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アンジャッシュ渡部、「地獄から救った5人」公表の裏で相方の“同情バブル”は…

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渡部建(写真:サイゾー)

 お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が、3月1日に元テレビ東京の佐久間宣行氏のYouTubeチャンネルで発表した配信動画「地獄で感じた優しさベスト5」が話題を呼んでいる。

東野幸治の呪い

 同企画では、渡部が2020年にスキャンダルを起こしてからの困難な時期に支えてくれた芸人仲間をランキング形式で紹介。

 5位が有吉弘行、4位が千鳥、3位がさまぁ~ず、2位がくりぃむしちゅー有田哲平、1位が東野幸治という内容となった。

「有吉は渡部が自粛明けに千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』で復帰した直後、Netflixの番組にキャスティング。当初、渡部はスタッフの判断だと思っていたが、後に有吉が『これだったら渡部さん出られますよね?』と番組サイドに直々に提案していたことを知ったそう。有吉は番組内でも渡部が無理なく笑いを取れるよう細かく配慮し、復帰後も頻繁に連絡を取り合っていたといいます」(芸能ライター)

 また、千鳥の2人も渡部の仕事の場を少しずつ広げる手助けし、番組では孤立しがちな渡部をサポート。

 さまぁ~ずは、長らく仕事の接点がなかったものの、渡部の自粛明け後にYouTubeチャンネルやテレビ番組へ招いてくれたとか。

 下ネタを交えた軽妙ないじりに、渡部は「さまぁ~ずさんって、僕をすごく下ネタでいじるんだけど変な感じにならないですよね」と感謝した。

「有田はフジテレビ系『脱力タイムズ』で復帰のフォーマットを考案。渡部をどう復帰させるかを真剣に考えてくれていたと言い、東野は自粛期間中もインスタのDMで下品な動画を送り続け、その後も食レポやYouTubeチャンネルなどに積極的に呼んでくれたと明かしています」(前出の芸能ライター)

 動画が公開されるとコメント欄には「神回!」などの声が上がったが、その一方でこんな現象も見られたという。

「相方の児嶋一哉さんの名前が5位までに入っていなかったことに対し、『児嶋にも感謝してやってくれ!』『1位は児嶋だと思ってた』などといった不満の声も続出しました。モヤモヤ感を募らせたファンも多かったようです」(同芸能ライター)

 児嶋といえば、渡部の活動自粛による“同情バブル”で仕事が急増。

 YouTubeチャンネル『児嶋だよ!』は一時期は登録者数が100万人を突破する勢いだった。

 しかし、現在では87万人まで減少しており、最近アップされた動画では再生回数が1万~4万回ほどにとどまるものも多い。

 バラエティー番組を手掛ける放送作家は語る。

「児嶋さんは今でも情報番組のレギュラーを多数抱えていますが、渡部の復帰後はかつてほどの話題性がなくなってきたことで、いじり甲斐がなくなってきています。元々、自ら面白い発言ができるタイプではないので、4年続いた“同情バブル”もここらで頭打ちになりそう。他方、昨今はドラマでも重宝されており『半沢直樹』や『99.9-刑事専門弁護士-』(ともにTBS系)、『おっさんずラブ -リターンズ-』(テレビ朝日系)などでの演技が高く評価されています。バラエティーに見切りをつけて俳優業にシフトチェンジする頃合いのようにも思えます」

 芸能ジャーナリストの竹下光氏もこう話す。

「『爆笑オンエアバトル』や『エンタの神様』などで披露した“すれ違いコント”が注目を集めてブレークを果たしたアンジャッシュですが、児嶋さんは演技力に長けて近年は俳優としても存在感を放っている一方、平場のトークなどに関しては渡部さんの方に一日の長があります。コント以外での2人の絡みに関しては、かつては渡部さんがそのトークスキルの高さを活かし、“上から目線”で児嶋さんをイジッたり、バカにしたりすることで笑いを生み出していました。それが渡部さんのスキャンダル発覚以降は、双方の立場やパワーバランスにも変化が生じ、そうしたコンビ間のやり取りや絡みがやりにくくなってしまったのか、どこかギクシャクしている感じもありますよね」

 渡部のスキャンダルは発覚から4年以上が経過するもいまだにコンビ活動に暗い影を落としている観もあるが、それでもコンビとしての復活を目指すのか、それぞれがソロでの活動に力を入れるのか。

 アンジャッシュの今後の動向が何とも気になるところである。

復帰が一番早いのは…

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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最終更新:2025/03/15 18:00