とんねるず石橋貴明、フジ騒動が飛び火して世間の物議を醸すも“家族仲は円満”の理由

女優の鈴木保奈美が4月24日、都内で行われた『世界くるみサミット2025』のトークショーに登場した。
鈴木といえば、元夫でお笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明が食道がんと咽頭がんを併発し、手術を終えて療養のために芸能活動を休止中だ。
その石橋に関しては、芸能界を引退した中居正広氏による元フジテレビの女性社員との深刻なトラブルを「性暴力」と認定した、フジと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会の報告書の中にある重大な類似事案の1つに出てくる「有力な出演者」の1人ではないかといった疑惑が浮上した。
芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。
「第三者委員会による調査報告書の中には重大な類似事案の1つとして、10年以上前に会食に参加したフジの女性社員が会食後、別の店で有力な番組出演者と2人きりにさせられて、この有力な出演者が突如ズボンと下着を脱ぎ下半身を露出するなどのセクハラ行為を受けたといった記載があります。この『有力な出演者』について4月発売の『週刊文春』(文藝春秋)が石橋さんであると記事で報じ、これを受けて石橋さん本人が所属事務所を通じてコメントを発表。『深酒をしていたためか、覚えていないのが正直なところです。かなり羽目を外してしまったかもしれません』としながらも『会食した覚えはあります』と認めて、『女性には不快な思いをさせてしまったことを大変申し訳なく思っております。かなうのであれば、快復後直接お会いして謝罪させていただきたく思います』と謝罪しました」
こうした背景もあり、この日のイベントに出席した鈴木に対しては退場時、元夫の石橋に関する質問が報道陣から飛んだが、イベント関係者が慌てて制止。鈴木は無言のまま会場を後にした。
「鈴木さんは98年11月に石橋さんと電撃再婚。その後、3人の娘に恵まれたが、21年7月、『子育てが一段落した』ことを理由に離婚を発表。石橋さんがフジの女性社員に対して下半身を露出していたのは鈴木と結婚している間の出来事となりますが、彼女がそのことを知ってどう感じたのかが気になるところです。ただ逆に言えば、その件がなければ療養中の石橋に対して何かコメントをしていたのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
そんな石橋には鈴木と結ばれる前に離婚した元妻と、その元妻との間に生まれて女優として活動している娘の石橋穂乃香がいることで知られている。
穂乃香は21年7月に年上の一般男性と結婚し、22年5月に第1子を出産。石橋にとっての初孫も誕生しているが、週刊誌の芸能記者は明かす。
「鈴木さんと結婚したこともあってか、石橋さんと穂乃香さんは父娘という関係ながら距離を置いていた時期もあったようですが、初孫ができたこともあり近年は頻繁に連絡を取り合うなど良好な関係を築いています。現在、療養中の石橋さんをサポートしているのは穂乃香さんと、鈴木さんとの間に生まれた3人の娘さんですが、初孫の存在もあって中でも穂乃香さんが一番身近にいる時間が多いようです」
そんな石橋は昨年11月8日と9日に木梨憲武とともにとんねるずとして29年ぶりに東京・日本武道館でライブ『とんねるず THE LIVE』を開催。
その際、穂乃香も武道館を訪れたことをSNSで報告しているが……、前出のテレビ局関係者はこう振り返る。
「石橋さんはステージ上で『僕の娘にこんな大きなところで歌う姿を見せたことがありませんでした』と振り返ると、4人の娘さんのイニシャルを口にして『いつもありがとう。愛してます』としみじみと語っていました。これまでバラエティー番組などでも自分の家族の話題を口にすることはほとんどなかった石橋さんだけに、集まったファンも驚きとともに感慨深げでしたね」
フジ騒動の余波で過去のハラスメントが明らかになり芸能生活の窮地に陥っている石橋だが、愛娘たちとの関係は円満のようだ。
(取材・文=サイゾーオンライン編集部)