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希空が強力キーワードとして急浮上! “工藤静香プロデュース”Kokiとの決定的違い

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辻希美と杉浦太陽「令和の高島一家?」(写真:Getty Imagesより)

 2024年から、辻希美と杉浦太陽の長女、希空(のあ)の名前がネットニュースで頻繁に取り上げられるようになった。17歳となり、芸能事務所「LUV」に所属、自身の画像を載せるInstagramアカウントを新たに開設、さらにABEMAの恋愛リアリティ番組『今日、好きになりました。(以下、今日好き)第68弾(卒業編2025 in ソウル)』への出演が大きなきっかけとなった。

 これまで、辻希美のブログやYouTubeにはたびたび登場していたものの、プライバシーが守られており、顔出しは一切なし。しかし、『今日好き』でのテレビ出演を機に、「辻ちゃんの娘」ではなく「希空(のあ)」としての話題が増えた。

希空“親子でモーニング娘。加入”の可能性

 その後も、「『お母さんそっくり!』と話題になった横顔写真」「『告白された人数12人、付き合った人数3人』という発言」「『令和ガーリーVS平成ギャル』をテーマにしたアパレルブランドのモデルデビュー」など、卒業やファッション活動が次々とニュースになり、希空が単独で記事になる機会が増えている。

 希空がニュースになりやすくなった背景には、辻家全体が常に芸能ニュースを提供し続ける「令和の高島一家」のような存在になりつつあることにもある。

 2025年には、辻希美が第5子の妊娠を発表し、これがネット上で大きな賛否を巻き起こした。祝福する声も多かったが、一方で「子だくさんすぎる」「またSNSのネタにするのでは?」といった批判の声もあった。この「辻希美=炎上しやすい」という構図は、これまでと変わっていない。また、夫・杉浦太陽もイクメンとしての話題が多く、育児や家族の話題がしばしばニュースとなっているが、そこに加わる形で、長女・希空(のあ)のニュースが増加している格好だ。

 たとえば、「辻家の4兄弟が第5子についてどう思っているか?」「辻希美の長女・希空が家族について語る」といった記事が増え、ネットニュース界隈から“希空は辻家のキーパーソン”として認識され始めているのだ。 

 このような流れを受け、大手ニュースメディアの担当者は、辻家関連のニュースの読まれ方について以下のように語っている。

 「第5子妊娠発表の日にまず第一報を載せてだいぶ読まれたのですが、その後、夫・杉浦太陽の反応コメント、辻希美の動画書き起こし詳細、辻家4兄弟の反応、希空単体の感想コメントなどを掲載しましたが、一番反応が良かったのが希空単体の記事だったんで驚きました」

 つまり、読者の関心が「辻家の話題」から「希空個人の話題」にシフトしていることが見て取れたのだという。

 「今のところ好意的な記事が多いですが今後、杉浦家に第5子が誕生したら、希空が兄弟の面倒を見るエピソードなどが、『ヤングケアラーでは?』みたいな話が出てきたりするかもしれませんね。それはそれで読まれそうです」(大手ニュースメディアの担当者)

 これまで、辻希美と杉浦太陽が家族の話題を提供していたが、現在は希空が「辻家ニュースの中心人物」になりつつある。たとえば、「単独の記事のほうが読まれやすい」「アパレル活動など個人での仕事が増えている」「『恋愛リアリティ番組出身』というキャッチーな肩書き」などの要素が重なり、「辻希美の娘」ではなく、「希空(のあ)」という名前が一つのブランドになりつつあるということだろう。

 特に「恋愛リアリティ番組」という身近な切り口から登場したことで、同じ二世タレントでも工藤静香と木村拓哉の次女、Kokiのような「親の影響が強い芸能界デビュー」とは異なり、視聴者の共感を得やすい形で芸能活動をスタートさせた点が特徴的だ。

「『今日好き』出演で若年層人気を取り込んだことに加えて、もともと辻希美さんのブログで存在を知っていた読者や顔出しなしで自作のお菓子を投稿していたインスタグラムアカウントの読者もファンになっているみたいです。『あの子がこんなに大きくなって…』という、まるで我が子の成長を見守るような気持ちだと言います。デビューして『実はだれだれの子ども』と明かす二世タレントというよりも、子役が大人になっていく過程をみるような浸透の仕方です」(芸能プロマネージャー)

 二世タレントの中で、ネットニュース制作界隈で「メディアがネタにすれば、一定の読者を確保できる」“強いキーワード”として認識されているのが、すでに確固たるブランド力を持つ木村拓哉と工藤静香の次女・Kokiである。

 Kokiは、デビュー直前から『キムタクの娘がついにデビューする』と話題になり、世界的ブランドのアンバサダーに抜擢され、ファッション業界を中心に活動し、映画にも進出した。海外志向の強い展開で、グローバルなキャリアを歩む、「エリートコース」とも言える道を歩んでいる。

 しかし、親の影響が色濃く、何をやっても「七光り」と批判されやすい傾向もある。特に、母親の工藤静香がネットでは批判の餌食になりやすいにも関わらず、娘たちのプロデュースにおいては存在感を発揮しており、負の遺産を受け継いでKokiもやり玉に挙がることが多い。

 Kokiと希空のデビューとネットニュースの需要を比較してみよう。

項目 Koki 希空(のあ)
デビュー 世界的モデルとして華々しく 『今日好き』出演で自然に芸能界入り
ネットニュースの論調 「七光り」「実力不足」との批判も 「親しみやすい」「共感できる」と好評
読者の関心 親の影響と実力のバランス 恋愛観や親しみやすさ
今後の展開 モデル・女優としての成功が鍵 タレント活動が広がる可能性大

 こうしてみるとKokiが「高嶺の花」的な存在なのに対し、希空は「親しみやすいリアリティのあるタレント」として受け入れられている。

 「最近は特に『大きな力の影響』を指摘するニュースがよく読まれる傾向にありますから、背後に芸能界がちらつくKokiはどうしてもネタにされやすい。とはいえ、Kokiも若い層からは人気がありますし、映画出演などで着々と実力をつけているので手のひらが返しで印象が変わるかもしれません。一方、希空も今後の展開で『第2の辻ちゃん』として見られる可能性もあります。そうすれば、ネットニュース界隈としては強いキーワードとして、その一挙手一投足がニュースで報じられますからね」(同)

 今後、二世タレントとしての成功は、いかに「親の影」を超えて自分のブランドを確立できるかにかかっているだろう。

(文=黒崎さとし)

夫・杉浦太陽の収入源のなぞ
Koki,主演映画のプレッシャー

黒崎さとし

編集者、ライター。1983年8月3日、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

X:@kurosakisatoshi

黒崎さとし
最終更新:2025/03/20 18:00