国分太一の見えない今後――人権救済や株式会社TOKIO廃業が進まないワケ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

高市早苗内閣の支持率が69%(朝日新聞社調査)という高さだ。これまでの保守タカ派ぶりや夫婦別姓反対を主張するなど、特に女性からの支持が低いのではとされたが、蓋を開けたらそうでもないらしい。フェミニストからの批判は大きいが、しかし女性初の首相として今後どんな実績を上げてくれるのか否か、注意深く見ていきたい。
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
第770回(11/13〜11/18発売号より)
1位「独占キャッチ TOKIOは解散、TOKIO-BAは閉鎖も――『国分太一を見捨てない』」(「週刊女性」12月2・9日合併号)
2位「美川憲一『親友うのも面会拒絶』で不屈闘病」(「女性自身」12月2・9日合併号)
3位「アグネス・チャン語る 70歳美の秘訣は『亡き母の口癖』」(「女性自身」12月2・9日合併号)
株式会社TOKIOに関する不思議な出来事
6月20日の日本テレビ社長会見から5カ月、さらに日本弁護士連合会に人権救済申し立てを行ってから1カ月たつが、元TOKIO・国分太一の今後が見えてこない。人権救済については結果がどうあれ時間がかかると言われる上、日テレも国分サイドが求める協議に応じる気配もないからだ。
次なる一手を模索しているとの情報もあるが、そんな中、不思議な出来事が。10月31日、株式会社TOKIOの公式サイトで「TOKIO解散に伴う、各スポンサー企業との広告契約におきましては、一連の報道にあるような違約金請求に関する憶測は、事実無根であり、そのようなことは一切ございません」と国分問題で違約金が生じるとの一部報道を否定したのだ。
株式会社TOKIOは2020年に長瀬智也が脱退表明したのと同時に作られた、ジャニーズ事務所(当時)の子会社だ。リーダーの城島茂が社長に、そして国分太一と松岡昌宏が所属したが、しかし国分コンプラ問題で、国分が活動休止したことでTOKIOも解散、事後処理などが済み次第、廃業すると公表されていた会社だ。
しかも違約金に関しては、国分の代理人弁護人が人権救済申し立ての会見で「(違約金は)相当な金額になる。下手したら自宅を売らなきゃならない」旨発言したことがきっかけでなされた報道でもある。
うん? ということは株式会社TOKIOと国分はすでに関係を絶ち、城島と松岡2人の意思で公式サイトに投稿をしたのか? 国分には違約金が発生する可能性があるが、TOKIOというグループにはないってこと? そして、まだ株式会社TOKIOは存続していたのか?
国分太一、「週刊女性」の興味深い記事
いろんなクエスチョンがよぎる事態だが、そんな中「週刊女性」に興味深い記事が。廃業するはずだった株式会社TOKIOが現在も存続し、さらに9月にはオフィスを移転までしていたという。記事には「法人として活動せず、清算処理だけならわざわざ移転の必要はない」と指摘されるが、確かに――。
さらにさらに11月15日時点で取締役として国分が名を連ねているとも。つまり株式会社TOKIOは廃業する気配がなく、また取締役の国分が自分の弁護士会見を否定したことになる。不思議な事態だが、ともあれ記事では、これらのことから「言葉どおり受け止めるならTOKIOや国分さんサイドに巨額の賠償請求は行われていないということ」と結論づけている。
だが、こうした事態や疑問、そして人権救済申し立ても、そもそも国分のコンプライアンス違反が具体的に何なのかがさっぱりわからないからに他ならない。だから事態が進まない。
中居正広の性加害問題は被害者が存在し、プライバシー保護の問題が大きかったが、その内実は徐々に判明していった。それに比べて国分のケースは被害者がいるように日テレ社長は語っていたが、しかし彼らの告発(匿名も含め)もなければ、ぼんやりとした内容の報道さえない。他テレビ局や制作会社などからの国分コンプラ違反証言もあってよさそうなものだが、それもない。
ここまで情報が出てこないことは、かなり珍しいことだ。国分自身も具体的事案の詳細がわからないようだし、TOKIOのリーダーだった城島も、松岡もその内容を把握していなかったし。
やはり国分の会見が必要だ。
美川憲一、神田うのとの関係は?
美川憲一が公式サイトでパーキンソン病を患っていることを公表して話題になっている。ペースメーカーの埋め込み手術をしたのち、パーキンソン病が発覚したという。今回、「女性自身」は美川の長年の親友として知られる神田うのとの関係をクローズアップ、2人のこんなやり取りを紹介している。
「(うのは美川と)電話で会話はしたそうですが、お見舞いは『来ちゃダメ』と断られたそうです。電話に関しても、出られないときにはたいてい折り返しがあるのに、先日かけたときにはなかったとか。そのため、美川さんの病状を十分に把握できていなかったようです」(美川の知人のコメント)
記事ではパーキンソン病は顔の表情がなくなってきたり、より進行すると歩行が困難になるなどの運動障害が現れる、そして美川は車いすを使っている、そうした姿を見せて心配かけたくない、そんな美意識から友人との面会も拒み続けていると解説するのだ。
でも、でも、この記事本当か? というのも10月16日、タレントのはるな愛が情報番組『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)に出演し「私お見舞いにいきましたけど」とお見舞いに行ったり、電話もかかってくることなどを語っていたから。
はるな愛も美川と仲良しだが、だったら、うのも当然お見舞いにいっているはずでは? 「自身」はうの本人にも取材していないようだし――。うの本人の反論を待ちたい。
アグネス・チャン、「女性自身」掲載の写真に驚き
今年8月、70歳の誕生日に『70歳、ひなげしはなぜ枯れない 心と体もしなやかでいるための45のヒント』(ワニブックス)を上梓したアグネス・チャン。その際、「週刊女性」に掲載されたインタビュー写真を見て驚いた。すっごく若くてお美しいから。
そして今回、「女性自身」でアグネスの美の秘訣インタビューとそのお姿写真を見て、さらに驚いた。誰だ! これは!
すごすぎるアグネスの写真を、ぜひ「自身」誌面で見てほしい。本当にすごいんだから!
