CYZO ONLINE > 芸能ニュース > 橘和奈おすすめ本インタビュー
橘和奈×サイゾー連動企画01

橘和奈のおすすめ本 サイゾー連動インタビューその1

橘和奈のおすすめ本 サイゾー連動インタビューその1の画像1
橘和奈(写真:近藤宏一)

 橘和奈が、当サイトの旗艦メディアである雑誌「サイゾー2025年2月号」(2024年12月26日発売)のグラビアページを飾る。

 これを記念して、サイゾーオンラインでは橘和奈の3カ月連載を開始。第1弾となる今記事では、サイゾー2025年2月号が「本特集」ということで、橘和奈にもおすすめの本などを聞いた。

【橘和奈(たちばな・あいな)】
大手航空会社の元CAで、抜群のビジュアルを武器に2023年4月に「FRIDAY」(講談社)のグラビア企画でデビュー。各誌を彩りながら、舞台作品やYouTubeバラエティへの出演でも話題を集め、さらには故郷・福島の復興プロジェクト「HAMADOORI13」のPRリーダーを務めるなど幅広く活躍している。X@_aina222Instagram@a_i_n_a_222

紙派の橘和奈のおすすめ本

――本はよく読まれるのでしょうか?

橘和奈(以下、橘) 日常的によく本屋さんに行って、気になる本をババッと買って毎晩読んでいます。父が本好きだったので、小さいころから家に本がたくさんある環境で育ちました。だから父の本を読んだりして、自然と本好きになったのかもしれません。

――最近は電子書籍で本を読んでいる人が増えてきました。その一方で「やっぱり紙の本がいい」という人も根強くいますが、橘さんはどちら派ですか?

 私は電子書籍よりも断然、『紙の本』派です。電子書籍だとスマホで読んでいるときに仕事の連絡の通知があったり、SNSのことが気になったり、どうしても気が散ってしまうんです。紙の本だと、すべてシャットアウトして集中できるから好きですね。

――いつもどんな本を読んでいるのでしょうか?

 ジャンルは問わずにいろいろな本を読んでいて、小説やエッセイ、ヘルスケアの本などを読みますね。ヘルスケアだと、自己免疫能力を高める方法を解説した本とか。

 あとは料理が好きなので、ヘルシーな食材について研究した本なども読みます。例えば塩は精製されたものより天然のものがいいとか、そういったことを本から学んでいます。

――読者の方に向けて、橘さんのおすすめの本を教えてください。

 おすすめの本は2冊あるんですけど、1冊目は曽野綾子さんの『人間の分際』(幻冬舎)という本です。著者の曽野さんは『人間は努力で変えられることには限界がある』という考えが根本にある方で、それに基づいた思想や格言がその意味と共にたくさん書かれています。

――橘さんはその本のどのような言葉に惹かれたのでしょうか?

 私が好きなのは『「人並み」を追い求めると不幸になる』という言葉です。人並みのことをしていると、人並みかそれ以下にしかならないから、もし自分の理想の姿があるのだったら、人並み以上の努力をしないといけないという意味です。

――人並み以上の努力……かなりストイックな言葉に共感していますね。

 努力って難しいなと思います。学生のときだったら、スポーツでも勉強でも努力したら分かりやすく結果になって表れるんですけど、大人になると自分以外のいろんな要因があって、努力して叶うことと、叶わないことがあるので。

 でも、コツコツ努力するのが大事だということも自分は知っているので、とても共感しました。それ以外にも、今の私の仕事にもつながるというところで、共感することがとても多かった本です。

――この本を読むことで橘さんの素顔が分かる部分があるかもしれませんね。2冊目のおすすめはどんな本でしょうか?

 もう1冊は、奥野修司さんの『魂でもいいから、そばにいて ―3・11後の霊体験を聞く―』(新潮社)です。東日本大震災で身近な人を亡くした方々の霊体験のエピソードを集めたノンフィクション作品です。

 私も被災者のひとりですが、本当に震災の後って霊体験の話がたくさんあったんですよ。例えば、タクシーがお客さんを乗せたはずが、目的地に着いたらいなくなっていて、座席がびしょびしょに濡れていたとか、そういった話はよくありました。

――どういったところがおすすめポイントなのでしょうか?

 震災に関連した本はたくさん読んだのですが、どうしても重い内容のものが多くなってしまうので、あまり他人には進んで薦めたことがありませんでした。

 でも、この本は霊体験やそのエピソードを話すことを通じて被災者の方が救われたり、希望を持てたりといった明るい部分が多く、いろんな立場の方の多様な体験が書かれているので、ふだんあまり本を読まないという人にもおすすめの本だと思います。

橘和奈のおすすめ本 サイゾー連動インタビューその1の画像2
橘和奈(写真:近藤宏一)

 今回のインタビューでは、知的でストイックな一面が垣間見えた橘和奈。多趣味すぎる私生活やスポ根少女だった青春時代など、知られざるエピソード満載のインタビューやグラビアが今後も随時更新されるのでお楽しみに!

(文=佐藤勇馬)

【サイゾーオンライン橘和奈連載予告】
#02:12月26日(木)13時公開
「橘和奈サイゾーSPスライドショーvol.1」

#03:01月02日(木)13時公開
「橘和奈インタビュー2 これまでとこれからと」

#04:01月09日(木)13時公開
「橘和奈サイゾーSPスライドショーvol.2」

#05:01月16日(木)13時公開
「橘和奈インタビュー3 ハマっているコト」

#06:01月23日(木)13時公開
「橘和奈サイゾーSPスライドショーvol.3」

#07:01月30日(木)13時公開
「橘和奈インタビュー4 推し福島」

#08:02月06日(木)13時公開
「橘和奈サイゾーSPスライドショーvol.4」

#09:02月13日(木)13時公開
「橘和奈インタビュー5 私の青春」

#10:02月20日(木)13時公開
「橘和奈サイゾーSPスライドショーvol.5」

#11:02月27日(木)13時公開
「橘和奈インタビュー6 私と東日本大震災」

#12:03月06日(木)13時公開
「橘和奈サイゾーSPスライドショーvol.6」

佐藤勇馬

1978年生まれ。新潟県出身。SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。著書に『ケータイ廃人』『新潟あるある』がある。

X:@rollingcradle

最終更新:2024/12/25 23:55