引退・中田翔選手…今年で37歳、プロ野球”ハンカチ世代”怪我と不振と大復活まとめ
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構成作家で元芸人、そして生粋のライオンズファンであるかーしゃが、プロ野球界で今まさに起こっている出来事や珍記録、珍騒動、そして助っ人外国人の知られざるエピソードを、独自の視点で解説。「そんな記録あった?」「なんで知ってんの?」と唸るマニアック情報を、データと野次を交えてお届けします。野球ファンも、そうでない人も、ちょっと笑って、ちょっとためになる──そんな“プロ野球うんちくトークショー”、開幕です!
どうも! かーしゃだよ! 元芸人でプロ野球と助っ人外国人が好きな構成作家です。今回もプロ野球に関するコラムを楽しく書かせていただきます。
今週、衝撃的なニュースが入ってきました。
「中日ドラゴンズ・中田翔選手が現役引退を発表。」
……まだ早いよ!
ファンだけでなく球界内外にとっても、大きな区切りとなる出来事でした。平成を代表するスラッガーの突然の決断に、多くの野球ファンが驚いたことでしょう。
まだまだやれるとは思うんですが、思った以上に腰の痛みがひどかったようで……。中田選手はかーしゃの1個下の世代。
最近、自分と同世代のプロ野球選手がどんどん引退していってるな……。
……寂しいよ!!
かーしゃは1988年生まれ、いわゆる“ハンカチ世代”なんです。高校3年夏の甲子園で、斎藤佑樹(早稲田実・元日本ハム)と田中将大(駒大苫小牧・現巨人)が熱戦を繰り広げたことから注目され始めたこの世代。その後、プロ野球でも世界でも活躍したスターばかり。そんな選手たちも、年々ユニフォームを脱いでいっているんです……。
それでは、今回はハンカチ世代のこれまでと今について情報と野次で自由に書かせていただきます。
……始まるよ!
スターだらけ!黄金のハンカチ世代
まずは、ハンカチ世代ってどれだけすごかったのかを改めて今一度振り返りましょう。
【主な“1988年生まれ”の選手たちはこちら】
坂本 勇人(巨人)
レジェンド遊撃手
通算2000安打/首位打者/MVP/五輪金メダル/ベストナイン&GG多数
田中 将大(巨人、元楽天、元ヤンキース)
平成の怪物
24勝無敗でMVP(2013年)/MLB通算78勝/日米通算200勝間近
前田 健太(ヤンキース、元広島、元ドジャースほか)
技巧派エース
沢村賞2回/NPB通算97勝/MLB通算68勝(2025年時点)
柳田 悠岐(ソフトバンク)
フルスイング超人ギータ
MVP2回/首位打者/日本S MVP4回/トリプルスリー達成
大野 雄大(中日)
不屈の左腕
沢村賞/最多奪三振/最優秀防御率2回/ノーノー達成(2019年)
秋山 翔吾(広島、元西武、元レッズ)
シーズン最多安打男
216安打(2015年・NPB記録)/首位打者/最多安打4回
澤村 拓一(ロッテ、元巨人、元レッドソックス)
鉄腕リリーバー
セーブ王(2016年)/新人王
會澤 翼(広島)
日本プロ野球選手会会長
日本代表でも活躍/ベストナイン3回
宮﨑 敏郎(DeNA)
ハマの安打製造機
首位打者2回/ベストナイン3回
梶谷 隆幸(巨人、元DeNA)
走攻守の三拍子揃った選手
盗塁王/通算162盗塁
増田 達至(西武)
獅子の守護神
最多セーブ投手/最優秀中継ぎ投手
石山 泰稚(ヤクルト)
信頼の中継ぎ
CS・日本Sでも好投
石川 歩(ロッテ)
千葉の精密機械
最優秀防御率/新人王
……スターばかりだよ!
当時の高校野球・大学野球・プロ野球を熱くした立役者が勢揃い。「世代最強」という言葉がふさわしいほど、全体の粒がそろっていた層の厚さです。
素晴らしい選手ばかりでまとめるだけで楽しくなっちゃいました。主な選手だけでもこれだけいて、ほかにも多くの選手がいるわけですからね。
個人的には辻本 賢人(元阪神)が印象深いです。一軍登板はなかったのですが、15歳でドラフト指名されました。
……若すぎるよ!
当時、同い年の高校1年生だったので衝撃的でした。だって、微分積分も学ぶ前の出来事ですからね。
この世代の選手には同い年というだけで、何度も勇気をもらったし、彼らがプロで活躍している姿を見ると「まだ自分も頑張れる」と思わせてもらえました。
でも、いつからか「ベテラン」って呼ばれるようになり、最近では解説やコーチで目にすることも……。あの甲子園やプロ入り直後のキラキラした姿を見てきた側としては、なんだか感慨深いものがあります。
2025年の現役ハンカチ世代は今
それでは、現在もNPBで現役を続けているハンカチ世代の選手たちは、今どうしているのか。
かつてのヒーローたちは、今どこで、どうしているのか、今シーズンの成績を振り返ってみましょう。
坂本 勇人(巨人)
50試合 .207 3本 17打点
開幕から極度の不振に苦しみ、二度の二軍降格。
8/15に代打で3ラン放つなど、まだまだやれる。
田中 将大(巨人)
5試合 1勝1敗 4.79
今シーズンから巨人に移籍。
200勝間近も精彩を欠く場面も目立ち、二軍調整。
8月に1軍昇格以降好投が続いている。
前田 健太(ヤンキース)
7試合 0勝0敗 9.00
今シーズンは3球団を渡り歩く。
マイナー契約からメジャーへ返り咲けるか。
柳田 悠岐(ソフトバンク)
11試合 .286 2本 6打点
まずまずの成績も怪我で離脱。
今期中に復帰できるか。
大野 雄大(中日)
15試合 6勝4敗 2.38
今季は見事復活。
5年ぶりの2桁勝利なるか。
秋山 翔吾(広島)
49試合 .261 1本 4打点
高いミート力は健在。
シーズン中に怪我で離脱するなど満身創痍の状態が続く。
澤村 拓一(ロッテ)
9試合 0勝0敗 2.00
登板数は少なくなったが。
8月は好投も続く。
會澤 翼(広島)
20試合 .147 0本 1打点
出場機会減るものの、ベンチからチームを支える。
宮﨑 敏郎(DeNA)
84試合 .277 4本 33打点
不振で二軍落ち経験も、DeNAの5番を打つ。
8月の打率は3割越え。
石山 泰稚(ヤクルト)
28試合 3勝1敗 0.66
今季リリーフで大活躍。球宴にも選ばれる。
しかし、7月に怪我で離脱。
石川 歩(ロッテ)
1軍登板なし
昨季右肩の手術から実戦復帰。
未だ2軍調整が続く。
※2025年8月17日現在
……少し元気ないよ!
大野選手や石山選手、宮﨑選手は活躍しているものの、全体として、今季は怪我や不調に苦しんでいる選手が多く寂しいシーズンです。
同世代の選手が今も戦っている姿は、やっぱり励みになります。怪我や不調に苦しんでいても、まだ終わったわけじゃない。
……なんとか頑張ってほしいよ!!
ひとつの時代の終わり
引退のニュースが届くたびに、ひとつの時代がまた終わっていくような気がします。中田翔の引退でひとつの時代が終わったように感じた2025年夏。これから、シーズン終わるまでに球界を去る選手もいるでしょう。
でも、まだフィールドで輝き続ける選手たちもいます。
かーしゃ自身も“ハンカチ世代”として、彼らの最後までのプレーを見届けたいし、何より応援していきたいと思います!
がんばれ、ハンカチ世代! いつまでも応援しているよ!!
皆さんの世代のプロ野球選手はどなたですか? よかったらツイッターにコメントくださいね!
それでは、最後に同じくハンカチ世代の助っ人外国人のちょっとした情報をひとつ。
ロッテのソト選手(2018-)。元ロッテ・バルガス選手の奥さんの妹が、ソト選手の弟の奥さんです。
……身内だよ!!
それでは、今回はこのあたりで。次回の記事でお会いしましょう。
…………終わりだよ!
かーしゃ主催のイベント情報
筆者・かーしゃはプロ野球に関するイベントを開催しております! ご興味ありましたら是非ご参加ください。
①12球団ファン対抗プロ野球ネタバトル2025〈10月公演〉
12球団ファンの芸人によるプロ野球ネタバトルです。
毎月1回行われ、シーズンを通した合計ポイントが高いチームが“リーグチャンピオン”として年末の「日本シリーズ」で激突します!
日時:2025年10月6日(月)19:00開場 19:15開演 21:15終演予定
会場:としま区民センター多目的ホール(東京都豊島区東池袋1丁目20−10 8階)
料金:会場前売3000円 会場当日3500円 配信1600円
※会場チケットはユニフォーム着用で500円引きになります
<出演者>
後日発表