IMP.、最新アルバムが初日5万枚でNumber_i超え! 好セールスの背景に“初の店舗販売”


12月15日付の「オリコンデイリー アルバムランキング」で、TOBE所属の7人組グループ・IMP.の2ndアルバム『MAGenter』が初登場1位を獲得。事務所の先輩グループ・Number_iの記録を上回る好スタートを切った。
IMP.、2ndアルバム『MAGenter』をタワレコ全店舗で販売
IMP.の佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我は、かつて旧ジャニーズ事務所に所属。同事務所の副社長だった滝沢秀明氏が名づけ親となり、2020年10月からジュニア(当時はジャニーズJr.)内ユニット「IMPACTors」としてグループ活動をスタートさせた。
その後、22年秋に滝沢氏が事務所を離れ、7人も翌年5月25日付で一斉に旧ジャニーズを退所。同7月14日には滝沢氏が設立したアーティスト会社・TOBEに全員で合流し、「IMP.」(アイエムピー)というグループ名で再出発後、8月18日にデジタルシングル「CRUISIN’」で世界同時配信デビューを果たした。
以降は配信で楽曲を出してきたほか、CDシングルは23年11月~今年6月にかけて計4枚リリースし、昨年5月に1stアルバム『DEPARTURE』を発売。これまでのCDは、いずれも「TOBE OFFICIAL STORE」のみで販売されていたが、2ndアルバム『MAGenter』は、CDショップ・タワーレコード(以下、タワレコ)の全店舗でも購入可能となった。
なお、TOBE所属アーティストの中では、Number_iが初めてオフィシャルストア以外での流通を開始。今年9月22日から10月12日までの期間限定で2ndフルアルバム『No.Ⅱ』をタワレコ全店舗で販売した。この時は購入者へのオリジナル特典が用意されていたほか、対象店舗にて発売記念の衣装展示やパネル展を実施していた。
そんなNumber_iに続き、今回のIMP.も一部タワレコ店舗で衣装とパネルの展示が開催され、対象商品(『MAGenter』の初回生産限定盤A・B、通常盤)を1点購入につきタワレコ特典のオリジナルポスターが1枚付くほか、全店でアルバム購入者に特別レシートを発行するキャンペーンも行われている。
IMP.、初店頭販売の2ndアルバムが初日約5万枚で“Number_i超え”達成
こうして販路を広げたIMP.の『MAGenter』は、12月15日付の「オリコンデイリー アルバムランキング」で首位に立ち、初日だけで4万9296枚を売り上げた。どうやら、Number_i以上の好セールスだという。
「Number_iの『No.Ⅱ』は発売初日に1万2495枚を売り上げ、『オリコンデイリー アルバムランキング』(9月22日付)で初登場2位にランクイン。1位を獲得したベテランアーティスト・矢沢永吉の最新アルバム『I believe』(4万5728枚)に差をつけられ、週間ランキングでも2位(初週3万2961枚)という結果でした。これに比べ、IMP.の『MAGenter』は1日目で約5万枚も売れていますから、初日時点ですでに“Number_i超え”を達成したわけです」(芸能ライター・阿部ベア氏)
過去、配信で楽曲をリリースした場合は「オリコンデイリー デジタルシングル(単曲)ランキング」などに入っていたが、「TOBE OFFICIAL STORE」で販売されているTOBEアーティストのCDは、基本的にオリコンのランキングには売り上げが反映されていなかった。
今回、タワレコでの販売によって「オリコンデイリー アルバムランキング」に初めてランクインし、IMP.の公式X(旧Twitter)は12月16日に「12/15付のオリコンデイリーアルバムランキングで1位を獲得しました」「たくさんの応援ありがとうございます!!!!!!!」(原文ママ)とポスト。「PINKY. 」と呼ばれるIMP.のファンからは、祝福のメッセージが相次いでいる。
IMP.、2ndアルバムが好発進でファンからも感激の声続出!
IMP.よりも先にタワレコ店頭での販売を実施したNumber_iといえば、King&Princeの元メンバー・平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太からなる3人組。彼らの場合は前グループで18年5月にデビューを経験しており、当時は当然ながらCDの販売方法に特別な制限はなかった。
「しかし、IMP.の7人はTOBEに移籍してからデビューできたため、彼らの作品がCDショップで販売されるのは今回が初めて。タワレコでの発売が明らかになった後、IMP.は10月27日に公式インスタグラムでライブ配信を行い、リーダーの影山は『自分たちの楽曲(CD)をタワレコで買えるって、もう本当にうれしい』『店頭に販売されるんだもんな~』と、喜びを爆発させていました」(前出・同)
メンバーだけでなく、IMPACTors時代から応援してきたファンたちにとって、タワレコで『MAGenter』を購入できることは感慨深かったのだろう。SNS上でも「CDの店舗販売おめでとう! あらためてデビューを実感した」「タワレコにIMP.のCDが並んでいるのを見られるなんて……」「今までいろんなグループのCDを買ってきたけど、IMP.の『MAGenter』をタワレコの店舗で直接手に取って買えることがうれしかった」などと感激の声が続出していた。
なお、『MAGenter』の初回生産限定盤A・B、通常盤は、これまで通り「TOBE OFFICIAL STORE」でも注文ができ、「3形態まとめ買い特典」(キーチャーム付、シェイカーチャーム付、ビーズチャーム付の3パターン)もある。とはいえ、記念すべきグループ初の店頭販売とあって、多くのファンがタワレコに足を運んでCDを購入しているようだ。PINKY.の応援のおかげで、『MAGenter』は初日約5万枚という好記録を出せたのだろう。
12月16日付の「オリコンデイリー アルバムランキング」では9位にランクダウンしたが、この日1位に輝いた女性アイドルグループ・高嶺のなでしこの『見上げるたびに、恋をする。』(17日発売)は初日2万894枚だったため、『MAGenter』がこのまま順調に売れ続ければ、週間ランキングで首位を獲得する可能性も大いにある。
初週売り上げで良い結果を残し、次なるステップアップにつなげることはできるだろうか?
