カズレーザー結婚、『水ダウ』大食いの派生がすごい、『テレビ千鳥』コント回……【週末お笑い雑話】

今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。
カズレーザー結婚
編集S 今週のお笑い界のビッグニュースといえば、カズレーザーと二階堂ふみの結婚ですかね。
新越谷 驚いたし、何しろおめでたいことで。
編集S 芸人と大物女優って、けっこう結婚しますよね。山里と蒼井優もそうだし、古くは明石家さんまと大竹しのぶ、陣内智則と藤原紀香、安達祐実と井戸田潤、木梨憲武と安田成美……。
新越谷 あとTAKE2の人と田中美佐子。田中美佐子、好きだったんですよねえ。
編集S 深沢さんですね。離婚してる人もいれば、続いてる人もいる。
新越谷 なんかカズレーザーって、離婚しなさそうですよね。二階堂ふみもしなさそう。とはいえ、するときはあっさりしそう。
編集S 意味のないこと言わないでください。カズレーザーは2015年の『M-1』からですから、売れてちょうど10年ですね。
新越谷 10年かー。ということは新『M-1』が始まって10年ということですね。今年でちょうど旧『M-1』10回、新『M-1』10回ということになるわけだ。
編集S 覚えてます? メイプルの『M-1』。
新越谷 めっちゃ覚えてるというか、今でも15年の優勝はメイプルだと思ってます。
編集S 結果は7位でしたね。
新越谷 5年ぶりの『M-1』のトップバッターで出てきて、審査員もみんな初めての歴代王者ばかり、なんかよくわかんないまま80点台が並んだ感じでしたね。結果メイプルは7位でしたが、翌年のニホンモニターのブレイクタレントランキングで1位。王者トレンディを超えてましたから、それだけのインパクトを残したということでしょう。
編集S ところで、カズってトレンディのたかしとルームシェアしてるはずですよね。二階堂ふみ、来たんですかね、その部屋に。
新越谷 なんかすごそう。
『水ダウ』大食いの派生がすごい
編集S 最近、また毎週のように話題を振りまいている『水ダウ』ですが、今回は「大食いじゃんけん」。おもしろかったですね。
新越谷 ここのところ、ゲームのルールを考える企画が多いですね。先日の「寿司合戦」もそうだし、「電気イスゲーム」もすごかった。
編集S ひとつ、番組の軸になっていく感じなんでしょうか。
新越谷 『水ダウ』は『水ダウ』なりに、時代を模索してるんだと思うんですよ。芸人を虐げる系も全然おもしろいし、クロちゃんパパの企画も破壊力あったけど、それこそゲームなら誰も傷つけないし、叩かれようがない。
編集S なるほど。ゲームだと、芸人がひどい目に遭っても自己責任というか、自分が負け筋を選んだ結果になりますもんね。
新越谷 でもゲームのルールを新しく考えるって、すごく難しいことだと思うんですよね。おそらく最初はADで、次にそれなりに立ち回れる若手を呼んで、とか、念入りにシミュレーションしてると思う。労力もかかるし、そもそも頭良くないと作れないし。
編集S これだけヒットが続くのはすごいと。
新越谷 あと、今回特に感じたのは、やっぱりこれ系って編集なんだよなと思うんですよ。テーブルに穴を空けて下から撮れるようにしてたけど、どのタイミングでそのカットを使って、どこでは使わないか。その場で起こったことを完全に把握して咀嚼して、最適なつなぎを作るわけじゃないですか。ルールを作るのも大変だし、編集も大変。藤井さん、昔は全部自分でつないでると言ってたけど、今でもそうなのかな。
編集S そうなんですかね。
新越谷 前に『どうでしょう』の藤やんが言ってたけど、おもしろい番組はだいたいみんなトップが自分で編集してるもんだって。若手ディレクターへのアドバイスを求められて「いいからつなげよ、画を」って言ってました。カッコよかった。
編集S それはカッコいいですな。
『テレビ千鳥』コント回
編集S あと今週おもしろかったの、何かあります?
新越谷 『テレビ千鳥』が全編、大悟のコント回で最高に良かった。
編集S 前に『かまいガチ』でタイ釣りの企画があって、その翌日に『テレビ千鳥』でもタイ釣りという丸かぶり。それにキレた大悟が『かまいガチ』にゲストで出てた水田、ゆずる、新山を呼び出して説教をするという。
新越谷 あのとき「こんなことあるんだなぁ」とは思ったんですよね。どこまで偶然なのかわからないけど、違和感が回収された気持ちよさがまずあったし、こういうときの大悟はホントにイキイキしててノブも楽しそうなのがいいですね。
編集S オチもすごかった。
新越谷 もう誰に向けてやってるのか、というね。前に大悟が「千鳥がYouTubeやらない理由」を訪ねられて「『テレビ千鳥』で好きなことできてるから」と答えてたけど、ホントにこの番組は純度高いと思う。大悟の企画って、アマプラの『ニッポンハッピーチャンネル』もそうだけど、ちゃんとオリジナリティと悲哀があって好きなんですよね。
編集S おお、久しぶりに思い出しました『ハッピーチャンネル』。まだ見られるみたいですね。
新越谷 見ましょう、見ましょう。
(文=新越谷ノリヲ)