CYZO ONLINE > 芸能の記事一覧 > SixTONES、ファンが懸念する“勢いの鈍化”

SixTONES、最新シングル「BOYZ」が初週35.7万枚を記録もファンが懸念する“勢いの鈍化”

SixTONES、最新シングル「BOYZ」が初週35.7万枚を記録もファンが懸念する勢いの鈍化の画像1
SixTONES(写真:サイゾー)

 人気グループSixTONESの最新シングル「BOYZ」が発売初週で35.7万枚を売り上げて話題となっている。

SixTONES・ジェシーが大号泣

 SixTONESは14作連続でシングルが初週30万枚超えを達成し、グループの底力を示した格好だ。

 だが、意外にもファンの間ではグループの今後を危惧する声も囁かれているという。

 スポーツ紙の芸能担当記者は語る。

「今作の『BOYZ』の初週売り上げ枚数は今の時代では素晴らしい数字だとは思います。ただ、その一方で前作『バリア』の36.3万枚を下回り、過去最低の数字となってしまったんです。そうした中、グループの勢いの鈍化を不安視する向きもあります」

『BOYZ』は、人気テレビアニメ『WIND BREAKER Season 2』(TBS系)のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲。

 疾走感あふれるロックサウンドに乗せ、「戦う強さ」や「守るべきもののために戦う決意」を描き出した内容は、作品の世界観とともにSixTONESの姿と重なるものとなっている。

 実際、原作ファンでもあるメンバーの田中樹は、「『WIND BREAKER』の友情や絆、結束力はSixTONESの6人にも通じるものがある。僕たちを知らない人にも、この楽曲を通じてSixTONESを知ってもらえたらうれしい」と語っている。

 しかし、そうした熱い思いとは裏腹にセールスの伸びは期待ほどには届かなかったというのが実状だ。

 そもそも、SixTONESに関してはこれまでのシングルの売り上げの推移を振り返ると、グループの歩みが浮き彫りになってくる。

 2020年にSnow Manとの合同名義「SixTONES vs Snow Man」で発売したデビューシングル「Imitation Rain/D.D.」は、初週で132.8万枚を売り上げる大記録を達成。

 SixTONES単独では、同年7月リリースの2枚目シングル「NAVIGATOR」が、初週62.2万枚で自己最高を記録した。

 以降、売り上げはアップダウンを繰り返しており、全シングル「オリコンシングルランキング」1位の名誉はキープしているが、音楽誌ライターは明かす。

「メンバーの森本慎太郎がKing&Princeの高橋海人とダブル主演を務めた23年のドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)の主題歌に起用された10枚目シングル『こっから』は、初週49.5万枚と前作『ABARERO』から約6.6枚アップ。その後、11枚目『CREAK』では微減したものの、グループ結成から丸9年の記念日である24年5月1日にリリースした12枚目『音色』は、初週52.3万枚と、歴代3位の好記録を残しました。しかし、13枚目の『GONG/ここに帰ってきて』から再び数字を落とし、14枚目『バリア』と3連続でワースト更新して右肩下がりから復調できないままです」

 そんな中、グループとしての勢いに陰りが見え始めている要因の一つとして取り沙汰されているのが、メンバーの私生活の動向だ。

 芸能ジャーナリストの竹下光氏は語る。

「やはりメンバーの熱愛報道の影響が少なからず尾を引いているのかもしれませんね。SixTONESは今年にデビュー5周年を迎えて、1月から4月にかけてグループ初の5大ドームツアーを開催し、4月からは冠番組『Golden SixTONES』(日本テレビ系)も始まるなど活動を活発化させています。ただ、アニバーサリーイヤーを前にした24年7月にジェシーさんと綾瀬はるかさんとの交際が明らかに。8月に森本慎太郎さんと森川葵さんとの熱愛も報じられました。祝福する声も多い一方、交際自体やその発覚のタイミングも含めて複雑な思いを抱いたファンも少なくなさそうです」

 もっとも、『Golden SixTONES』についてはコア視聴率の高さもあって若年層からは高い支持を集めており、今回の「BOYZ」は前作からの減少幅がわずかに縮小しており、シングルの売り上げ枚数の下げ止まりの兆しを指摘する声もある。

「グループにとっては今後はCD購買層だけに頼るのではなく、配信やライブ、デジタル施策の充実が重要になってくるでしょう。今作はアニメのタイアップとなりましたが、SixTONESはアイドルなのかアーティストなのか、イマイチ方向性が見えてこない印象もある。CDの売り上げだけでグループの勢いを測る時代は終わり、今は総合的なプロジェクト力が求められている中で“特典”を強化するべきなのか、グローバル配信に力を注ぐのか、グループの立ち位置と戦略をもう一度練り直す必要があるようにも思います」(前出の音楽ライター)

 今年5周年の節目を迎えて活動を活発化させたSixTONESにとっては次の一手がグループの未来を大きく左右することになりそうだが、地力や存在感を失ったわけではないだけに次作での巻き返しを期待したいところである。

「もはや職人」?

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

サイゾーオンライン編集部 

芸能・政治・社会・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト。

X:@cyzo

サイゾーオンライン編集部 
最終更新:2025/07/02 12:00