中居正広不在のテレビ界、新しい地図にとっては再浮上のチャンスか?“不祥事なし”香取慎吾への期待
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フジテレビを巻き込んで、大騒動となった中居正広の重大トラブル。中居は早々に芸能界引退を発表し、表舞台から姿を消したが、これでSMAP再結成の可能性はほぼゼロに。いつか5人が再び集まるのではないかと信じていた熱心なSMAPのファンたちを奈落の底に落とすこととなった。
2016年いっぱいで解散したSMAP。メンバーのうち、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人は翌年に当時のジャニーズ事務所を退所し、“新しい地図”として再始動。木村拓哉と中居はジャニーズ事務所に残ったが、中居は2020年4月に独立した。
新しい地図と旧ジャニーズとの間には深刻な確執があり、5人が再び集結することは難しいと見られていたが、中居の独立によって徐々に雪解けムードが漂い始めたのは事実だ。実際に、2023年4月にスタートした中居のレギュラー番組『まつもtoなかい』(後の『だれかtoなかい』)の初回ゲストとして香取が出演。SMAP再結成の機運が高まってきたとも報じられていた。
またジャニー喜多川氏の性加害騒動を受けて、ジャニーズ事務所がSTARTO ENTERTAINMNETへと移行し、メディアにおけるジャニーズ事務所への忖度が徐々に解消されるなかで、新しい地図の地上波テレビへの出演も増えていく。SMAP再結成への障壁が徐々になくなりつつあったのだ。
しかし、中居の重大トラブル発覚と引退によって、SMAP再結成の可能性は限りなくゼロになってしまった。その大きな影響を受けるのは、何を隠そう新しい地図だと見られている。
「5人の元メンバーの中で、木村さんと中居さんはソロとして活動していますが、新しい地図の3人はグループとしての枠組みもしっかりと残し、“SMAPに近いエンタメ”を提供しています。だからこそ、新しい地図のファンの多くが“かつてSMAPのファンだった人々”であり、そのほとんどが5人の再集結を望んでいました。
しかし、中居さんが引退して、再結成の可能性がなくなった。これは、新しい地図のファンたちにとって相当ショックな出来事だったと言える。ここまで再結成を信じていた熱心なファンたちが離脱してしまう可能性もあるでしょう」(週刊誌記者)
そんななか、香取は現在、フジテレビ系ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』で主演を務めている。香取にとってフジテレビでの主演ドラマは11年ぶりとなる。その香取が、逆境にある新しい地図を救うキーマンになるかもしれないと、エンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏は話す。
「今回のドラマ出演にあたって積極的な番宣をこなし、メディア露出が多かったこともあり、香取さんが本格的に地上波に復帰するのではないかという空気はたしかに漂っていました。知名度も圧倒的ですし、根強い人気もある。香取さんがいまの流れに乗って、“再ブレイク”となれば、自然と稲垣さん草なぎさんの出番も増えていくのは間違いないでしょう」
コンプライアンスを重視する現在の地上波テレビにおいて、香取こそが活躍できる人材だという。
「香取さんはこれまで不祥事や目立った女性スキャンダルがないクリーンさがあります。中居さんの騒動によって、多くのスタッフが出演者のプライベートでの行動に敏感になっているなか、安心できる人材の一人では」(大塚氏)
2021年に一般女性との結婚を発表した香取。相手の詳細については公式に明かされていないが、10代の頃に出会った女性であり、25年の交際を実らせての結婚だったと報じられている。また、その女性の存在は、香取のファンの間でもよく知られていたという。
「交際相手がいて、ファンにも知られていたとしても、その存在を公言するわけでもなく、表向きはアイドルとしての姿を貫いていたということ。今なら隠す必要もないことかもしれませんが、長くアイドルを続けてきた香取さんのプロ意識の高さを感じます。香取さんの誠実さや信頼感は、まさに今のテレビ界で求められていることとも言えます」(大塚氏)
視点を変えれば、中居のトラブルが新しい地図にとって“追い風”になる可能性もある。
「結果的に中居さんの存在が大きなネガティブ要素だったということが、今回の騒動で明らかになってしまったものの、新しい地図にとっては、そのネガティブ要素を取り払うことができたという見方もできるでしょう。また、『まつもtoなかい』で中居さんと香取さんが共演し、2人の距離が縮まりそうな空気もありましたが、実際にはそうはなっていない。つまり新しい地図としては、ギリギリのところでリスク回避できた。そういう意味では、“もっている”のかもしれません」(前出・週刊誌記者)
皮肉なことではあるが、中居の引退によって、新しい地図が本格的に再浮上するタイミングなのかもしれない。
(取材・文=サイゾーオンライ編集部)