サントリー会長はなぜ“薬物”に手を染めたのか──電撃辞任の裏側
そうしたしたたかなアルジェリア政府のプロパガンダだと見抜けず、真に受けて役所に抗議電話をかけまくる日本人にも問題ありだと思うのだが。
さて、石破茂が追い詰められて、9月7日、突然「退任」を発表した。総理になって1年ももたなかった恥多い政権だった。
安倍晋三の総理時代に、あれほど批判がましく発言していたのに、自分が総理になったら何もいえず、何もできなかった。何のために何十年もの間、総理になりたかったのに、なってみたら何のために総理になったのか、忘れてしまったようだった。
少しは期待していただけに、私も残念である。
次の総裁選の本命は小泉進次郎、対抗は高市早苗だといわれている。どちらも期待できる人材ではない。小泉のほうが高市よりリベラルな感じがするだけだが、しょせん、同じ穴の狢である。
だが、そうした表の騒ぎをよそに、“キングメーカー”、実は「令和の闇将軍」を気取る男はこんな思惑を抱いていると、ポストが報じている。
その男の名は岸田文雄、元総理。石破を辞任に追い込もうと動いた。岸田派の連中に「石破に辞表を叩きつけるつもりでやっていい」という岸田からの指示が出たため、反石破派が勢いづいたと、旧岸田派の関係者が話している。
「今回の岸田のやり方は実に老獪だった。最初に石破倒閣運動の先頭に立ったのは旧安倍派や旧茂木派、それに麻生派だが、岸田は彼らに石破おろしの汚れ役をやらせながら、自分はそれには乗らずにキャスティングボードを握った。そしてタイミングを見て石破にトドメを刺すべく動いた。
旧安倍派を排除した石破政権を支えている旧岸田派が政務3役や党役員を引き揚げれば、政権はもたないと最初から計算していた動きだ」(政治ジャーナリストの野上忠興)
総裁リコールに失敗すれば旧安倍派や旧茂木派、麻生派の議員たちの責任、成功すれば岸田が手柄を独り占めしようとする絶妙なポジションに自分を置いていたというのである。
「石破は役割を終えた」と岸田の側近はいう。
「岸田さんは総理時代、裏金事件を機に派閥解散の方針を決め、岸田派とともに最大派閥の安倍派を解散に追い込んだ。だが、旧安倍派を徹底的に弱体化させるためには派閥解散だけでは不十分で、総選挙で裏金議員を公認せずに落選させる必要があった。それができるのはもともと安倍派だった高市早苗ではなく石破だった。だから石破を総裁にした。
岸田さんの思惑通りに石破は裏金議員を非公認にして落選に追い込み、旧安倍派議員は昨年の衆院解散総選挙と今年の参院選で半減した。もう石破の役目は終わったんだ」
派閥を解消したと見せかけて「自分だけは派閥活動解禁」だと、旧自派閥の会合を重ねているともいう。
麻生太郎は高齢で引退間近。菅義偉元総理は体調面で不安があるといわれている。目の上のタンコブだった安倍晋三はいない。
「国際的にも国内でも難しい情勢のなかで、政治を動かせるのは自分しかいないと自負している。自公が衆参とも過半数を割っている状況では、次の政権も短命に終わる可能性がある。岸田さんは次の総理だけでなく、次の次の総理も自分が決めるつもりなのでしょう」(旧岸田派議員)
岸田は68歳。たしかに周りを見渡しても、岸田より経験実績のある人間はいない。
私は、岸田がキングメーカーになるという素地は十分にあると考えている。
次の総裁選は小泉進次郎が優勢だといわれているが、超穴馬として、旧岸田派の林芳正官房長官というのはあるのではないか。
高石は嫌だが小泉もな~という議員には、林が一番無難ではないかという選択肢はあると考えている。
林が総理になって、岸田が影の総理。笑い事ではない。
ところで、皇室では40年ぶりとなる男性皇族の成年式が、9月6日に執り行われた。この日が19歳のお誕生日でもある秋篠宮家の長男・悠仁さんは朝から儀式に臨み、夜には身内による私的な祝宴が催された。だが、いとこにあたる愛子さんは、この宴には姿を見せなかった。それが波紋を呼んでいると新潮が報じている。
「宮内庁は7月下旬、一連の儀式や関連行事について発表しました。悠仁さまは『加冠の儀』の後、成年の装束である『縫腋袍(ほうえきのほう)』に着替えられ、儀装馬車に乗って宮中三殿へ拝礼に向かわれます。8月27日には、2頭引きで全長約4.5メートル、重さ1トンのその馬車が公開されました」(宮内庁担当記者)
続けて28日、宮内庁は儀式や関連行事の出席者を公表した。
「主催者である秋篠宮ご夫妻がご招待した方々のうち、皇族では89歳になられる常陸宮さまが欠席なさるとのことでした。また親族として、黒田清子さんや紀子さまの弟の川嶋舟さんらも参列することになっています」(同)
秋篠宮以来40年ぶりの慶事へ向けて、お祝いムードは高まるばかりだった。だが、そんな中、ある“異変”が生じていたと新潮はいうのだ。
「式の当日夜の祝宴は、18時半から帝国ホテルで催されます。私的行事の『内宴』という位置付けで、両陛下をはじめ上皇ご夫妻もお出ましになる。ところがこの場に、愛子さまは出席なさらないのです」(同)
愛子さんはいずこ?
「愛子さまは翌7日、新潟県で開催される『防災推進国民大会2025』に臨席なさいます。そのため6日は儀式に参列後、祝宴にはお出にならず夕刻の上越新幹線で新潟に入られるのです」(同)
9月7日は朝10時半から、能登半島地震の支援や課題に関するセッションを聴講されるという。内閣府などが主催し、今年で10回を数える同大会に、皇族が出席するのは初めてだと新潮はいう。
「その後は市の歴史博物館をご訪問。また翌8日には、2004年の新潟県中越地震で甚大な被害を受けた長岡市の山古志地区を視察なさいます。愛子さまはお勤め先の日本赤十字社でもボランティアの育成にあたられており、今年5月には能登の被災地をお一人で視察なさるなど、防災に関して極めて高い関心を持たれています」(同)
愛子さんのスケジュールも昨年から検討がなされてきたと明かすのは、さる宮内庁関係者。
「福祉やボランティアについての思いは入社後いっそう強まり、10回の節目を迎えた防災推進国民大会へのご出席を早くから希望され、実現に至ったのです。今後は、ご自身の大切な公務として毎年のご出席が見込まれます」(同)
悠仁さんの儀式と「バッティング」してしまったわけだが、そんなことを宮内庁が調整できないはずはない。
ネット上では、宮内庁への疑問や批判が溢れているようだ。
新潮によれば、こうした“波紋”が生じてしまう背景には、過去の「両家バッティング」が少なからず影響しているという。
2022年、悠仁さんの中学卒業式と愛子さんの成年の記者会見が同日に行われている。さらに遡れば2017年、皇太子夫妻だった両陛下が、「全国国民文化祭」と「全国障害者芸術・文化祭なら大会」に出席するために奈良県を訪問した日に、小室圭さんと眞子さんの「婚約会見」が行われている。
しかも今回は、愛子さんが新潟で出席する「防災推進国民大会」は1年以上前から日程が決まっていたというのだ。
この大会の議長は、愛子さんの勤務先である日本赤十字社の社長が務めているというから、愛子さんは是非出席したいと考えたのだろう。
ということは、宮内庁がそれを知りながら、秋篠宮家側の「成人式」の日取りを何もいわずに受け入れたのだろうか。宮内庁の真意を測りかねる。
私は、天皇家と秋篠宮家との間に何やら“確執”があるように匂わせる女性誌や一般男性誌の報道には違和感を禁じ得ない。
だが、そうした見方が流布される中、いたずらにそれを増幅させるような宮内庁の気配りのなさには、正直うんざりしている。
悠仁さんの成年式は滞りなく進み、悠仁さんの、若者らしいはにかんだ物いいに好感を覚えた。
この青年を伸び伸びと日々暮らせる環境を作ってやりたいと、つくづく思う。
さて、参政党である。
自民党のウルトラ保守派のお株を奪い、参院選で躍進した参政党だが、その勢いはまだまだ続いているようだ。
文春で自民党の2人の女性議員が、参政党の勝因をこう語っている。
稲田朋美元防衛相は、「結党以来、国民に安心感を与えるのが自民党の強みでしたが、『何をしたい党かわからない』と言われるようになってしまった」
さらに参政党の躍進については、こう分析する。
「一つは党首のカリスマ性。発言の内容がわかりやすく、発信の仕方も戦略的でした。加えて毎月十万円の給付や消費税廃止など実現不可能で無責任な政策が一部の有権者に刺さったのでしょう」
有村治子元女性活躍相は神谷の「言葉」への強烈なこだわりを指摘する。
「政策の深掘りも重要ですが、短時間でより賛同を得るには、言葉のインパクトも欠かせません。講演や街頭演説でマイク一本の勝負ができなければそこで終わってしまいます。私も『伝わってこそ』と常に自戒していますが、神谷さんの言葉をアップデートしていく執念と情熱を感じました」
更に有村は参政党が「自民党の保守政治家が創り上げてきた思想や問題意識を研究し、自らの血肉にしているのは明確」という。
さらに「安倍晋三総裁のもと民主党から政権を奪還した年、自民党が掲げたのは『日本を、取り戻す。』。参政党は『日本人ファースト』と打ち出した。どちらも国民の感性に訴えるメッセージ。国民に明確な理念を自民党がワンフレーズで出せなかったのは深刻な問題です」
2人とも、参政党には自民党のいいとこ取りをされ、自民党はそれ以上の明確なメッセージを打ち出すことができなかったといっているようだ。
私は、参政党関係者がいっている神谷参政党の強みに、納得がいく。
「オーガニックも反ワクチンも『余分なものを入れたくない』という意識が共通しています。いまの『外国人を入れたくない』という思想もこの延長線上にある。それが従来の保守的な考え方と相まって、昨年の衆院選で『日本をなめるな』というフレーズを掲げた。そして今回、『日本人ファースト』が生まれたのです」
きわめてシンプルで、日ごろもやもやしたものを抱えている人間には、すんなり入ってくる「飲み込みやすさ」が受け入れられた要因であろう。
しかし、だからどうなんだと問えば、それ以上は返ってこないのではないか。
それプラス、この党の強みは、少人数の人間たちとでも対面して“洗脳する”細やかさにあるようだ。
新興政党に詳しいジャーナリストがこう解説している。
「参政党がれいわや日本保守党と違うのは、対面式のイベントが多いこと。SNSで若年層の支持を集め、対面式のイベントで中高年の支持者を獲得することで、幅広い年代からの支持を得ている。また、対面形式のイベントは特定の分野に問題意識を持つ人々が集まり、安心感や心地よさを求める場になる。地域の中間共同体の役割を果たしている面もあるのでしょう」
参政党の大躍進に恐れをなした石破茂自民党は、情けないことに、参政党の後を追って「外国人排斥」を強めようとしている。
「危機感の表れか、ここにきて自民党にも平仄を合わせるような動きがある。八月二十八日、麻生太郎最高顧問が神谷氏と会談を行い、政策を巡って意見交換を行った。鈴木馨祐法相は翌日、外国人の受け入れに関する私的勉強会の中間報告書を公表。外国人比率の高まりは『諸外国においても社会の分断や政治的な混乱につながるケースがある』とし、政府として対策を検討する必要性を示した」(文春)
ポスト石破が高市早苗になったら、参政党と連立政権を組むのではないか? そうなったら日本脱出だな。どこへ行く? シリアにでも行くか。
お次は読売新聞がおかしいという文春と新潮の特集記事。
7月23日には「石破首相 退陣へ」と報じ、号外まで出した。
それだけではない。8月27日には、勤務実態のない人物を公設秘書として届け出て、秘書給与を詐取していたとされる容疑で、日本維新の会の議員を東京地検特捜部が捜査に動いていると報じたが、石井章参院議員(9月1日に議員辞職)ではなく、池下卓議員だと誤報してしまったのである。
これほどの大誤報なら、編集局長の首が飛んで当たり前だと思うが、政治部長や社会部長の更迭程度で済ませたというのである。
渡辺恒雄、いわゆる“ナベツネ”が生きていたら、自らを首にしただろう。
読売は昔々、社会部帝国主義といわれる時代があった。政治部に対抗して、徹底的に取材して書くという伝統である。しかし、社会部はナベツネ政治部に追いやられ、昔日の面影はない。したがって今の読売に「取材の徹底」を求めるほうが無理というものだ。
子どもがそうなのは親を見て育つからである。読売の社長は山口寿一(68)という。
文春によれば、山口社長は日本相撲協会の外部理事を務めているというが、こんなことをやっているというのだ。
「山口社長は2016年から、日本相撲協会の外部理事も務めている。八角理事長(元横綱北勝海)の新体制発足に伴う人事でした。八角理事長は、読売法務部長経験者として裁判関係に強い山口氏に相撲協会が抱える裁判についての相談に乗ってもらうなど、山口氏に頭が上がらない。そのためか、相撲協会のおカネで、毎年三月四日の山口氏の誕生日にあわせ、高価なプレゼントを贈っているのです」(相撲協会関係者)
文春はプレゼントの領収書や経理資料を入手したという。
「2021年には高級ブランド『モンブラン』のボールペンが六万三千八百円で購入されており、領収書の宛名は『日本相撲協会』となっている。協会はこの領収書に『山口理事 御祝」と記入して台帳に保管。領収書とあわせて提出されたとみられる商品の説明資料には、「2020限定人気モデル(星の王子さま)」と記され、クリップ部分に「T.Yamaguchi」の名入れが施されたことが記載されている。さらに、「経理女子の先生の印象は、『ネイビーブルーの夜空に星がキラキラ』で共通していました」とのメモ書きが残されていた。
読売グループ広報の答えは、山口社長の“ごっつぁん”について「違法な利益供与には当たらないというのが当社の見解です」とした。
メディアの社長にあってはならないことだと思わないのか? こりゃあだめだな、読売は。
さて、今週最後の特集は、文春の新浪剛史インタビュー。
9月2日、新浪サントリーHD代表取締役会長が突然解任された。剛腕、名経営者といわれていた新浪の解任理由は、麻薬取締法違反容疑で自宅に強制捜査が入ったということだというのである。
いったい何が起こったのか?
捜査関係者がこういう。
「今年八月九日、福岡県警は違法大麻成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)を含む商品を押収。その後、県警は持ち主である福岡県在住の男を逮捕しましたが、商品の郵送先の一つとして新浪氏の自宅が判明したため、麻薬取締法違反容疑で自宅に強制捜査を行ったのです」
新浪は文春対して80分も答えている。
《捜査当局に疑いを持たれた経緯は?
「二十二年頃、ニューヨークで日本の駐在員のVIPなどの健康管理をしている六十歳くらいのマッサージ師の女性と知り合ったのがきっかけです。サントリーアメリカの社長に紹介されました。彼女はCBDの大ファンで『とにかく使いなさい』と。『でも、いろいろ危なくないの?』と聞いたら『いや、絶対大丈夫。私の十五歳の娘に飲ませているんだから』と」
BD(カンナビジオール)とは、大麻の主成分の一つで、ストレス緩和や睡眠導入の効果が期待される。大麻由来成分を使用した医薬品は二三年の大麻取締法改正で国内での使用禁止規定が削除された。しかし、同時に麻薬取締法が改正され、同じく大麻由来の成分であるTHCが麻薬と位置付けられた。今回、新浪社長は購入したCBD製品にTHCが混入していることが疑われ、強制捜査の対象となったのだ。
「最初は私が持ち帰ろうとしたのですが、CBDに厳しいと言われているドバイを経由するため諦めたのです。事件発覚後に知ったのですが、荷物の半分は彼女が来日した際に福岡にいる彼女の弟に渡し、私の自宅に送った。残りは彼女がアメリカから郵便で弟の自宅に送り、弟が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されてしまったのです。二回目があるのは全く私は知りませんでした。私が購入したものかどうかも分かりません」
――なぜ逮捕を知ったのか?
「八月九日私はニューヨークにいて、彼女から連絡があって知りました。『新浪さんの名前も(郵送先に)入っちゃっている。だから、新浪さんの家にも警察が行く。迷惑をかけるかもしれない』と。私は二十三日に海外出張の予定だったので、警察が来るなら前日二十二日だろうと思った。そうしたら、当日朝七時半に(捜査員が)やってきた。ガサ入れは二時間半くらいで終わり、自宅のベッドの脇で六ページ分の調書を取りました」
――実際、自宅に違法な商品が郵送されたのか?
「(出張が多く)自宅での荷物の受け取りは全て家内がやるので、よく分からない荷物は捨ててしまうのです。なので、ガサ入れのときには何も部屋から出ませんでした。その後の尿検査でも陰性反応でした」
――THCが含まれていることは把握していた?
「私はもちろん、(姉弟の)二人も違法性の認識はないんです。なぜ、そういったものが含まれていたのか、一切わからない。アメリカで作った商品は、精度が低いんだと思うんです。すごくいい加減ですからね。ちなみに、私は弟とは面識がありません。彼はお姉さんに言われて、私の自宅に送っただけです」
――なぜ、直接自宅に郵送してもらわず、門司港を経由したのか。
「向こうから航空便で送ると、不在の際に手を煩わせてしまうから、再配送サービスの充実している日本のクロネコで送った方がいいと判断したようです」
ここまでで、私には納得できないところがある。なぜ、面識のない女性の弟にブツを送ったのか。やばいブツと認識していたのではないか。
亭主に送られてきた荷物を奥さんが捨ててしまったという説明も納得がいかない。証拠隠滅を奥さんに頼んだのではないのか。尿検査が陰性だったのは時間が経っていたからか、違法薬物の量が少なかったからではないのか。
新浪の説明では、すべてがシロとはいい切れないのではないか。
「八月二十一日に事態を把握したサントリー社は翌日夜、外部弁護士による新浪氏へのヒアリングを行った。二十六日に開かれた臨時取締役会で出張中の新浪氏本人がリモートで説明を行い、二十八日、新浪氏をのぞく全取締役・監査役で話し合いの結果、全会一致での辞職勧告に至った」(文春)
新浪は急転直下の“解任劇”に戸惑いを隠さないという。
「この十年間、会社のためにものすごい量の海外出張をこなしてきました。マイルにしたら五十万マイルくらい、地球十五周くらいです。それくらい、海外のビジネスは難しい。体はボロボロになるんです。それでも仕事をしなきゃいけない。そこで彼女に『CBDを使いなさい』と言われたのです。少しでも寝ないと、本当に認知症になりますよと。だけど全然効かないから、今もCBDなんか飲まずに睡眠薬を飲んでいますから」
新浪の仕事ぶりは評価するが、それだけ社内にも敵をつくったということだろう。
だいぶ前にコカイン使用でオリンパスのCEOが逮捕されたが、その理由も「疲れを見せずに仕事をするため」だった。
まだこの事件の真相は藪の中だが、忙しいから薬物を使ったという理由は通らないこというまでもない。(文中一部敬称略)
(文=元木昌彦)