26年ぶりの新作アニメ『地獄先生ぬ~べ~』で注目! 声優・置鮎龍太郎の「玉に瑕」な意外な“懸念点”


7月2日より放送を開始した新テレビアニメ『地獄先生ぬ~べ~』(テレビ朝日系)。主演を務める声優・置鮎龍太郎について、業界関係者は意外な懸念点を指摘する。
『地獄先生ぬ~べ~』、26年ぶりの新作アニメが放送開始!
『地獄先生ぬ~べ~』は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて1993年38号から1999年24号まで連載された超人気オカルトコミック。不可解な怪奇現象が多発している童守町の小学校に赴任してきた「鬼の手」を持つ霊能力教師、「ぬ~べ~」こと鵺野鳴介が生徒たちを守るために妖怪や悪霊を退治する学園コメディーアクション漫画だ。
1996年4月にテレビ朝日系でアニメ化を果たし、劇場アニメは3作公開された。また、テレビアニメの続編としてオリジナルビデオ(以下、OVA)3作をリリース。2014年10月期にはSUPER EIGHT(当時は関ジャニ∞)の丸山隆平主演の実写ドラマが日本テレビ系で放送され、そのほかゲームや小説も発売された。
今回は、99年発売のOVA『地獄先生ぬ~べ~ 史上最大の激戦! 絶鬼来襲!!』以来となる新作で、時代設定を現代に変更。テレビ朝日系のアニメ枠「IMAnimation W(イマニメーションダブル)」で毎週水曜午後11時45分に放送。「分割2クール」として、第2クールは2026年1月からの放送が予定されている。
生徒役の声優には新キャストを迎えた一方、主人公・ぬ~べ~を置鮎龍太郎、ぬ~べ~のライバル・玉藻京介役は森川智之が続投することで往年のファンを喜ばせていた中、1時間スぺシャルとなった7月2日の初回では、ロックバンド・FEEL SO BADによる96年放送時のオープニング主題歌『バリバリ最強No.1』が流れる場面も。ネット上の視聴者たちは、「置鮎さんと森川さん続投で本当良かった」「昔と声が変わってなくてすごい」「生徒たちの声も違和感がなくてよかった」「ぬーべーのスマホからバリバリ最強No.1流れてたのまじでアツい」などと沸き立っていた。
「なお、置鮎は1990年に『ドラゴンクエスト』(フジテレビ系)のリリパット役でデビュー後、『SLAM DUNK』(テレビ朝日系、91年10月~96年3月)の三井寿、『テニスの王子様』シリーズ(テレビ東京系)の手塚国光、『トリコ』シリーズ(同)のトリコなど、さまざまな人気キャラクターの声を担当してきました。そんな彼にとって、『地獄先生ぬ~べ~』はテレビアニメ初主演作で、今年3月に行われたイベント『AnimeJapan 2025』のステージでは、ぬ~べ~について『自分の分身のような存在』と語っていたほど。約26年ぶりの新作アニメには、相当な思い入れがあるはずです」(勅使河原みなみ)
『地獄先生ぬ~べ~』主演声優・置鮎龍太郎の意外な“懸念点”とは?
そんな置鮎について、制作会社関係者からは意外な“懸念点”が聞こえてきた。
「とっつきにくい雰囲気をまとっている置鮎ですが、根っこにあるのはオタク気質で、決して近寄りがたい人物ではなく、クールな外見と中身にギャップがあるタイプ。唯一無二の低音ボイスを持ち、演技力も非常に高い実力派で安定してそつなく仕事をこなす人です。なお、一見すると寡黙な印象の置鮎は、実は少々やらかしがちな一面も。業界内の噂話が好きで、つい首を突っ込みたくなる性分のため、SNSなどでも軽率な発言をしてしまうことがあるのが玉に瑕です。いつか大きな炎上事案を起こさなければいいのですが……」
一方、トム・クルーズ“公認”の吹き替え声優としても知られる玉藻役の森川については、以下のように語る。
「SNSでの情報発信など、パーソナルな部分に独特の美学が感じられ、その“癖”に苦手意識を持つ人もいるかもしれません。しかし、声優としての実力は折り紙付き。アニメ、外画問わず幅広いジャンルで“森川節”を発揮しながら、そつなく演じきることができる一流の表現者です。声優としての王道を貫く姿勢に加えて、声優事務所・アクセルワンを立ち上げ、養成所のアクセルゼロの運営まで自ら手がけるなど、経営者としての顔も持ちます。養成所の運営も誰かに任せきりにせず、自ら講師として教壇に立つ誠実さがあり、声優という職業に対して真摯に向き合っている姿勢がうかがえます」
そして何より、置鮎と森川に共通するのは、個性的な声を武器に持ちながらも、それに甘えることなく、「一つひとつの現場で誠実に役を演じ続けてきたからこそ、今日まで第一線で活躍し続けている。長く業界に身を置き続けるための努力と覚悟が、その歩みににじみ出ている」ことだという。
ベテランの2人が新たな『地獄先生ぬ~べ~』ではどんな演技で魅了してくれるのか、今後の放送に注目だ。
(取材・文=サイゾーウーマン編集部)