モデル女性の奔放ぶり

錦織圭「ユニクロ不倫」の代償とお相手モデル女性の奔放ぶりの画像1
錦織圭(写真:Getty Imagesより)


今週の注目記事・1「錦織圭(35)がモデル美女とユニクロ不倫」(『週刊文春』6/26日号)
同・2「極秘結婚と壮絶DVを妻が告白 歌舞伎役者『中村児太郎』(31)が本誌記者に嘘八百」(『週刊新潮』6/26日号)
同・3「浅田真央(34) “氷血のスピーチ”で村上佳菜子(30)が排除された」(『週刊文春』6/26日号)
同・4「公安捜査の暗部をいかに抉ったか」(『サンデー毎日』6/29日号)
同・5「森友改ざん指示 佐川宣寿元国税庁長官が自民党親密企業の顧問になっていた」(『週刊文春』6/26日号)
同・6「山尾ショックで崖っぷち 玉木国民民主『次なる爆弾』」(『週刊文春』6/26日号)
同・7「ブラジル訪問 勝手に寝顔“動画”を拡散された『佳子さま』の受難」(『週刊新潮』6/26日号)
同・8「突撃ルポ いったい誰が参政党を支持しているのか?」(『週刊現代』7/7日号)

コメ全量カビ検査「任意可」の危険度

 先週から「TOKIO」の国分太一の話題で持ちきりである。

『ザ!鉄腕!ダッシュ!!』を放送する日本テレビは、社長の福田博之が記者会見を行った。

 国分について過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したとして、国分が出演する『ザ!鉄腕!ダッシュ!!』の降板を発表した。

 その後、国分の所属事務所が、本人と協議の上で、国分氏が20日から無期限ですべての活動を休止することになったと発表した。

 すわ、中居正広と同じような「性加害」があったのかとメディアは驚き騒いだが、福田社長は活動休止の理由について、国分のコンプライアンス違反が判明したためとはしているが、具体的に何を指すのかは明らかになかった。

 5月27日に、この件が明らかになったというのだが、どうやら文春砲も掴んでいなかったようで、揣摩臆測が飛び交っている。

 それと同時期に、TBSラジオがこう声明を発表した。

「6月15日の放送内容について
先週、日曜午後に放送されたTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』で、ゲストの男性が行き過ぎた発言を行ったり、女性アナウンサーの手を指で触れたりする場面がありました。これら一連の言動は不適切なものであったと判断し、ゲストのマネジメント担当に対して再発防止の申し入れを行い、先方からお詫びの言葉がありました。また、当社としても番組を制作・放送した側として責任を重く受け止めております。当社はTBSグループ人権方針に則り、番組に関わる全ての方の安心・安全の確保をより徹底していく所存です」

 この男性というのが田原俊彦だというのだ。

 中居正広事件でフジテレビは会社が傾くぐらいの傷を負った。だが、いわれていたように、こんなのは氷山の一角で、もっといろいろ出てくるはずだ。それが現実になってきた。

 原稿を書いている時点では、国分のコンプラ違反が何かわからない。日本テレビ側は社員たちに緘口令を敷いているようだが、どんなことをしても情報は漏れてくる。

 実態は何なのか? 日本テレビの女性社員は被害に遭っていないのか? 社としては、国分の放逐だけではなく、何らかの法的手段を取るのか? 中居、国分、田原と、元ジャニタレはなぜ、不祥事を次々に起こすのか? ここにもジャニー喜多川の“呪い”があるような気がする。

 さて、このところ気になるのは、文春の元気のなさである。そこそこのスクープは毎週報じてはいるのだが、社会性のあるスクープが発掘できていないような気がする。

 あまり不倫ものばかり追いかけていたので、社会派ジャーナリズムがおろそかになってきているのだろうか? 文春の奮起を促したい。

 ということで今週も、順位なし。

 最初は現代の参政党の記事から。都議選が終わり、自民党が9議席減の21議席と惨敗。小池都知事の「私党」である都民ファーストの会が5議席増で、第一党に返り咲いた。

 42人もの大量候補者を出馬させた「再生の党」は再生ならずで議席ゼロ。国民民主党がまあまあの9議席で、都議会に初の議席を獲得した。

 注目すべきは、まったく訳のわからない参政党が3議席を獲得したことだろう。いったい誰がこの党に?

 しかし、現代を読むと、この党はジワジワと支持を伸ばしているというのだ。

 この党の結成は2020年4月。2年後の参議院選で170万票以上を集めて1議席を獲得し、24年の衆院選では3人が当選。現在の党員数は約4万人で、支部は287か所あるという。

 6月8日に熊本のホテルで政治資金パーティーを開いた。一般席5000円でSS席は2万円。それでも150の席はほぼ埋まっていたという。

 来月の参院選では自民党に次いで多い53人を擁立するそうだ。

 だが、この党の主張たるや、「日本をユダヤに売り渡したりしない」「日本人の心の中にいる鬼をみんなで浄化する!」「日本をナメるな! 日本人ファーストの政治を!」というものだそうである。

 今時の政党らしくSNSでの発信が活発で、これまで政治などに関心がなかった層を引き付けているらしい。

 まあ、こういう主張をする連中を支持する層は、いつの時代でもいる。これまでは一部の“マニアック”な人間たちだけが支持していたのが、SNSの普及により、現状に不満や鬱屈を抱えている人間たちに広がっているのだろう。

 それは、既成の党が、そういう不満を持った有権者を拾えていないということを意味する。

 中でも自民党と立憲民主党は、そうした事実に目を向けようともしていないと思わざるを得ない。

 私は、こうした党がこれ以上支持を増やせるとは考えていないが、ある日、魅力的な独裁者が現れないとも限らない。注視しておくべきだろう。

 お次は、2週間のブラジル訪問を終えた秋篠宮佳子さんのお話。

 ブラジルとの国交樹立130年を記念して、ブラジルを訪れた佳子さんは、いずれの地でも熱烈な歓迎を受けたようだ。

 以前、姉の眞子さんも彼の地を訪れたが、妹の人気は、姉を上回ったようだ。

 だが、そんな佳子さんを嘆かせる「事件」が起きたのである。

「現地時間の9日、サンパウロ州のカンピーナスから中西部のカンポグランデへ国内便で移動された際のことです。機内に搭乗され、座席でお休みになっている佳子さまのお姿が撮影され、現地で報じられてしまったのです」(宮内庁担当記者)

 この飛行機、国内線ということもありすべてエコノミーだったそうだ。

 長い訪問で疲れていたのだろう。国内では絶対見せない「寝姿」を撮られ、Xに投稿され、世界中に拡散されてしまったというのだ。

 撮影したのは30代の日系ブラジル人の女性で、「人形のように美しい」ので撮ったと話しているという。

 いくら美しいといっても、断りもなしに撮影し、SNSで拡散するなど、真っ当な人間のやることではない。佳子さんの心中を思うと胸が張り裂けんばかりである。

 だが、いくら他国といえども、佳子さんの周りには護衛官や宮内庁関係者がいたことは間違いない。

 彼らも一緒に居眠りしていたのだとすれば、由々しき大失態である。帰国後に、秋篠宮紀子さんから厳しい叱責があったこと、想像に難くない。

 スマホならばしょうがないといえるが、これが銃口だったら。そう考えるとそら恐ろしくなるではないか。

 佳子さんや愛子さんに何かあったら……そう考えると夜も眠れない。

 ところで、先も都議選のところで触れたが、玉木の国民民主党の勢いが失速してきているのは間違いない。

 都議選では何とか形がついたが、参院選ではこの党の失速がさらに明らかになることは間違いないだろう。

 元々、自民党と同じ政策と体質の党だから、前回の衆院選では大躍進したが、玉木自身の不倫が明らかになり、その先輩であり、しかも不倫相手の妻を自殺に追い込んだ山尾志桜里を、参院選に公認候補として出馬させるというバカな選択をして、慌てて公認を取り消し、多くの支持者を失ってしまった。

 しかし、文春によれば、まだまだ玉木は多くの「爆弾」を抱えているというのだ。

 それは須藤元気元参院議員、足立康史元衆院議員だそうである。

 まず須藤は、

「かつて須藤氏は、SNS上で反ワクチンや反原発の立場に寄った投稿を繰り返してきた。国民民主の支持層の多くがこうした主張に嫌悪感を抱いているのが実情です。今月初めには、玉木氏がX(旧ツイッター)上で『国民民主党は、科学的根拠に基づく政策を大切にしています』と釈明する事態に追い込まれました」(政治部記者)

 文春は、須藤には“メンター”として頼りにする元秘書やスピリチュアルな事象に造詣の深い親密女性がいたことを報じていたが、今回、新たな“指南役”が存在したことが判明したという。

「ITビジネスアナリストの深田萌絵氏です。フリーターを経て“株アイドル”としてインターネット番組で活動する美人YouTuber。ワクチン政策に反対の立場を表明しており、昨年5月に開かれた『パンデミック条約を止めろ』と題した集会に須藤氏と共に登壇するなど蜜月関係にあった。衆議院東京24区から出馬予定です。深田氏から『度重なる誹謗中傷』を受けたとし、同区選出の自民党の萩生田光一元政調会長から刑事告訴されたことが話題となりました」(八王子市政関係者)

 お次は足立康史元衆院議員。

「経済産業省の官僚を経て11年、みんなの党に入党。翌年の衆院選に大阪9区から日本維新の会公認で立候補し、初当選を果たしました。17年には、衆院文科委員会で自民党の石破茂氏らに対し『犯罪者だと思っている』と発言。度重なる放言から“永田町の暴言王”の異名で知られています」(維新担当記者)

 どこからでも出られればいいという人物のようだ。自身は熱心な創価学会員だそうだが、それは省略。

 そんな玉木とタッグを組んでやってきた党内ナンバー2の榛葉(しんば)賀津也は、山尾事件をはじめとする一連の玉木の行動に批判的だというのだ。

「アイツは最近、調子に乗りすぎている。俺は玉木を支えるって言っているけど、別に支えるのは玉木じゃなくてもいいんだ」

 榛葉事務所は「私が発言した事実はありません」と回答しているが……。

 国民民主党関係者は、玉木がこういっていたと話している。

「玉木氏は自身の不倫問題を役職停止3カ月で済ませました。不倫を甘く考えており、『不倫は男の甲斐性』だと裏では言っています。そうした考えが根底にあって、山尾氏を公認することへの反発も見通せなかったのでしょう」

 自分の不倫の事実を、山尾を公認することでウヤムヤにしようとしたのではないか。これではダメだ。党首失格である。

 都知事選で160万票を集め、一躍時の人となった石丸伸二だったが、「再生の道」を立ち上げ、大量に都議選に立候補させたが、当選者はゼロ。

 玉木の党も、このままでは泡のように消え去る運命にあると思う。そうなれば玉木は、自民党に入党し、出馬しようと考えているのではないか。

 玉木さん、有権者を舐めたらいかんぜよ。

 ところで、現代やポストは当たり前だが、新潮、文春にも健康情報が多くなってきた。今週も「ラクに長生きしたい人のための『全身健康法』決定版」(新潮)、「不良老人が最恐免疫を手に入れる」(文春)などがある。

 今更どうにもならないボケ老人の私でも、こうした記事があるとすぐ読んでしまう。まあ、そこが狙いなのだろうが。

 最近読んだ本で興味深かったのは『善玉血液のつくり方』(あさ出版)。狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤といった心臓疾患を防ぐために、血管自体は若がえさせることはできないが、血液の流れを整えることで血管を長持ちさせ、リスクを抑えることはできるというのである。

 それも、お尻の筋肉を鍛えるために階段を上り下りしたり、夕食後にちょっと体を動かす。適切な水分補給のタイミングなど、簡単にできることで、サラサラの「善玉血液」を作れるそうである。

 著者は著名な心臓血管外科医の渡邊剛。私は毎年の人間ドックの検査で、「血液がドロドロです」といわれる。もう少し生きるために、階段の上り下りから始めるか。

 いや~お久しぶりです。あの森友学園の文書改ざんを指示して国税庁長官にまで出世した佐川宣寿(67)が、文春に登場。

 サングラスをかけて悠々と歩いている姿は、佐川組の組長みたいでかっこいいな~。それも自民党と親密な企業の顧問に天下りしていたというのだから、うらやましい。

 やっぱり、親しくしておくのは時の権力者。故・安倍晋三元首相のいうがままに動き、改ざんを苦にして自死した近畿財務局職員の赤木俊夫(当時54)がいても、証人喚問で「刑事訴追を受けるおそれがあるため差し控えさせていただく」と繰り返し、安倍と妻の昭恵を守り通したのは、役人の誉だった。

 平日の昼間、電車を乗り換え、蕎麦屋に立ち寄って、午後2時過ぎに出社するなんて、ごっつうかっこええやんか!

 佐川が入って行った会社は今をときめくバイオ企業だそうである。

 文春によれば、何らかの形で改ざんに関わった役人たちは、それぞれ出世しているようだ。

「あれから約7年。謎を残したまま離散した彼らは、一体どこに行ったのか。『週刊文春』で改めて“その後”を調査すると、華々しい余生が浮かび上がってきた。

 まず現職官僚からみていこう。処分された20人のうち、報道や報告書で実名が明らかになったのは13人。うち少なくとも3人は現役だ。

 筆頭は、理財局内や近畿財務局に改ざんの方針を伝達するなど『中核的な役割を担った』と報告書で指弾され、佐川氏に次いで重い停職1カ月の処分をうけた、当時の理財局総務課長・中村稔氏。人事記録を見ると、処分の発表からわずか2カ月弱の18年7月、官房参事官に栄転した。翌年8月、改ざんをめぐる大阪地検特捜部の捜査が終了した1週間後に駐英公使に大抜擢。現在は国税庁のナンバー3、官房審議官になっている」

 身体を張って、親分の安倍を守ったのだから、これぐらいは当然だと思うがな。

「当時の理財局・国有財産企画課長、冨安泰一郎氏は改ざんに『深い関与』があったとして減給20%、3カ月の処分。しかし、デジタル庁発足当初から同庁の統括官に任命され、現職だ」

 上げたらきりがないのでここでやめる。

 佐川に話を戻そう。

「佐川氏が向かったのは、中央区明石町にそびえる聖路加タワー。この高層階にオフィスを構えるのが『株式会社新日本科学』だ。

 同社の関係者が語る。

『23年の冬ごろから、佐川さんを社内で見かけるようになりました。見覚えがあり記憶をたどっていると、上司が「ほら、森友の……」と。うちの顧問になったそうです。毎年の忘年会にも参加し、役員らと親しげに酒を酌み交わしていました』」

 ここは、鹿児島県に本社を置く東証プライム上場企業で、薬の有効性や安全性を動物実験などで評価する「非臨床事業」大手だという。

 2025年3月期の連結決算では売上高約324億円と、3期連続で過去最高を更新しているという。

「(社長の=筆者注)永田氏は、故・安倍晋三元首相もその元に通い“永田町の怪僧”と称された高野山真言宗の大阿闍梨、池口恵観氏とも親交があり、熱心な仏教家でもある。息子で副社長の一郎氏も、関連会社の社長に就くなど頭角を現している」(経済記者)

 文春の調べによると、「10年以降、自民党への政治献金の窓口『国民政治協会』に、同社やその関連会社などから合計330万円を寄付。他にも宮路拓馬衆院議員の政党支部に24万円、小里泰弘元農水相の団体に50万円を寄付し、06、07年には故・保岡興治元法務大臣の後援会に計148万円を寄付した。

 永田社長個人名義でも、保岡氏の後援会に100万円(14年)を寄付。いずれも自民党議員であり、自民党への献金を繰り返す“親密ぶり”が浮かび上がる」という。

 故・赤木の妻が佐川と国を相手取った訴訟で、大阪高裁は判決文にこう書いた。

〈(佐川氏は)道義的責任に基づき、あるいは1人の人間として、誠意を尽くした説明及び謝罪をすることがあってしかるべき〉

 佐川はん、もう安倍もいませんのや。自分の子どもたち(いればだが)のためにも真実を語って、残りの人生を心残りのないようにしたほうがいいと思うよ。墓場まで抱えていくほどのことではないと思うのだがね。

 次はサンデー毎日から。公安警察が意図的に捏造した「大川原化工機事件」は、高裁で敗訴した公安と警視庁が上告を断念して、史上類を見ない極めて悪質な「犯罪」が確定した。

 この事件を追いかけてきた毎日新聞の遠藤浩二専門記者にインタビューしている記事から。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2025/06/24 23:43