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与田祐希、乃木坂46卒業発表で気になる今後 「24歳の法則」も話題に

乃木坂46・与田祐希、卒業発表で注目される「24歳の法則」 過去に西野七瀬、齋藤飛鳥らの画像1
与田祐希

 乃木坂46の与田祐希が、2月22日~23日に故郷・福岡で開催されるドーム公演をもってグループを卒業すると発表した。エース格メンバーの突然の卒業発表に多くのファンが嘆き、その存在感の大きさを改めてうかがわせている。気になる彼女の「卒業後」と、ファンの間で騒がれている「24歳の法則」について、芸能記者が解説する。

 与田は2016年に乃木坂46の3期生オーディションに合格し、3代目キャプテンの梅澤美波や現在は女優として活躍する山下美月(2024年に卒業)らと共にグループ入り。2017年に18thシングル「逃げ水」で大園桃子と共に表題曲初選抜にして初のセンターを務め、以降は主力メンバーとして「次世代エース」と称されるようになった。

 抜群のルックスで「MAQUIA」(集英社)などの女性ファッション誌でレギュラーモデルに起用され、2ndソロ写真集『無口な時間』(光文社)は累計発行部数20万部を超える大ヒットとなり、男女双方から支持される「真のエース」へと成長。女優としての活躍も目覚ましく、卒業後も順風満帆に思える。

 その一方、2022年には「週刊文春」(文藝春秋)に内縁の妻と子どもがいるパーソナルトレーナーとの交際疑惑を報じられ、与田は「恋愛関係も、やましい事も一切ありません」と完全否定したが、このイメージが今後に悪影響を及ぼすと危惧する声もある。

女優業メインが得策か

 与田の卒業後の展望について、豊富な取材経験と業界知識を持つ芸能記者はこう解説する。  

「乃木坂46の3期生オーディションは、グループの絶頂期に行われただけあって応募総数はグループ史上最多の48,986人(倍率は約4,082倍)で、合格した12名は早くから頭角を現す即戦力となりました。その中でも、与田は愛らしい顔立ちに小柄なボディでアイドル性が高く、加入した翌年に同期の大園桃子とともに初選抜にして初センターを務めるエリートでした。

 写真集はベストセラーを記録し、早くから女性誌のレギュラーモデルを務め、CMにも引っ張りだこと、男女問わず支持されているのも強み。週6ペースでストイックにジム通いしていたのが災いしたのか、パーソナルジムのトレーナーとの不倫疑惑報道もありましたが、あくまで疑惑で確証はなく、そこまで大きな影響はなかった。抜群のプロポーションという形でジム通いの成果を出しているため、『熱心にジムに通いすぎて疑われた』とファンに認識され、バッシングが早期に収まった部分もありました。

 早くから芝居に力を入れ、コンスタントにドラマ・映画に出演する与田の代表作は主演を務める『量産型リコ』シリーズ(テレビ東京系)。同作は2022年以来、3年連続でレギュラー放送されていることからも人気の高さがうかがえます。本作の制作に大きく関わっているコンテンツスタジオ『BABEL LABEL』は、藤井道人監督をはじめとした多くの敏腕クリエイターが在籍しているので、卒業後に女優活動を本格化させるなら心強い味方になりそうです。

 ただ坂道ファンの間では抜群の人気と知名度を誇る一方、世間一般の認知度はそこまで高くない。卒業後にいきなりバラエティや音楽方面で存在感を示すのは現実的ではないので、まずは地道に女優として演技力を磨くことが大切でしょう」

「24歳の法則」が話題に

 また、今回の卒業発表で話題になったのが「24歳の法則」だ。与田は現在24歳だが、これまで乃木坂46のシングルでセンターを務めた卒業生の実に7割が24歳でグループ卒業を決断しているのだ。今後も人気メンバーが24歳前後で相次ぎ卒業するのではと心配になるが、「24歳の法則」について前出の芸能記者はこう指摘する。

「西野七瀬と生田絵梨花は、与田が乃木坂46で目標にしていた先輩メンバーでした。両者とも24歳でグループを卒業した後、西野は映画、生田は舞台で高い評価を獲得していますから、与田も24歳という年齢を強く意識したのは間違いないでしょう。

また、20代後半の『大人の女性』へと向かう手前である24歳は、女性タレントにとって大きな人生の転換点でもあります。大人数グループは個人としてそれほど活躍しなくとも所属していられる環境なので、ぬるま湯のようになりやすく、自主性のあるメンバーにとっては『このままではいけない』と卒業を決断しやすい年齢なのかもしれません。

 ここ最近、日向坂46の主要メンバーが相次いで卒業を発表して話題になりましたが、大人数のアイドルグループは新陳代謝をしないと、いつまで経っても後輩メンバーの活躍できる場が限られてしまいます。先輩メンバーとしては、20代前半くらいで卒業し、後輩にグループの未来を託そうと考えるのは自然な流れでもあるでしょう」

(文=佐藤勇馬)

佐藤勇馬

1978年生まれ。新潟県出身。SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。著書に『ケータイ廃人』『新潟あるある』がある。

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最終更新:2025/01/10 14:21