広末涼子、全国ネット復帰が「なりふり構わず」の印象になった理由 完全復活はまだ遠い?

女優の広末涼子が、3月28日に放送されたフジテレビ系バラエティ『ザ・共通テン!』で約2年ぶりの地上波全国ネット復帰を果たした。息子に対する「性教育」について語るなど、赤裸々にプライベートを明かしたが、本人に奔放な印象があるだけにツッコミが続出。「イメージがさらに下がったのではないか」「完全復活が遠のいた」との指摘まであるが、業界事情に詳しい芸能記者が広末の番組出演の影響と今後を分析する。
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「性教育」発言にツッコミが殺到
同番組は「等身大の広末涼子を今夜解禁! 私生活が謎な人の人生密着SP」と題し、今まであまり見ることができなかった広末の私生活に密着。3人の子どもを育てる広末は、ママ友たちとの宴会で子育てに関するぶっちゃけトークを展開した。
「子どもの恋愛や恋人についてどこまで口出しするか」という話題になると、広末は「ウチは(長男が)早く留学したので、留学の時に、あんまりテレビで言うことじゃないけど……使えなかったらカットしてください」と前置きした上で、「絶対ドラッグとセックスについては、ちゃんと親として言わなきゃと思って」と告白。「ウチの学校は結構、性教育に対しても早くからやってくれる学校だったから、全然違和感なく受け入れてくれた」といい、息子は「そんなのわかってるよ、当たり前じゃん!」と反応していたという。
薬物やセックスについて息子とかなり話し合ったそうだが、このような話が人気女優の口から飛び出すのは異例だ。さらに、広末は「家族と友達が一番の財産」とも語ったが、ネット上では「性の倫理的な話だとしたら誰が言うてんねん!」「本人がめちゃくちゃ奔放にやってきたのに」といったツッコミが相次いだ。その一方で「広末が言うと重みがある」「自分の経験を踏まえての教育なら説得力ある」などと擁護の声もあり、賛否両論となっている。
広末といえば、2023年に鳥羽周作シェフとのダブル不倫が発覚。広末と鳥羽シェフは双方とも当時の配偶者と離婚し、互いにシングルになって現在も交際を続けているといわれている。この騒動の影響で広末はすべての仕事を失い、長年所属していた有力事務所「フラーム」を離れることになった。
以降は表舞台からほぼ消えていたが、今年に入ってから地元・高知のローカル局の特番やBS番組に出演し、今回の番組でついに全国ネットに戻ってきたことになる。しかし、今回の全国ネット復帰は女優としてではなく、バラエティでの私生活密着。どうしても「私生活の切り売り」「スキャンダラスなイメージをネタにした出演」という印象があり、ツッコミが続出した発言の影響も相まって、さらなるイメージダウンになったとの声があるようだ。
フジ出演で「なりふり構わず」の印象に
業界事情に詳しい芸能記者は、今回の番組出演についてこのような見方を指摘する。
「全盛期から変わらず広末を応援している熱心なファンは、これまでも数えきれないほどのスキャンダルを目にし、結婚・離婚も2度経験しているので耐性がついている。鳥羽シェフとの不倫騒動にしても、独立のタイミングで受けた複数のインタビューで、核心をつくような質問にも真摯に答えているし、子どもへの愛情も熱く語っている。広末自身は謝罪会見をしたい気持ちがあったが、周囲の賛同を得られなかったとインタビューで明かしていることからも、不倫騒動から逃げない姿勢は評価できる。
なので『ザ・共通テン!』での子育てに関する過激な発言も想定の範囲内ではあるが、タイミング的にフジテレビの番組という点がマイナスに働いた。本業である女優業の見通しがついていない中、一連の不祥事でスポンサーが戻らず、バラエティやドラマのロケも断られる状況が続いているフジテレビに出演したのは、どうしても視聴者に『なりふり構わず』という印象を与えてしまい、それがネガティブなイメージにつながった」
発言そのものは大きなマイナスではなかったが、フジテレビの番組だったという点がネガティブな印象を生じさせる要因になったようだ。広末の今後の展開について、前出の記者はこのように見る。
「ただ、これを機に他局のバラエティにも引っ張りだこという状況を作ることができれば、もともとトーク力は安定しているので好機となる可能性はある。ぶっちゃけキャラになって支持を得れば、いずれは女優業での復活の道も開けることだろう。だが現状だと、前事務所フラームへの業界の忖度もあり、地上波のドラマに出るのが難しい状況は変わらないはず。
広末は3月末に開催された台湾最大級の音楽フェス『Megaport Festival 2025』に出演し、現地では大勢の広末ファンが集まり、とてつもない盛り上がりを見せたという。昨年12月には都内で25年ぶりとなる音楽ライブを開催し、往年のファンを喜ばせた。広末の歌唱力は今も衰えていないと評判なので、アジアなどの海外展開を視野に入れながら、当分は音楽活動を中心にするという選択肢もありだろう」
噂される「過激作品」出演の可能性
女優業の本格再開は依然として厳しい状況にあるようだ。一部業界内では、泥沼の離婚騒動を経験した篠田麻里子がバッシングを逆手にとって「不倫妻」役でドラマに出演したことから、広末も過激な役柄のオファーを受けるのではないかと指摘する声がある。ドラマ制作者が期待を寄せているとの報道もあるが、前出の記者は否定的だ。
「中学生で芸能界デビュー後、たちまちトップアイドル女優に成長し、数々のスキャンダルがありながらも常に最前線で活躍してきた広末が、女優としての格が落ちるような仕事を受けるとは考えにくい。人気だけではなく実力で大きな役を勝ち取ってきた広末は、主演映画『ゼロの焦点』(2009)で西島秀俊との混浴シーンがあっただけでも大きな話題になったぐらい、濡れ場については慎重。長く芸能界にいるので、過激な作品で一時的に需要が増えても、すぐに先細りしてしまうケースを数多く見てきただろうから、話題性だけの作品選びはしないと考えられる。
広末は『一生、女優を続けたい』と公言する一方、家庭に仕事を持ち込まないのがモットー。台本を家で読まないなど、子どもファーストを貫いているのでなおさらだろう。実際、独立後に受けたインタビューでも、焦らずに『このメッセージを届けたい』と思える作品との出会いを待ちたいと語っている。ただ近年は、Netflixなどの配信系ドラマで大胆な濡れ場を演じて評価を高める女優も多い。広末も意味のある作品だったら、過激な作品に挑む可能性はある。出産後も子育てをしながら日々のトレーニングを欠かさないというストイックな姿勢を続けている広末だけに、40代とは思えない美しいプロポーションを披露するとなれば、国内のみならず海外でも話題になることだろう」
スキャンダルで追い詰められたからということではなく、それだけの価値がある作品であれば「過激な演技もいとわず」となる可能性はあるようだ。女優としての評価は以前から高いため、どのように「完全復活」を目指すのか、今後も注目を集めそうだ。
(文=佐藤勇馬)