永野芽郁、不倫疑惑騒動で事務所との関係に「亀裂」か…危惧される「広末涼子の二の舞」

不倫疑惑を報じられていた女優の永野芽郁が、2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演を辞退したと発表された。永野は多数のCMスポンサー契約を抱えていたが、彼女を起用した広告がすべてWEB上から削除されるなど「CM削除ドミノ」状態になっており、ラジオ番組も打ち切りになるなど、不倫疑惑報道の影響は甚大になっている。
芸能活動は当面難しそうに思えるが、複数の報道によると事務所関係者は活動休止を否定しており、今後もオファーがあれば仕事は継続するという。永野の今後はどうなるのか。業界事情に詳しい在京テレビ局の関係者に話を聴くと、新たな「キナ臭い話」が浮上してきた。
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事務所は「活動休止」を否定も……
永野は4月に妻子ある俳優の田中圭との不倫疑惑を「週刊文春」(文藝春秋)に報じられたが、双方が不倫を否定。しかし、親密そうなツーショット写真なども流出していたため、疑惑を払拭することはできずに炎上が続いていた。
ネットでは大騒ぎとなっていたが、なぜかテレビでは大半の情報番組がこの話題を「スルー」。永野はスターダストプロモーション、田中はトライストーン・エンタテイメントと、それぞれ業界屈指の大手事務所に所属しており、出演CMも多く、永野はTBS系ドラマ『キャスター』やフジテレビが関わっている映画『かくかくしかじか』に出演しているため、テレビ業界の「忖度」ではないかとも指摘された。
だが、ついに今回の騒動は「なかったこと」にはできないレベルになってしまった。
18日、NHKは「2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演予定だった永野芽郁さんの所属事務所から、5月18日、出演を辞退したいという申し出がありました。NHKとして検討した結果、この申し出を受け入れることと決定しました」と発表。永野の所属事務所も「永野芽郁が出演を予定しておりました2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』ですが、このたびの一連の報道により、関係各所への多大なるご迷惑およびご心配をおかけしていることを鑑み、同作への出演を辞退させていただくことになりました」とのコメントを出し、クランクイン直前での大河ドラマ降板が決定した。
また、永野を起用したCM動画や広告ビジュアルをネット上で展開していた企業はクラシエ、モスバーガー、サントリーなど騒動前は9社あったが、現在は全社が削除。ニッポン放送の冠ラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』も永野の出演辞退により、打ち切りが決まった。
永野は「3年先までスケジュールが埋まっている」といわれた売れっ子だが、直近に予定していた仕事は降板した大河ドラマの撮影と打ち切りになったラジオ番組のみだったといい、現状を踏まえると活動休止となるのは避けられないように思える。しかし、複数の報道で「事務所関係者は活動休止を否定」と伝えられ、オファーがあれば活動を続ける意向を示しているという。
謹慎状態避けられずか……事務所との間に「亀裂」も
永野の今後はどうなるのか。在京テレビ局の関係者はこう指摘する。
「当初、多くのテレビ局が今回の騒動をスルーしていましたが、CM動画の削除に大河ドラマ出演辞退、ラジオ番組の終了と、不倫を否定はしてますが仕事に大きな影響が出てますから、もう『なかったこと』として扱えなくなり、現在は全局が報じています。主演映画『かくかくしかじか』に大きく関わっているフジテレビですら、同作がすでに公開されたこともあって事実関係を報道しています。
オファーがあれば活動を続けるとのことですが、ここまで大ごとになってしまうとかなり厳しい。今後の永野さんについては、あくまで不倫を否定しつつも、おそらく多方面に迷惑をかけたという名目での活動休止になるでしょう。CM降板などによる違約金も発生するでしょうし、事務所は関係各所への謝罪や説明に追われ、永野さんは謹慎状態になるのでは。そうなれば、積極的にオファーを出すようなところはないでしょう」
さらに、永野と事務所の関係にキナ臭い動きがあるという、前出の関係者が続ける。
「最近、事務所と永野さんの関係性について、どうも亀裂が生じてきているらしいと業界内でささやかれています。確かに、今回の一連の事務所の対応を見ていると不可解というか、本当に騒動をうまく収めようとしているのかどうか疑問に思うところが多々ありました。永野さんは不倫を否定しているのに、事務所は半ば認めたような対応をしていますから、事実はどうあれ信頼関係が崩れているのではないかと。今後の展開次第では、永野さんがこのまま事務所を退所する可能性もあるでしょう」
大河ドラマの出演辞退は事務所側がNHKに申し入れたとされるが、本来なら「不倫の事実はない」という主張なのだから不可思議だ。事務所としては、重要な取引先であるテレビ局などに迷惑をかけられないという立場があり、それが永野の主張との食い違いを生じさせ、ちぐはぐな対応となってしまったのかもしれない。
広末涼子は不倫スキャンダル騒動時の事務所の対応に不満を抱き、長年所属していた事務所を退所する事態になったが、同じような展開になる危険性をはらんでいるようだ。
田中圭も「無傷」ではいられず
一方、田中は上演中の主演舞台を降板することなく、6月29日にWOWOWで三谷幸喜氏が脚本・監督を務める主演ドラマ『おい、太宰』が放送されることも決定するなど仕事が途切れていない。仕事が全消滅になりそうな永野との「格差」を指摘する声もあるが、決して無傷ではいられなさそうだ。前出の関係者は言う。
「田中圭さんは、家庭の状況も含めあまり傷を負ってるように見えないところがあり、かなり批判が大きくなっています。テレビ局やスポンサーはそういった世論の動きを見ていますから、すでに決まっている仕事は別にしても、新規の仕事でキャスティングされることは当面ないでしょうから、次第に露出は減っていくでしょう」
本人たちはもちろん、事務所やテレビ局、スポンサーまで、多方面に影響は広がっているようだ。
(文=佐藤勇馬)