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本多圭の『芸能界・古今・裏・レポート』

田中圭と永野芽郁の不倫報道、「完全否定」の所属事務所は信用失墜か

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田中圭と永野芽郁の不倫報道、「完全否定」の所属事務所は信用失墜かの画像1
田中圭(写真:Getty Imagesより)

 5月8日に発売された「週刊文春」が永野芽郁と田中圭の不倫疑惑の続報として、二人のLINEの詳細なやり取りを報じたが、双方の事務所は不倫を否定。それどころか、永野が所属する大手プロ「スターダストプロモーション」は、いまだに田中との交際すら否定している。ドラマ、映画、CMに多数出演している永野が不倫しているとしたら、その影響は経済面も含めて甚大なだけに、事務所としてはなんとしても、この疑惑を払拭したいところだろう。

永野芽郁、事務所も見限る?

「田中が所属する『トライストーン・エンタテイメント』は“不倫の事実はない”と否定していますが、永野の事務所は“交際等の事実もない”と完全否定しています。しかし文春は半年以上にわたり取材して記事にした。不倫報道には絶対の自信を持ってます」と言うのはフリーライター。

「性のモラルについては、ジャニー喜多川氏の性加害や中居正広氏の女性トラブルを巡るフジテレビの問題から、世間の目は一層厳しくなっている。それに永野が阿部寛とW主演しているドラマ『キャスター』は主婦層をターゲットにした情報番組がテーマ。TBSは、事務所の否定を鵜呑みにしてスルーするわけにはいきません」

 今回のLINE公開に先立ち、4月24日発売の文春では、2夜連続スクープとして「永野芽郁が田中圭と二股不倫!」と題し、田中が永野の自宅に入る様子をキャッチ。田中の永野に対する愛のささやきについても、関係者の証言を掲載。さらに2夜目では、田中を自宅に招き入れる前日に、気鋭の韓国人俳優キム・ムジュンとの“甘い時”を過ごしていたと報じている。

 文春によると、永野と田中は2021年に公開された映画『そして、バトンは渡された』で共演。交際は昨年の9月頃から始まり、酒好きの田中と深い関係になったという。永野は2018年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロインを演じて以来、清純派女優の道を歩いてきた。一方、田中は元女優のさくらさんと結婚し、中学生と小学生の娘がいる。不倫報道が事実であれば、2人にとって大きなダメージになる。

 田中が所属するトライストーンは「不倫の事実はないと認識している」とコメント。二股を噂されたキムの事務所は「親しい同期の間柄」と答えている。肝心の永野が所属するスターダストプロモーションは、「(田中について)俳優としての先輩や仲間であり、交際等の事実はございません」と交際すら否定していた。

「永野は10本以上のCMを抱えており、ドラマは現在放送中の『キャスター』のほか、来年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演、映画では『かくかくしかじか』の公開が5月16日に迫っている。不倫を認めれば、10億円近い違約金が発生しかねないとも言われています。事務所としては必死に否定しますよ」(スポーツ紙記者)

 永野が所属するスターダストは、常盤貴子、松雪泰子、北川景子、桜井ユキ、山田孝之、柳楽優弥、椎名桔平らを擁する俳優の宝庫。一方、田中の所属するトライストーンも、社長の小栗旬を筆頭に、綾野剛、間宮祥太朗らを抱える大手プロ。現時点では、この不倫報道を後追いするテレビ番組は多くなく、忖度ぶりが伺える。

唐田えりかを降板させたTBS

 筆者はひと昔前、スターダストの幹部が「ジャニーズ事務所は、自社のタレントに不利益な記事を書くメディアには、大手広告代理店を通じて圧力をかける。うちもある女性誌に広告代理店経由で圧力をかけた」と自慢げに話していたのを記憶している。

 それ以降、スターダストはさらに大手プロへと成長している。しかし文春は不倫報道第二弾で、不倫を裏付ける二人のLINEの詳細なやり取りを報じた。それでも双方の事務所は不倫を否定。だが、すでに永野が出演していた数社のCMは放送停止となり、今後さらに増える見通しだ。それだけに永野が出演する『キャスター』が、文春の不倫報道にどう対処するのかが注目される。

「TBSは2020年1月に俳優・東出昌大の不倫が発覚した際、売り出し中だった女優・唐田えりかを放送中のドラマ『病室で念仏を唱えないでください』の第2話から降板させていますからね。永野が何らかの理由で番組から消えるシナリオもあり得ます」と言うのはドラマ関係者だ。

 今回の不倫騒動で、急成長してきたスターダストとトライストーンのマネジメント力とメディア対応の拙さが浮き彫りになったように思える。もし不倫が事実だとしたら、場当たり的な否定をした両事務所の信用が失墜することは否めない。

(文=本多圭/ジャーナリスト)

永野芽郁の跡目争い
不倫疑惑もテレビは忖度

本多圭

ジャーナリスト。1948年、東京生まれ。明治学院大学中退。TBS臨時労働者雇用闘争を経て、「週刊ポスト」の専属記者。その後フリーになり、芸能、医療分野などを手がける。芸能取材歴は40年以上。著書に『ジャニーズ帝国崩壊』『スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』。

最終更新:2025/05/11 18:00