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モー娘。北川莉央、乃木坂46岩本蓮加に流出騒動…スキャンダル後の「正しい対応」は?

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イメージ画像(写真:Getty Imagesより)

 現役アイドルたちの「男性との親密ツーショット」が相次いで流出。「相手は友達」だと主張して活動を継続したり、“全面降伏”で活動自粛を発表したりと、それぞれの対応が分かれている。アイドルの「スキャンダル発覚後の対応」について、豊富な取材経験と業界知識を持つ芸能記者が解説する。

 1月初旬、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・モーニング娘。’25の北川莉央のプライベート写真がSNSに流出。ディズニーシーとみられる場所で男性と密着している複数のツーショットなどがあり、ファンの間で動揺が広がった。

 北川は9日夜、公式ブログで「現在、SNS上でアップされている写真に関してですが、私、北川莉央で間違いありません」と自身であることを認め、ファンやメンバーに心配をかけたことを謝罪。しかし、その一方で「一緒に写真に写っている方々は、大学の友人です」と説明し、密着している男性は彼氏ではないと否定した。

 そのうえで「今後もモーニング娘。のメンバーとして日々精進して参ります」として、活動継続を明言している。これに対して、ファンからはエールが集まる一方、「大学の友だちとの写真ならなぜ謝罪するのか」「それが本当なら、ただの男友達とあんな距離感で写真を撮るのも問題では」などと疑問の声も寄せられ、物議を醸している。

 同14日には、乃木坂46の岩本蓮加が公式ブログを更新し、ネット上にプライベート写真が流出したことを報告。岩本については、暴露系インフルエンサーがSNSで岩本と男性の密着ツーショットやハグ写真などを公開し、ファンの間で騒ぎになっていた。

 岩本は「先日、私のプライベートの写真がXに投稿されました」と自身の写真であることを認めつつ、「軽率な行動で多くの方々にご心配とご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ございません」と謝罪。

 さらに「ファンの皆さまの応援と支えがあり、12歳から8年間乃木坂46として活動ができているのにも関わらず、裏切るようなことになってしまったことを深く後悔しています」とつづり、お相手と親密な関係だったことを事実上認めたうえで、「一定期間活動を自粛させていただく」と無期限の活動休止を発表した。

ファンに与える影響は

 このスキャンダルの影響について、アイドル事情に詳しい芸能記者はこう解説する。

「モーニング娘。の北川はキャピキャピするタイプではなく、やる気を前面に出すタイプでもないので、優等生然としたアイドルを好むハロヲタ(ハロー!プロジェクトのファン)からバッシングされやすい傾向がありました。昨年12月に中心メンバーだった石田亜佑美が卒業し、さらに在籍14年のキャリアを誇る生田衣梨奈も今春に卒業を控えるなど、グループにとって今は大切な時期。そんななかでの写真流出は、北川に対するハロヲタの不信感をさらに強める結果になりました。

 乃木坂46の岩本は昨年、竹財輝之助とW主演を務めたドラマ『そんな家族なら捨てちゃえば?』(カンテレ)で連ドラ初主演を飾り、待望だった1st写真集『いたずらな風』(竹書房)も発売。今年も1月2日からスタートしたアニメ『天久鷹央の推理カルテ』(TOKYO MX)で声優に初挑戦するなど、ソロとしての売り出しに力を入れていました。昨年は山下美月、阪口珠美、向井葉月と同期の卒業が続き、今年2月に同じく同期の与田祐希の卒業も控え、2025年はグループとして勝負の年になる。そんな年の初っ端からのスキャンダルは、ファンはもちろんメンバーと運営からの心証も非常に悪いでしょう」

スキャンダル発覚後のベスト対応は

 いずれも大きなスキャンダルだが、北川は「相手は友達」だとして活動を継続し、岩本は全面降伏モードで活動自粛となった。それぞれ異なる決断を下したが、アイドルの「スキャンダル発覚後の対応」はどうするのがベストなのか。前出の芸能記者はこう指摘する。

「岩本は活動自粛を発表しましたが、今後のことを考えると、むしろ北川のように活動を継続したほうが『潔い』のではないでしょうか。過去の乃木坂46の事例で言うと、松村沙友理は路上キス写真などが出回るスキャンダルを起こしましたが、活動自粛はせず、ラジオ番組に生出演して自分の口で謝罪。その場にいた生駒里奈、白石麻衣、桜井玲香から厳しさの中に優しさのある言葉をかけられたこともあり、松村が反省している様子がファンにひしひしと伝わった。急に表舞台から消えるより、このほうがファンのモヤモヤが晴れるでしょう。

 北川についても、サブリーダーの小田さくらが公式ブログで『今後りおちゃんは どんな時でもどんなお仕事でも 誰よりも弱音を吐かず本気でやらなきゃいけない。自分以上にグループを優先して動ける人にならなきゃいけないと思います』などと北川へ愛のムチを振るいつつ、今後の活動にエールを送ったことでファンの動揺を和らげました。

 活動を自粛したところで流出の事実は消えませんし、休んでいる間にファンの間で余計な憶測が広がってしまいます。このようなスキャンダルが起きた時は、針のむしろになることを覚悟して活動を継続し、メンバーやファンと真摯に向き合うのが最善策でしょう」

(文=佐藤勇馬)

 

佐藤勇馬

1978年生まれ。新潟県出身。SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。著書に『ケータイ廃人』『新潟あるある』がある。

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最終更新:2025/01/17 20:00