CYZO ONLINE > カルチャーの記事一覧 > 高市首相と統一教会、週刊現代迷走、そして山本太郎不在の永田町

高市首相と統一教会、週刊現代迷走、そして山本太郎不在の永田町 元木昌彦が斬るスクープ週刊誌最前線

高市首相と統一教会、週刊現代迷走、そして山本太郎不在の永田町 元木昌彦が斬るスクープ週刊誌最前線の画像1
高市早苗(写真:GettyImagesより)

<今週の注目記事>
1「2・8総選挙 完全版ぶち抜き13P 自民&維新大誤算 全選挙区当落リスト」(「週刊文春」2月5日号)
2「高市選挙事務所裏帳簿を入手! 統一教会&逮捕社長のパー券購入を隠蔽していた」(「週刊文春」2月5日号)
3「『息子』不出馬のウラで高市首相夫妻は離婚危機」(「週刊新潮」2月5日号)
4「『捜査は大失敗』薬物疑惑『米倉涼子』を書類送検したマトリの論理」(「週刊新潮」2月5日号)
5「ゆうちゃみ(24)が“元カレ”格闘家と『復活のお泊り愛』」(「FRIDAY」2月13日号)
6「病気療養で議員辞職 山本太郎全身全霊メッセージ」(「サンデー毎日」2月15・22日号)
7「新連載 風の街、シカゴから 柳美里」(「週刊現代」2月16日号)
8「日経、共同の次は読売がビンタで日銀キャップ3連続更迭」(「週刊文春」2月5日号)
9「北海道や京都は…渡航自粛で判明した中国人『訪日観光客』のウソとホント」(「週刊新潮」2月5日号)
10「『マコのおかげで…』美術家が絶賛 眞子さんのアート施設」(「週刊文春」2月5日号)

 少しご無沙汰しました。2週間、ハワイに行ってきました。物価高、超円安の今、何故ハワイなのか?

 ご不審に思う方もおいででしょうが、以前から決めてあったので、仕方なくというところですね。

 しかし、物価高と超円安は半端じゃなかった。

 超円安の最初の実感は3万円の両替時。手数料を入れて1ドル=167円。返ってきたのは180ドル。価値が半減してしまったというのが実感。

 着いた日の朝のハワイは「冬季」と曇天のためだろう気温は24度。日が陰るとやや肌寒い。腹が減ったのでリゾート内のミニ・スーパーで早速、ホットドッグを買う。一昨年秋は日本円で約1200円だったが、今回は12ドル(約1920円)。ま、値上がりは仕方ないと思って包装紙を開けると、前より2、3割がた小さくなったパンに、これもやせ細ったウインナーが挟まれているだけ。実質的な大幅値上げである。ドトールのジャーマンドッグは320円だぞ!

 今回は「異常な円安」に打ち勝とうと、終戦直後の“担ぎ屋”よろしく、コメ、ソーメン、パスタ、紙パックの1.8リットル芋焼酎、タバスコ、ソースなどを詰め込んで行った。

 ハワイではマイタイというカクテルを飲むのが楽しみだが、1杯22ドルだよ、約3500円。これに店で呑めばチップが15%~20%かかる。

 やはり、私のような由緒正しいビンボー人が行けるところではなくなってきたな、というのが実感でした。

 さて、まずは小室眞子さんのお噂からいこう。

 小室圭と眞子さん夫妻の最新ニュースを文春が報じている。

〈この素敵な展覧会に参加できたことを嬉しく思います。それもこれも、(中略)キュレーターのマコ・コムロさんのおかげです〉

 2025年5月にフィンランド出身の女性美術家が、インスタグラムにこう投稿したという。絶賛されているのは秋篠宮家の長女で、現在はアメリカで暮らす小室眞子さん(34)。

 文春によれば、21年11月に渡米した小室圭・眞子さん夫妻は、23年にはマンハッタンからコネチカット州のマンションに引っ越したという。昨年3月には、閑静なエリアに遂に1軒家を購入し、5月には第1子出産が発表された。

 ニューヨークの法律事務所に勤務する小室圭は、一時は育休をとっていたが、今は勤務に復帰しているという。

 一方、眞子さんのほうは、学芸員の資格を持ち、日本では学術標本を展示するインターメディアテクに勤務していたため、渡米間もない22年2月にはニューヨークのメトロポリタン美術館のウェブサイトで、日本画の解説文も手掛けたが、それ以降は、そっち方面では目立った動きはなかった。

 だが、女性セブンが、眞子さんがアート施設に通っていることを報じた。

「圭さんが車で送り迎えをしてくれて、週に二〜三回、子連れで通っていたそうです」(出版関係者)

「この施設は、コネチカット州グリニッジの芸術活動の促進を目的に立ち上げられた非営利団体が運営。市民向けに美術クラスなどを開催するほか、施設内にはギャラリーもある。学生などをインターンとして受け入れ、展示企画の実務体験ができる場でもあるのだ。

『眞子さんはアート施設の、二五名ほどいる無給のボランティアの一人。クラスを受講しつつ、ギャラリーでスタッフとしても活動しています』(美術関係者)

 彼女をサポートしているのが、ペルー出身で、母方が日系人の女性エグゼクティブ・ディレクター(ED)。

『大学で美術史の学士号を取得し、三十年にわたってキュレーターとしてグリニッジ周辺で活動してきました。眞子さんと同じ一児の母でもある」(同前)』(文春)

 文春によれば、眞子さんがここで働き始めたのは2024年からだという。

 昨年4月から5月にかけては、5人のアーティスト展示にキュレイターとして尽力していたそうだ。

「参加したアーティストは、フィンランド、台湾、韓国、ブラジル、カメルーンと、みな国外にルーツがあり、そこに光をあてた構成が印象的でした。NYのチェルシーに拠点を置く国際的なギャラリーとも協力し、作品を借りるなどの交渉を経て、眞子さんたちは展示を作り上げたようです」(同前)

 冒頭のインスタグラムの投稿は、この展示に出品したフィンランド出身美術家のものだという。花の刺繍をあしらった手工芸品やタペストリーなどを手掛けるアーティスト。彼女はよほど眞子さんの仕事ぶりが気に入ったのだろう。1度ならず3度もSNSで、「Thank you」とお礼を投稿しているそうだ。

 眞子さんの念願の仕事が見つかり、私生活でも1児の母。よかったね! といいたい。

 お次は、高市首相の「台湾有事」発言で、中国人観光客が激減。中国人で食べていた京都や北海道、白川郷などのホテルは大変だろうと思っているようだが、新潮が調べてみると、観光地は意外にもそうではないというのである。

 京都では、路上タバコや、舞妓を追いかけたり、白タクが減ってせいせいしているという。

 北海道の札幌でも、中国からの観光客は半減したが、他国からの観光客が多くなり、稼働率は戻ったそうだ。

 東京浅草のさるホテルも、シャンプーやメモ帳、中にはドライヤーまで持っていってしまう被害に遭っていたから、中国人が来なくて残念だという気にはならないという。

 白川郷も変化はないといっている。

 やはり中国人が嫌われるのは、そのマナーの悪さからだろう。

 歩きながら食い、残りを道へ捨てていく。落書きなどは当たり前で、観光名所に行く途中で催すと、どこかもわきまえず、糞ションベンをしていったそうである。

 これからは韓国人など、マナーをわきまえた国の人を呼ぶようにしていくと、観光地の旅館やホテルは考えているそうだ。

 私は、名所の観光関係者の多くがこう考えているとは、正直思えない。中国人が抜けた穴を埋めるのは大変だろう。

 だが、この国でもコロナ禍の最中は外国からの観光客がバッタリいなくなった。そうした苦い経験が生きているとは思う。

 この記事を習近平国家主席が読んだら何と思うだろう。嫌がらせのため、以前より大量の中国人を日本へ送り込めというのだろうか。聞いてみたいものではある。

さて、利上げだ、円安だで、日銀担当記者は多忙を極めているという。

 その記者たちを束ねているのが日銀キャップ。エリート中のエリートなのだそうだ。

 そのエリートたちの中で、最初に姿を消したのは日本経済新聞のAキャップだったという。昨年8月だった。

「A記者は2007年入社で金融回りを10年近く担当。夜討ち朝駆けも精力的だった。ですが、親密な取材先に掲載前の記事のゲラ(下刷り)を見せていたことが発覚。自らの執筆記事以外も漏らす、報道機関としての“御法度”を犯していた」(日経新聞関係者)

 次は共同通信のキャップが更迭されていたと「FACTA」が2月号で報じた。

「40代男性のB記者です。ロンドン駐在歴があり、以前は金融庁も担当。そのB記者について昨年12月下旬に突然、経済部長から部内に『諸事情のため日銀キャップを外れ、しばらく休む』旨のメールが流された」(共同通信関係者)

 何があったのか?

「B記者は元々パワハラ的、セクハラ的行為で有名で、現場記者から上層部への相談が発端です。経済部長には可愛がられる反面、部下には『何でやらないんだ!』と厳しく叱責し、取材相手への電話も高圧的。そんな中、取材先企業の女性広報に性的な内容を含むメッセージを送っていたと指摘され、更迭の理由の1つとなりました」(同前)

 B記者は2月から他部署への異動が決まったという。

 3人目は読売の日銀キャップ。

「同社の日銀クラブ記者たちの飲み会があった。懇意にしている企業広報も呼び出して、経済部の分室近くの飲食店で飲み直していた。この席でC記者は、部下の記者の顔をいきなり、平手打ちしたのです。このことが上層部に知れ、C記者は年初から担当を外されました」(読売関係者)

 やはり忙しくてストレスが溜まるのだろうか。哀れを催す話である。

 ところで、私は、現代を週刊誌として認めていない。隔週刊であることはもちろんだが、内容も週刊誌でもなく月刊誌でもない中途半端である。

 こんなになってしまった現代を哀れに思う。私を含めた歴代の編集長たちの努力を無にしてまで続ける意味は全くない。週刊現代という名をこれ以上汚すことなく、休刊して、新しい雑誌を創刊したらいいと思うが、それも難しいだろう。

 人材がいない。このままでは新しい人材も出てこないだろう。

 ところが、今度就任した新しい編集長が、現代をリニューアルすると新聞のインタビューに答えたというのである。

 今井照容の「文徒2月2日」から引用させてもらう。

《17年ぶりにロゴやデザイン、レイアウトを変更してリニューアルに臨んだが1年も経たないうちにまた「大幅リニューアル」だって!中日新聞Webは1月29日付で「ヌードグラビアをゼロに 週刊現代が大幅リニューアル『お茶の間の週刊誌に』新編集長が語る週刊誌ジャーナリズム」を掲載している。

《政治や事件、芸能のスクープや調査報道など、週刊誌報道の一翼を担ってきた「週刊現代」(講談社)が、誌面をリニューアルしてから1年がたった。臼杵明裕編集長は「より深掘りしていく記事を出していきたい」と話す。

週刊現代は2025年の年末年始合併号から、表紙をがらりと変えた。特徴の一つでもあったヌードグラビアはゼロに。派手な見出しが並ぶ表紙から、俳優やスポーツ選手の写真を中心に据え、すっきりとした印象にまとめた。内容も記事の本数を減らす一方で、1本の記事を長めにし、じっくり読んでもらえる形にした。》
https://www.chunichi.co.jp/article/1200372

 私は編集長が交代したことも、大幅リニューアルしたことも知らなかった。臼杵が昨年12月31日にこんなポストを発表していることも知らなかった。

《2025年、週刊現代は大きく変わりました。
・記事内容、表紙&誌面デザインを全面リニューアル。従来の「高齢男性読者」だけに特化した内容から、もちろん女性も含めて、広い世代の読者が楽しめる誌面に

・「週刊現代といえばヘアヌード」から脱却。水着・ヌードグラビアは掲載しなくなりました(「減った」ではなく、いまは全くありません)

・「死ぬまでセックス」といった名物企画も、かつては広くご支持いただきましたが、いま新たな読者を得るためにはむしろ枷になり、メディアとしての可能性を狭めてしまいかねない。しっかりと取材し、面白くてためになる・役に立つ企画に注力する

・過激、極端、極論で雑誌をつくるのは、なんか違う。いま出版社の媒体に求められているのは、スリルよりも信頼だと考えます。現場取材や実名でのインタビュー、コメントを重視しつつ、さらに著名な書き手、新鋭の書き手に寄稿いただいて、地味でも信頼できる、共感できる記事を増やしていく

・手前味噌ですが、業界最年少37歳の編集長がこの年末に就任。異例ですが、スポークスマンとして自ら実名発信しながら、「週刊誌のイメージをひっくり返す」を目標に一冊一冊つくっていきます

 2026年は、まずはこうした変化を「知っていただく」ことから始めたいと思っています。1959年の創刊からあと3年で70年、来年もどうぞよろしくお願いいたします!》
https://x.com/usukine1/status/2006235600693944545

 そうか! 2025年4月に生まれ変わった「週刊現代」の大幅リニューアルを知ってもらうべく編集長は中日新聞のインタビューに応じたということなのか。

 私からすれば「週刊現代」を読まなくとも「現代ビジネス」があれば充分である。(中略)「週刊現代」の記事はダラダラしていて面白くない・・・これが私が「週刊現代」に対して抱くイメージだ。

 そういえば「週刊現代」編集長OBの元木昌彦も「CYZO ONLINE」の連載で「週刊現代」の記事を取り上げなくなって久しいが、そんな元木は2024年12月24日付で次のように喝破している。

《私の友人からの情報だが、週刊現代が3月31日をもって週刊誌をやめて隔週刊誌になるようである。》

《今でも月3回刊という変則刊行だから、かえってすっきりしていいと思うが、そうなれば「週刊」というタイトルは使えなくなるのではないか。

ネットの現代ビジネスとは今でも連携しているが、これからは現代ビジネスのほうが主体になるのであろう。》

《いよいよ週刊誌という刊行物がなくなる時代が本当に来たようだ。

 そう思って今日発売の現代の新聞広告を見てまた驚いた。大きな見出しで「もっとも読みやすく、もっと面白く! 表紙も誌面もリニューアル」とあるではないか。続けて、「マスコミの影響力がますます弱まり、インターネットで拡散されたフェイクニュースが国の未来すら変えてしまう時代になりました。『雑誌』だから読めることを大切に、より深く、より充実した情報を読者の皆様に届けるため週刊現代は生まれ変わります」とある。

 その上にある表紙は秋篠宮佳子さん。横に「佳子内親王殿下」とある。古臭い、何やら半世紀前の週刊朝日のようだ。

 だがもっと驚いたのは目についた記事である。

「鏡リュウジン 占星術研究家と読み解く2025年 あなたの星と運気はこう動く」「『迷信』と考える人にこそ読んでほしい風水と科学」「開運招福 運気を呼び込む私の習慣」

 リニューアルって占い雑誌にすることだったのか! 売れないので女性読者を増やそうというのか! これがより深い、より充実した情報だというのか!》

《まあ、私の子どものような世代が週刊誌を作っているのだから、年寄りが何いってんだと思われているのだろう。だが、これだけはいっておきたい。

 週刊誌の原点は、新聞・テレビにできないことをやることだ。リニューアルするならその原点を忘れないでくれないか。それさえ守れば、まだまだ週刊誌は生き残れるはずだ。それ以外のことは些末なことだ。リニューアルとは、古臭い新聞社系週刊誌がやっていたことをやることではない。》
https://cyzo.jp/society/post_373514/

 結局、元木が指摘する「古臭さ」を「週刊現代」は克服することなく今日に至っているということだ。今の「週刊現代」のどこを探しても「週刊誌の原点」は見当たらない。こんなもの週刊誌ではない。それでも休刊しないのは漫画が莫大な利益を生んでいる余裕のなせるワザだろう。さすが講談社である。》

 今週の週刊現代をパラパラ見たが、これという記事は見当たらない。みなどこかで既にやった二番煎じのように見える。

 だが、1本あった! 柳美里が始めたノンフィクション「風の街、シカゴから」である。

 柳によると、シカゴという町は「風の街」といわれているそうだ。現在、シカゴは、トランプによる不法滞在者たちを摘発したり、強制送還させる政策で、死者が出たりケガ人が出て、市民のデモがベトナム反戦の時のように燃え盛り、一触即発の危機にある。シカゴという街は、歴史的に民主党の牙城で、バラク・オバマを輩出した街でもある。

 トランプはそのシカゴを蛇蝎のごとく嫌い、こういったという。

「シカゴは、何故、戦争省と呼ばれるのか、その意味を知ることになる」

 その街に、柳は昨年12月から2026年の9月まで滞在して、何が起きているのかを書くというのだ。

 柳がいくところ必ず何かが起きる。

 昔はこういうリアルタイムノンフィクションがいっぱいあった。新聞記者のつまらない現地報告とは一味も二味も違った生の息遣いを楽しんだものである。

 私は、週刊現代を月刊誌「現代」(かつてあったが休刊になった)にして、面白いノンフィクションを載せたらいいと思う。一家で読める週刊誌などと、50年も前に新聞社系週刊誌がほざいていた古臭くてバカバカしいキャッチフレーズなどドブに捨ててしまえ、といいたくなる。真剣に記事作りをしている編集部員には可哀そうだが……。

 今回の選挙で一番寂しいのは、れいわ新選組の山本太郎代表(51)の姿がないことだ。彼は1月21日、参院議員を辞職した。血液のがんの一種「多発性骨髄腫」の1歩手前と診断され、今後は治療に専念するという。「生きるための選択」で、無期限で活動停止するそうだ。

 その山本にサンデー毎日誌上で倉重篤郎がインタビューしている。熱い彼の思いが伝わってくる。それだけに彼の不存在が残念だ。

 山本の話の核の部分を紹介しよう。

 山本が抜けたれいわ新選組がどうなるかについて。

「つまり今は、『次はあなたの番だよ』という局面だと思う。『山本太郎がいなくてもやれるんだよ』と。人々の力がどれぐらいのものなのか。永田町に対して、この国を食い物にしている資本家たちに対して、人々の力を示すチャンスだと思っています」

 自身のこれまでを振り返って。

「私が議員を務めていた最初の参議院、13年からの6年も合わせて『聞き分けのない一人が諦めずに本気で抗えば、ここまでできるんだぜ』ということを示してきた」

 政治への熱情に変わりないかについては、

「この国を変えることの熱量はまったく下がっていない。この国を変えるために何が、誰が必要か。『私たちが考えているような社会を目指していくなら、誰ができますか?』と問うたとき、今の永田町には誰もいない。そう考えると『私がやるしかない』という思いは変わっていないです」

 高市首相には当然ながら批判的だ。

「高市さん自身が壮大な詐欺的立ち居振る舞いを続けている。たとえば『責任ある積極財政』みたいな言葉を掲げている。『責任ある』というのは、誰に対しての責任ですかということだ。(中略)一方で18兆円規模の予算を何に使っているかと言えば、軍事関連が中心で、自分たちに票として、カネとして、返ってくるところに手厚く分配されるようになっている。つまり、『責任ある積極財政』とは、自民党がぶっ壊した日本を立て直すための積極財政では全くない。自分たちがカネと票を集める上で、それに応えてくれる人たちへの恩返しの積極財政でしかない」

 私はここで拍手をする。

 中道連合への批判も的を射ている。

「『中道』というワケのわからないことを名乗りながら、『原発再稼働OK』で『集団的自衛権も違憲ではない』という方針を示している。この先進む道は何ですか? 自民党とほとんど差がないだろう」

 参政党については、

「ある意味で宗教的でマルチビジネスみたいなものが草の根を偽装した政党だと私は思っている」

 パチパチ。

 多発性骨髄腫という血液のガンの一歩手前だという。このまま政治をやっていたら、間違いなくガンになり、闘病するかもしれない。そこで一度政治から降りて、もう一度帰ってくるという。

 今回の選挙で、有権者にいいたいことは、

「山本太郎やれいわ新選組も含めて、すべての政治家を疑ったうえで、ジャッジしていただきたいです。その目がなければ社会を変えることはできない」

 惜しい。この男がいない永田町では、何一つ変わることはできないだろう。有権者たちよ、今一度、高市自民党で本当にいいのか、立ち止まって考えてみてほしいと、私も思う。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2026/02/05 12:00