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『M-1』余韻、こたけ正義感『弁論』、『チャンスの時間』加納イジリ……【週末お笑い雑話】

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写真:イメージ

今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。

『M-1』余韻

編集S 年も明けて、徐々に日常に戻ってきた感じですかね。

新越谷 そうですね。

編集S 『M-1』は恒例のアナザーアナザーがいくつかアップされました。

新越谷 帰り道のやつあるじゃないですか。本番直後に外を歩いているやつ。

編集S ありますね。

新越谷 あれを見ててね、ちょっとぐっとくる場面がありまして。

編集S ほう。

新越谷 川北がなんか建物の壁につっかかってるところにヨネダの誠がたまたま通りかかって、川北と一緒に壁につっかかるところ。

編集S ありましたね。そこがぐっとくるんですか。壁が?

新越谷 壁なんですけど、要はふざけてるわけですよ。川北と誠が一緒になってふざけている。

編集S ふざけてますね。

新越谷 ヨネダが最初にファイナルに上がったのが2022で、そのとき、すごい覚えてることがあるんです。

編集S はい。

新越谷 この帰り道の動画、当時もあったんですけど、誠は今回と同じようにふざけてたんだそうなんですね。密着カメラはエモい感じを求めてたけど、ずっとまともに答えなかったと言ってて。

編集S あー、誠っぽいですね。

新越谷 そしたら、すごく怒られたと言っていて。密着のカメラが、『M-1』が終わったばかりの芸人に対して「ふざけるな」と怒ったというんですね。ちゃんと答えろと。

編集S ああ、それはなんか歪んでますね。

新越谷 歪んでるんですよ。でも、22とかはまだそんな感じだった。本番は本番として、サイドストーリーはとことんエモというか、演出が泣かせる方向、「漫才師ってカッコいい」という方向に全振りしていたという。それが、同じ22年にウエストランドが本番で「アナザーストーリーもうざい!」と言ったことでなんとなく方向性が変わったり、真空がずっとファイナルにいて川北がふざけ続けていたり、そういうことがあって、あの誠と川北が建物の壁につっかかるシーンが放送されてるんだなと思ったんですよ。『M-1』も変わろうとしてるし、変わってるんだなと。

編集S あのー。

新越谷 はい?

編集S 普通、カナメのVTRのほうにぐっときたりしないもんですかね。よくできてたし、やっぱドラマチックじゃないですか。

新越谷 それはねえ、あんまぐっと来ないというか、これはもう元も子もない話なんだけど、やっぱり見てる間ずっと「ミキだろ」と思ってるわけです。25の敗者復活はミキだろと。

編集S ええー、心が狭い。

新越谷 これはしょうがない。逆にミキが敗者復活で上がった18は、いまだにプラマイだろと思ってるし。

編集S ああ。

新越谷 だから、ミキには上方漫才大賞を獲ってほしいと思います。ホントに。

こたけ正義感『弁論』

編集S 今年も無料公開されたこたけ正義感の『弁論』、100万再生だそうです。

新越谷 すごい。

編集S 見ました?

新越谷 見ました。去年は袴田事件で今年は生活保護の話なんですが、まあ端的に言って、おもしろくて勉強になる。

編集S おもしろくて勉強になる。ホントにそうとしか言えないですよね。

新越谷 しかもそのおもしろいが、ちゃんとお笑いとしておもしろいのがすごいなーと思うんですよ。漫談の文脈でやってるし、ちゃんとウケてるし。

編集S ちょっとすごいところに行ってる感じはしますよね。まさしく賞レースだけが売れるルートではないというのを体現しているというか。

新越谷 賞レースじゃできないもんね、これは。お笑いでこれをやっていることが、お笑いファン的にもちょっと誇らしいというか、そういう気分になってくる。

編集S お笑いの底力。

新越谷 ていうかさ、だいたいさ、顔がいいんですよね。顔でかなり得してるよ。

編集S 何を言い出すんですか、いきなり。

『チャンスの時間』加納イジリ

新越谷 で、顔といえば多くの顔ファンを抱えるAマッソ加納さんの『チャンスの時間』です。

編集S きしたかのの高野が「加納さんはイジリにくい」という柔らかい話をしたことで、実際にスタジオに加納さんを呼んでイジるという。どうでした?

新越谷 私の言いたいことは野田ちゃんが全部言ってくれたと思いました。

編集S 何言ってましたっけ、野田ちゃん。

新越谷 顔もいいし、乳もいい。

編集S 最低だ。

新越谷 でも実際、イジリしろがないままここまで売れた女芸人って最近までいなかったですよね。

編集S 邦ちゃんくらいですかね。

新越谷 加納さん自身、自分がイジられにくいことは昔から言ってますもんね。18年の『ゴッドタン』の腐り芸人で、ブスでもデブでもないことがコンプレックスで、売れる方法がないと言っていた。普通におもしろさだけで勝負したいのに、女芸人にはそのステージがないと。

編集S 時代の変化だ。

新越谷 そうだと思いますよ。加納、ヒコロヒー、サーヤと、イジラレじゃないところから女芸人が台頭してくる時代になった。それはそれでいいことだと思う。ヒコロヒーなんて若手時代はおもしろいことより「ナメられない」を信念にしていたといいますし。

編集S そうですね。

新越谷 一方で、どう見ていいんだろうか、と思うことも増えてきているわけです。『チャンス』にはオダウエダ植田も出てたし、「顔面一本で勝負してきた」と公言するガンバレルーヤとかもいるわけじゃないですか。そっちの女芸人を、じゃあどう見るのが正解なんだろうか、とか。

編集S ホントにそんなこと思ってます? さっき顔とか乳とか言ってましたけど。

新越谷 思ってないね。ごめんね。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。1977生。

n.shinkoshigaya@gmail.com

新越谷ノリヲ
最終更新:2026/01/12 14:00