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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

ダウンタウンの“ダブル復帰”はGW明けに実現か

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ダウンタウン(写真:Getty Imagesより)

 お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功が、体調不良を理由に当面の間、活動を休止することが明らかになった。相方の松本人志も現在、事実上の活動休止状態にあることから、テレビ業界には大きな衝撃が広がっている。

 所属する吉本興業によると、浜田は昨年5月頃から体調に異変を感じて医療機関を受診。その結果、「当面の間、静養が望ましい」との診断を受け、本人との協議の末、休養を決断したという。

浜田雅功の“代役”は…この人

 ダウンタウンは1982年に結成。NSC大阪校の1期生として入学し、1987年には毎日放送の『4時ですよーだ』で関西を中心にブレーク。その後も『夢で逢えたら』(フジテレビ系)、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)など、数多くの人気番組に出演し、全国的なスターへと成長した。

 デビュー当時から二人を知る吉本関係者は、「東京進出以降、まとまった休みを取ったことはほとんどなかった」と語る。特に浜田は、松本が活動を休止した昨年以降、単独で複数の番組を回し続けてきた。「体力的にも精神的にも相当な負担がかかっていた。今回の決断は、良い機会と捉えたのかもしれない」と話す。

 浜田は現在、『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、『プレバト!!』(MBS系)など、個人で5本、コンビで3本のテレビレギュラー番組に出演。ラジオを含め、計9本のレギュラーを抱えていた。突然の休養発表にテレビ各局は一時混乱したものの、事前に収録を進めていたことや代役の調整が功を奏し、大きな混乱には至っていない。

 あるバラエティ番組の制作スタッフは、「今回の休養は長引かず、比較的早いタイミングで復帰するのではないか」と語る。浜田がCEOを務める音楽イベント『ごぶごぶフェスティバル025』(5月10・11日開催予定)については、予定通り開催される見通しで、「本人も出演する可能性が高い」(同)とされる。ただし、地上波のレギュラー番組に先駆けてイベントに登場することは、視聴者や番組スポンサーへの配慮を欠く恐れもあり、業界内では「復帰はフェス後のゴールデンウィーク明けが自然ではないか」との見方が強い。

 また、4月13日には大阪・関西万博が開幕するが、アンバサダーを務めるダウンタウンの出演予定は現在のところ未定。ただ、浜田が「こぶこぶフェス」に出演する流れで、同時期に万博のアンバサダー活動に復帰する可能性は高いのではないだろうか。

 一方、松本に関しては、3月5日放送の『水曜日のダウンタウン』で過去映像にワイプ出演したことから、「復帰の布石か」との憶測も広がっている。

 松本は昨年11月、「週刊文春」に対する提訴を取り下げ、活動再開に向けた動きも見られたが、ネット上の批判やそれに同調した一部メディアの報道により、復帰は一時的に頓挫した。吉本が1月に発表した新プロジェクト『ダウンタウンチャンネル』についても「まだ準備中」(吉本関係者)としており、松本の復帰時期は依然として不透明だ。

 ただし、あるお笑いライターは「プラットフォームは4月下旬には完成するのではいか」としており、浜田・松本の“ダブル復帰”がゴールデンウィーク明けに実現するかどうか、今後の動向に注目が集まりそうだ。

(文=本多 圭/ジャーナリスト)

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本多圭

ジャーナリスト。1948年、東京生まれ。明治学院大学中退。TBS臨時労働者雇用闘争を経て、「週刊ポスト」の専属記者。その後フリーになり、芸能、医療分野などを手がける。芸能取材歴は40年以上。著書に『ジャニーズ帝国崩壊』『スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』。

最終更新:2025/03/27 18:00