「TVerお気に入り」で見る2025年・冬の新ドラマの「放送前→第1話」急上昇ランキング!
今年も民放各局で放送されている冬ドラマの第1話が出そろった。テレビの初回視聴率は松坂桃李主演のTBS日曜劇場『御上先生』が12.2%(世帯、ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)が頭ひとつリード。これは同枠の『VIVANT』を超える好スタートとなっており、今後の推移に注目が集まるところだ。次点では『プライベートバンカー』(テレビ朝日系)が9.0%で続いている。
一方、放送時間帯や裏番組が関係ない配信サービス「TVer」においては、その傾向は若干異なるようだ。リビングの大画面テレビではなく、ひとりでこっそり見たい作品はどれなのか。そして、どの作品がスタートダッシュを決めたのか。
ここでは、第1話の反響を探るべく、「お気に入り数」を基準に「放送前(1月6日時点)→第1話終了後(1月31日時点)」の推移をランキング形式でピックアップする。
10位~6位
10位『アイシー』+40.2万(57.8万←17.6万)
フジテレビ系/火曜21時~
9位『御曹司に恋はムズすぎる』+43.4万(65.5万←22.1万)
フジテレビ系/火曜23時~
8位『プライベートバンカー』+47.0万(63.5万←16.5万)
テレビ朝日系/木曜21時~
7位『まどか26歳、研修医やってます!』+47.9万(66.0万←18.1万)
6位『フォレスト』+48.0万(67.2万←19.2万)
5位『クジャクのダンス、誰が見た?』+49.3万(68.6万←19.3万)
TBS系/金曜22時~
Netflix『サンクチュアリ -聖域-』で名を上げた金沢知樹氏が脚本を担当する本格サスペンス『クジャクのダンス、誰が見た?』が急上昇第5位。浅見理都の同名人気コミックを原作に、広瀬すず主演、共演に松山ケンイチと豪華キャストが揃った。第1話では、さっそく広瀬演じる心麦と父親をめぐる謎が投下され、ネット上ではさまざまな考察で盛り上がっているようだ。原作未完であることからオリジナルの展開になることが予想される後半まで、このテンションを保つことができるか。
4位『アンサンブル』+56.4万(77.1万←20.7万)
日本テレビ系/土曜22時~
弁護士事務所を舞台に、松村北斗演じる新人弁護士と川口春奈が演じる先輩弁護士が恋愛トラブル裁判の弁護を担当しながら関係を築いていく「リーガルラブストーリー」を謳った『アンサンブル』が第4位。愛嬌を振りまく2人の主人公のキャラクターと、裁判関係の緊張感のギャップもあって、視聴者の評判も上々。脚本にクレジットされているのは國吉咲貴氏、諸橋隼人氏、ニシオカ・ト・ニール氏。3人中2人が劇団畑出身の女性脚本家であり、今後もテンポのいい展開を見せてくれそうだ。
3位『119エマージェンシーコール』+63.9万(84.4万←20.5万)
フジテレビ系/月曜21時~
第1話から途中で地震速報に切り替わり、一時中断となるトラブルもあった月9『119エマージェンシーコール』が第3位。後に無事、再放送も行われて好スタートを切っている。初のゴールデン帯主演となる清野菜名が119番通報を受ける新人指令管制員を演じ、瀬戸康史や、2026年前期のNHK朝ドラ『風、薫る』の主演を射止めた見上愛らが脇を固める。第1話では、昨年夏クールに『降り積もれ孤独な死よ』(日本テレビ系)で健筆をふるった橋本夏氏による膨大なセリフを与えられた主人公が“声”を頼りに火災から命を救う様子が描かれ、大いに評判を呼んだ。
2位『ホットスポット』+67.4万(82.7万←15.3万)
日本テレビ系/日曜22時30分~
数々のドラマ賞に輝いた『ブラッシュアップライフ』のスタッフが再集結し、バカリズムが脚本を担当する『ホットスポット』が第2位。第1話から圧倒的な会話劇を繰り広げる独特の作風を全開にしている同ドラマ、『ブラッシュアップライフ』ファンからも、早くも前作を超える期待が集まっているようだ。第1話では、市川実日子演じる主人公が宇宙人と出会う突飛な展開からスタート。脱力系コントとSFミステリーを両立させるバカリズムの手腕に期待したい。
1位『御上先生』+76.2万(94.8万←18.6万)
TBS系/日曜21時~
TBSの日曜劇場『御上先生』が盤石の第1位。第1話のTVer再生回数は300万回を突破するロケットスタートで、お気に入り数も間もなく100万に届く勢いだ。物語は、東大卒のエリート官僚が私立高校で教鞭を執り、官僚ならではの教育論が語られる斬新なもの。主演の松坂桃李もハマり役となっており、第1話から見ごたえのあるドラマとなった。脚本は新聞記者・望月衣塑子氏の著作を原案とした映画『新聞記者』にもクレジットされている詩森ろば氏だけに、切れ味のある風刺が見られそうだ。
(文=サイゾーオンライン編集部)