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週刊誌スクープ大賞

高校野球・広陵の苛烈すぎるイジメ実態 先輩の暴力で麻痺した右半身

高校野球・広陵の苛烈すぎるイジメ実態 先輩の暴力で麻痺した右半身の画像1
高校球児たちの憧れであり、同時に“魔物”が棲むとも言われる甲子園球場(写真:Getty Images)

今週の注目記事・1「広陵元野球部員が告発『私は先輩の暴行で右半身麻痺になった』」(『週刊文春』8/28日号)
同・2「北島康介『ちょ~気持ちいい』不倫」(『週刊文春』8/28日号)
同・3「『ルフィ強盗団』最高幹部による衝撃の獄中告白」(『FRIDAY』9/5日号)
同・4「大谷翔平強欲代理人『脅しの交渉術』」(『週刊文春』8/28日号)
同・5「4万3714円 まさかの最高値更新 日本株『4つの深層』」(『週刊新潮』8/28日号)
同・6「麻生太郎が自民党総裁選で目をつける小渕優子」(『週刊新潮』8/28日号)
同・7「米ロ会談はプーチンの罠」(『ニューズウィーク日本版』8/26日号)
同・8「女子更衣室&トイレにカメラ20台 栃木盗撮魔教師『古口大輔38』の手口」(『週刊文春』8/28日号)
同・9「杉村太蔵氏の旭川『屋台村』を出店者が怒りの告発」(『週刊新潮』8/28日号)
同・10「『ウザいCM』&『ウケたCM』1万5千人に大調査!」(『FLASH』9/2日号)

中居正広「性暴力」の全貌

 猛暑の夏を吹き飛ばすようなスクープはないが、最初はFLASHの記事からいこう。

 大手広告代理店は、CMに対する視聴者の意識調査を定期的に実施しているというが、今回FLASHは、直近に行われたアンケートの結果を入手したという。調査を担当した大手広告代理店の担当者はこう語っている。

「インターネットの普及により『テレビ離れ』といわれて久しいものの、いまだにテレビCMの影響力は大きいものがあります」

 今調査は7月に、全国の視聴者1万5,000人を対象に行われた調査だという。好きなCMと嫌いなCMを挙げてもらい、それぞれその理由を聞いている。

「老若男女問わず幅広い世代から調査しており、まさに『国民の声』といえるものでしょう」(同)

 では、「嫌いなCM」を見ていこう。1位は、高畑充希(33)が出演する「めちゃコミック」。いまや、本も漫画もスマホで読む時代。国内最大級の電子書籍・漫画ストアのCMで、出稿数も多いのだが……。

「高畑さんが口ずさむ『ロマンスが~』って声がかすれていて聞き苦しい」

「夜中に何度もこのCMが流れていて、歌声が脳裏から離れなくて眠れない」

 高畑が、ゲスの極み乙女の『ロマンスがありあまる』をさまざまなシチュエーションで口ずさむものだが、その歌声に対するネガティブな意見が多数。しかも出稿数が多いだけに、不快感が増すという悪循環を招いているようだ。

 2位は村上信五(43)の「bitbank」。暗号資産(仮想通貨)取引所のCMで、4月から村上が出演している。

「テレビのボリュームが壊れたかと思うくらいうるさい」

「突然の大音量は不快極まりないです」

「ただでさえ仮想通貨は信用性に疑いがあるのに、CMが全力過ぎて」

 1990年代にヒットした「Gonna Make You Sweat(Everybody Dance Now)」の替え歌だが、その音量と圧力が不興を買っているようだ。

 3位はバッテリィズの「カップヌードル『叫ぶおじさん篇』」。人気漫才コンビが出演し、3月から放送されている。

「いったい何を言わんとしているのか、さっぱりわからん」

「CMだからと、作り手のわがままで世に出していいの?」

 4位は、広瀬すず(27)、伊藤沙莉(31)らが出演する「ザ・プレミアム・モルツ」。アニメ『ちびまる子ちゃん』の20年後の世界を実写で描く「プレモル子ちゃん」シリーズ。

「原作を冒涜している。ちっともリアリティがないし、ファンタジーでもない」

「そもそも、まる子=広瀬すずはないよね?」

 5位は、今田美桜(28)出演の「楽天モバイル」。

「いきなり、『楽天モバーイル!』と絶叫するのはやめてほしい」

「今田さんは好きだけど、乗り換える気にはならない。だって『つながらない』から」

 強烈な声や派手な演出で、以前から不快感を訴える声が多い。加えて「繋がりにくい」という印象から、拒否反応を示す意見もある。

 6位は、元横綱・貴乃花光司(53)の「ふるなび」だという。

 では好きなCMは? 1位は大谷翔平が登場する伊藤園の「お~いお茶」。2位が長澤まさみと中島歩の「虫コナーズ」、3位はキリンビールの「晴れ風」。今田美咲や目黒連が出ている。4位はUNIQLOの「LIFEとWear」の綾瀬はるか。

 CMは世につれ、世はCMにつれ。いつの時代もCMはその時代を映す鏡なのだ。

 お次は杉村太蔵というタレントがやっている旭川の「屋台村」の出店者からブーイングが出ているという新潮の記事。

 私は杉村というと、議員になった当初に放ったこの言葉が耳に残っているだけだ。

「国会議員はグリーン車乗り放題ですよ!」

 結局、議員さんとしてはしっかり失敗したが、そのうちテレビでご意見番のような発言をするようになって、「あんたがそんなことをいえるのか?」と、すぐにチャンネルを変えた。

 まあ、テレビのコメンテーターって、議員で失敗した人間の敗者復活の場だからね。

 その杉村が、今では地元旭川で屋台村に投資しているというのだから、見上げたもんだよ。風呂屋の煙突である。

 2023年に駐車場跡地に建てた「屋台村」について杉村は、「中心市街地、買物公園は、観光客が楽しめるエリアとしての可能性を秘めており、旭川で唯一、外貨を稼ぐことができる。旭山動物園に来た130万人が、もう1泊、2泊するきっかけになるような場所にしていきたい」と意気込みを見せたという。

 だが内情はいささか違うようであると、新潮が報じている。

 杉村の運営方針が「軽すぎる」という不満が出ているというのである。出店側は、売上の20%を上納するらしい。

 だが、時々来る杉村に会議でいろいろな要求しても、煮え切らないというのだ。

「契約書では杉村氏が代表を務める運営会社『株式会社ここはれて』が宣伝や広報を担うとされています。私が納める売り上げを活用するということだったのですが、運営側はSNSを更新する程度で、地元でビラを配ったりFMラジオに宣伝を出したりといった、本格的なPRをほとんど行ってくれないのです」(さる飲食店のオーナー)

 一部出店者たちがビアガーデンを企画したが、最初は運営側が「経費は出せる」といっていたのに、杉村は、経費は払わず、以後、出店者主催でイベントを開くのを禁止にしてしまったという。

 それだけではない。ビアガーデンを企画した出店者が経費、約150万円を要求したところ、7月になって退店を要求されたというのである。

 杉村は電話で新潮に対して、「私は旭川の衰退に歯止めをかけたい。屋台村は社会貢献事業としての側面が強く、大きな利益を出そうなどと考えておりません」などと答えている。

 テレビで「薄口評論家」(新潮)、昔は軽薄といっていたが、ちょっと売れると「億ション」が買えたり、事業を起こすことができるというのは、よほどテレビ側が出演料を払っているのだろう。

 他の政治家脱落者がいっていたが、政治家なんかやめてよかった、テレビに出るほうがよほど儲かるそうだ。それっておかしくないか?

 お次はまたまたまたエロ教師のお話。

 文春によれば、8月13日の早朝。栃木県宇都宮市内の閑静な住宅街の一画に、銀色のミニバン4台が停車した。

 20人ほどの捜査員らが踏み込んだのは、同日に逮捕された栃木県内の教員・古口大輔容疑者(38)の自宅だったという。

「古口の逮捕容疑は性的姿態撮影処罰法違反(撮影)。勤務する高校の女子更衣室に侵入し、動画撮影機能付きの小型カメラを設置。女子生徒らの着替えを盗撮した疑いが持たれています」(社会部記者)

 県警は女子トイレなども含めて十数カ所で同様のカメラ計20台以上を確認したそうだ。天井の点検口に穴を開けて設置するなどの細工が施されていたという。

「カメラ本体にはケーブルが付いており、天井裏で給電されていた。古口はネットで部品を購入し、レンズの直径1cmほどの小型カメラを自作。映像を記録したSDカードを定期的に回収するなど、盗撮行為を繰り返していた」(同)

 古口は、栃木県内の進学校として知られる大田原高校を卒業後に宇都宮大学に入学。教員免許を取得し、15年に栃木工業高校に赴任する。

 そして、21年4月から今回事件を起こした宇都宮工業高校に赴任したという。

「古口先生は作業着姿でよく授業をしていました。坊主でスラッとしており、僕らが授業中にふざけてボケをかましても、しっかり拾ってくれる。だから一部の生徒からはとても人気があったんです」(同校の卒業生)

 機械工作の専門的な知識や技術が豊富で、生徒からも教職員からも信頼されていたという古口は、学年末テストの後に行われた授業でこんな熱い言葉を生徒たちに投げかけていたという。

「君たちが“ものづくり”で日本という国を引っ張って行ってほしい」

 しかし、そんな言葉とは裏腹に、専門知識を活かしてとんでもない盗撮システムを作り上げていたのである。

 警察庁の調査によれば、昨年1年間で摘発された児童ポルノ事犯で、被害が判明した子どもは1,265人にのぼり、そのうち184人が盗撮の被害者で、その3割弱が学校内で被害に遭っていた。

 性障害専門医療センター(SOMEC)代表理事で精神科医の福井裕輝はこう語っている。

「盗撮は相手に気づかれずに行う犯罪であり、加害者には驚くほど罪悪感がありません。スマホ一つで容易に始められ、加害までのハードルが低く、性犯罪のなかでも依存性が特に強い。強制わいせつなどに至らず盗撮のみを繰り返す犯罪者では、再犯率が特に高く、治療が困難になります」

 世に盗撮の種は尽きまじである。

 お次は、世界中が注目したトランプとプーチンのウクライナ戦争を巡る会談だったが、プーチンが一枚も二枚も上手だったというお話。

 ニューズウィーク日本版でネッド・プライス(米国務省の元報道官、元CIA諜報員)が、こう見ている。

 プーチンがトランプの脅しに屈することなく、執拗にウクライナ攻撃を続けたことは、『大統領に就任したら(ウクライナ)戦争を24時間で終わらせる』と豪語してきたトランプをあざ笑う行為に見えた。

 さらにプーチンは、トランプに罠を仕掛けた。それが8月15日のアラスカでの米ロ首脳会談だというのである。

「プーチンの狙いは、会談に応じることで、対ロシア制裁や追加関税を先送りするとともに、ウクライナに同情的な最近のトランプの姿勢にくさびを打ち込むことだ」

 またトランプの不動産屋としての資質もよく理解しているという。

「不動産屋のトランプが領土割譲を伴う停戦案に魅力を感じやすいことも、プーチンは知っている。実際、プーチンの真の狙いは、ウクライナの主権や独立や国家としてのアイデンティティーを葬り去ることだが、トランプがこうした側面を直視したことはない。プーチンを批判するときも、あくまで領土の乗っ取りに焦点を当てている」

 だからトランプは領土問題さえ解決すれば戦争の幕引きを図れると考えているに違いないと、プーチンは踏んでいると読む。

 プーチンは米ロ会談が行われたこと自体が「一つの勝利」で、この会談を機にトランプを再び完全に自分の味方につけようと目論んでいるとみる。

 結局、狡猾なプーチンの術中にはまり、トランプは所詮3流政治家だと自ら証明してしまったということだろう。

 トランプは中国の習近平に会う予定だといわれるが、そこでも、君主としての格の違いを見せつけられるに違いない。

 さて、小渕優子というのは不思議な政治家である。2008年に麻生太郎内閣で戦後最年少の34歳9カ月で少子化担当相として初入閣して、第2次安倍晋三内閣では財務副大臣に入り、2014年9月の内閣改造で経済産業相に抜擢されている。近い将来、女性初の首相にという声も一部にはあった。

 だが、2014年に「政治とカネ」の問題が表面化し、その歯車は大きく狂い始めた。

 新潮の報道をきっかけに、政治資金の不明朗な会計処理が次々と発覚。明治座(東京)での「観劇会」では、「小渕優子後援会」など4つの政治団体の政治資金収支報告書に、収支に計約6千万円ものズレがあった。その上収支が記載されていない年もあったりして、最終的には約3億2千万円もの虚偽記載があったことが発覚。

 これで政治生命が終わったと思われていたが、しぶとく生き抜いてきた。

 石破茂首相を引きずり降ろす動きが自民党内で活発化する中、新潮によれば、麻生名誉総裁が彼女を担ごうという動きがあるというのだ。

 新潮は、麻生は森山裕幹事長が辞任すれば、小渕を幹事長に。その後、石破の代わりに小渕を擁立して、玉木雄一郎の率いる国民民主党と連立を組むという「枠組み」を考えているというのである。

 麻生は小渕と、連合の吉野友子会長とも親しく、3人で飲んだ後、「あの2人の女は酒が強いな」とご満悦だったという。

 私は、小渕優子は親父の小渕恵三よりも能力に疑問がつき、過去の始末の悪い不祥事も、後始末できていない。

 麻生も「キングメーカー」を気取っていないで、老兵は消え去るのみで、政界から引退した方がいい。

 老害とは麻生のような男のことをいうのである。

 ところで、この国の株が上がっている。最近、史上最高値を付けた。株が上がる理由がないのに上がるということは、海外の投資家が買い漁っているということだろうが、「バブル崩壊間近」を感じるのは私だけではないはずだ。

 マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆はこう解説する。

「マネーは儲かるところに向かう。たとえば『金』や『ビットコイン』などが買われる状況も、その一つです。ここ十数年も世界中の中央銀行がお金を流しっぱなしにした結果、行き場のないマネーは米国株に流れていました。今年に入りドイツ株が史上最高値を記録したように、欧州でも株高が起きている。そうしたマネーの流入が、これまで出遅れていた日本株に波及したのです」

 株の売り買いの約6割は海外投資家で占められているという。それも、今はアルゴリズム高速取引といって、AIが数千分の1秒単位で売り買いを行うから、相場は人間が判断してなどというものではなくなっているそうだ。

 AIには血も涙もない。日本株がダメとなれば、あっという間に売られ、バブルは崩壊する。

 日本的な「株屋の勘」などという時代遅れの相場師など、お払い箱なのだ。

 それでもどうしても株を買いたいという向きには、新潮はいくつか推奨している。

 一つは意外なことに、ゲーム機の任天堂は当然として、映画『鬼滅の刃』や『国宝』の配給会社「東宝」が伸びるというのだ。

 また、世界的なEV車の売れ行きの鈍化で、トヨタが固執してきたハイブリッド車が世界的に人気で、これからも買いだという。

 私はこれまで通り、株には何の興味もないが、株や東京のマンションに投資する人間たちの「心」が理解できない。

 1993年のバブル崩壊の時もそうだったが、みんなが「崩壊する」といっていたが、地価は上がり、株も上がり続けていた。それがある日突然。

 歴史は繰り返す。私はこの言葉を信頼している。

 お次は文春から大谷サンの気になるお話。

 大谷翔平が「散り時」を考え始めたというのである。

 Number(1125号)の特別インタビューで、大谷はこう語っている。

「どうやって自分が最後、散っていくのかを考えなきゃいけないと思っています。(中略)若いときには自分がどうなっていくんだろうという楽しみしかなかったし、どういう頂上を迎えるんだろうという楽しみばっかりでしたから、そこは違いますよ」

 悲願のワールドシリーズ制覇を成し遂げ、結婚して可愛い子どもも授かった。

 しかし、ドジャースには明らかに昨年のような勢いはない。一時は9ゲーム差をつけたパドレスに追いつかれてしまった。

 昨年のような打線に爆発力がない。大谷自身の成績も昨年と比べると、本塁打は同じペースだが、打率と打点が伸び悩み、盗塁の少なさが際立つ。

 チームが波に乗れないためだろう、ロバーツ監督が厳しい大谷批判をして話題になった。8月11日のブルージェイズ戦で、打者がフリーマンだったのに大谷が三盗を試み失敗したことや、1点差の9回、満塁の場面で空振り三振したことを非難したのである。

 投手陣の柱である山本由伸も絶好調とはいえず、鳴り物入りで入った佐々木朗希は予想通り期待外れ。投壊、下位打線の弱さは致命的といえる。それにドジャースはこれまでワールドシリーズを連破したことはない。

 大谷サンの9月は、去年とは違う意味で“ヒリヒリ”するような月になることは間違いない。

 そんな大谷に巨額な損害賠償を求める訴訟が8月に提起されたのである。

 私はハワイが好きだが、中でもハワイ島の雄大な自然が気に入っている。そこの「マウナケアリゾート」に大谷が豪壮な別荘を買ったという話が流れたのは、昨年の春頃だった。

 販売会社の公式HPには、〈パラダイスを見つけました。2つの完璧なビーチ2つの素晴らしいゴルフコース……〉〈ここは特別な場所。そして、もうすぐ我が家となる場所〉と大谷が語る宣伝動画がHPのトップに大きく掲載され、オアフ島でも話題になっていた。

 今年1月には、リゾートの着工式に大谷と妻の真美子も出席したが、そのことも写真付きで大きく報じられた。ドジャースの開幕戦“東京シリーズ”があった今年3月には、大谷の来日に合わせて不動産会社が東京で説明会を実施。担当者は「購入者は年に一度、大谷選手と食事ができる」などと話していたという。

 そんなことは大谷と代理人を務めるネズ・バレロが了承していなくてできるはずはない。だが最近、件のHPから大谷が消えた。

 そして、不動産投資家2人が、ハワイ島での2億4000万ドル(約355億円)の住宅開発事業から不当に外されたとして2人を訴えたのである。

 文春は、ハワイの裁判所に提出された8月8日付の訴状を入手したという。なお原告から裁判所への非開示要請で、一部は黒塗りだそうだ。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2025/08/26 18:00