同人クイーン・いくみインタビュー

いくみ連載#01 同人クイーン誕生秘話SPインタビュー

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いくみ(写真:近藤宏一)

 2024年12月26日発売の「サイゾー2025年2月号」では、“同人グラビアの女神”の異名をとる「いくみ」が表紙&巻頭グラビアを飾る。

 趣味のコスプレが高じて同人グラドルという新ジャンルを開拓し、ギリギリを攻めるフェティッシュなグラビアの数々で知られるいくみ。その人気はすさまじく、ユニークで刺激的な写真を投稿する彼女のSNS総フォロワー数は100万を超える。

 同人誌即売会で圧倒的な人気を獲得してきた彼女が、満を持して一般メディアへの露出を高めている。

 本サイトの旗艦メディアである雑誌「サイゾー」には、もちろん初登場。これを記念して、サイゾーオンラインではロングインタビューを敢行した。

【サイゾーオンラインいくみ連載】
計6本に及ぶインタビューのほか、雑誌サイゾーのグラビアアザーカットやサイゾーいくみプロジェクトの案内などを三カ月にわたって週一で配信予定。※インタビューはすべて2024年11月時点の内容。

【いくみとは…】
「同人グラビアが趣味のオタク」を自称する同人グラビア界のクイーン。舌ペロ艶グラビアの達人との呼び声も高い/誕生日:6月11日/身長:155センチ/公式X:@193iKkyu3/公式Instagram:@nomita193

いくみ直撃インタビューその1
コスプレとグラビアの楽しさ

――いくみさんは子どものころから漫画やアニメが好きな根っからのオタクで、小学生のときに初めて青春18切符でコミケへ行ったそうですね。

いくみ お小遣いで同人誌を買い漁っていました。持っていた紙袋の底が破れて駅で盛大に中身をぶちまけたのを覚えています。コミケ戦士たちに言わせると、紙袋はダメって常識なんですけど、当時はそんなこと知らなくて。

――そもそもコミケ会場って小学生も入れるんですね。

いくみ R18エリアには立ち寄らないのが暗黙のルールですけどね。当時からコスプレに限らず、自分が好きなものをそれぞれ好きなように表現できるコミケの空間自体が本当に大好きなんです。

――腐女子的な同人作品だけではなく?

いくみ まあ、でも、BLもめっちゃ大好きです。

――子どものころはどんな作品に触れていたんですか。

いくみ やっぱり一番はジャンプ作品ですが、コスプレに関しては格ゲー(格闘ゲーム)などのゲームのキャラクターの存在が大きかったです。コスプレは友達に誘われて中学生のときに初めて挑戦して、社会人になるまでずっと続けていました。

――コスプレから離れていた時期も?

いくみ 専門学校を卒業して一般企業に就職後2年間ぐらいは仕事だけでした。でも、社会人生活があまりにも楽しみがなさすぎて。「またコスプレしたいな」と思って「いくみ」のSNSアカウントを作ったんです。

――最初にバズった投稿とか覚えています?

いくみ 実はコレっていうバズったポストって意外とないんですよね。ただ、パルフェットさんの競泳水着を着た下からの煽りアングルの画像で知ってもらえた方は多かったのかなと。

 未だに界隈の方たちの印象に強く残っているようで、パルフェットさんからも「反応よかったよ~」と言ってもらえたり、とても嬉しかったです。

――コスプレから同人グラビアへ発展していった背景にはどんな思いが?

いくみ コスプレはキャラになりきることが大切で、過激なコスプレ写真で大好きなキャラを壊したくなかったんです。なので「自分で脱ぐか」と(笑)。うしじまいい肉さんの影響はやっぱり強くて、とくに下からの煽りアングルの写真などは参考にしていました。

――いやホントにありがとうございます、ファンを代表して(笑)。

いくみ もともと女性のグラビアを見るのは大好きで、カメラマンさんに撮ってもらうと、自分に自信が持てる写真を撮ってもらえるから、抵抗感はそこまでなかったです。

 自由度の高いグラビアのほうが作品のつくり甲斐はありますが、コスプレは世界観を作り込んで忠実に再現したいというモチベーションで、それぞれに違う楽しさがありますね。

――成功の秘訣、とくに大切にしてきたことや意識してきたことはありますか?

いくみ ストーリーや感情を想像させるような写真は常に意識していて、自分で言うのも恐縮なんですが、自然な表情や空気感は表現できる方かもしれません。

 あと、当時のSNSではセクシー系がまだまだ全体的に弱かったのかなと。うしじまさんがトップに君臨していましたが、コスプレ界隈だと“やっても水着”が基本で、「そこまで脱ぐの?」と周りに驚かれました。

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いくみ(写真:近藤宏一)

 いまや「同人の女神」と呼ばれ、レジェンドコスプレイヤーとして知られるいくみ。これまでフリーで活動していた彼女だが、2024年夏に芸能事務所に所属して一気に一般メディアへの露出を増やしている。

 2025年はいよいよ大飛躍の年か。いくみインタビュー第2弾は、2025年元日配信! 正月らしく「新年の抱負」を語ってもらったので、お楽しみに! 

(インタビュー・文=伊藤綾/写真=近藤宏一)

【サイゾーオンラインいくみ連載予告】
#02:12月25日(水)13時公開
「いくみ表紙サイゾー発売直前クリスマスSP」

#03:01月01日(水)13時公開
「いくみ正月SPインタビュー」

#04:01月08日(水)13時公開
「いくみ×サイゾープロジェクト案内」

#05:01月15日(水)13時公開
「いくみコスプレインタビュー」

#06:01月22日(水)13時公開
「いくみ×サイゾープロジェクト案内」

#07:01月29日(水)13時公開
「いくみの素顔インタビュー」

#08:02月05日(水)13時公開
「いくみ×サイゾープロジェクト案内」

#09:02月12日(水)13時公開
「いくみのオフインタビュー」

#10:02月19日(水)13時公開
「いくみ×サイゾープロジェクト案内」

#11:02月26日(水)13時公開
「いくみの野望SPインタビュー」

#12:03月05日(水)13時公開
「いくみ×サイゾープロジェクトレポート」

伊藤綾

1988年生まれ。道東出身。大学でミニコミ誌や商業誌のライターとして活動開始。雑誌では「SPA!」や「サイゾー」、ネットメディア「キャリコネニュース」、「マイナビニュース」、「東洋経済オンライン」などで執筆中。さまざまな有識者の話を聞きつつ、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催中。

X:@tsuitachiii

最終更新:2024/12/18 13:00