女性皇族が気の毒! 桐野夏生が皇室典範改正は「男尊女卑の強化」と批判
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

川口春奈とサッカー日本代表主将・板倉滉選手との熱愛が発覚した。川口といえば元カレで格闘家・矢地祐介との交際はかなりオープンだったが、今回はかなり様相が違うよう。日本代表だから影響も大きいとの配慮か。このビッグカップル誕生報道は「文春オンライン」のスクープだった。まだまだ週刊誌の芸能スクープ、そして文春砲は健在だとうれしく思う。
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
第801回(7/16〜7/21発売号より)
1位「桐野夏生さん緊急インタビュー『差別的で、人間の尊厳を踏み躙るもの』皇室典範改正に『日本ペンクラブ女性作家委員会』が立ち上がった」(「女性セブン」8月6日号)
2位「『中居正広の呪縛』フジテレビ『恋愛ドラマ禁止』の迷走」(「女性セブン」8月6日号)
3位「大野智『引退撤回と再始動』に込めたSMAPへの思い」(「女性セブン」8月6日号)
※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み
作家・桐野夏生氏、皇室典範改正を批判
7月17日、皇室典範の改正案が参院本会議で可決・成立した。女性天皇・女系天皇について議論もなく、「旧宮家の男系男子養子案」を盛り込んだ今回の“改悪”、専門家や識者からもさまざまな問題点が指摘されるが、創刊以降、長年皇室をウォッチし毎号皇室記事を掲載し続ける女性週刊誌も黙っていなかった。
「日本ペンクラブ」会長であり、「日本ペンクラブ女性作家委員会」担当役員の桐野夏生氏を登場させ、皇室典範改正がいかに男尊女卑かの緊急インタビューを掲載している。
「日本ペンクラブ女性作家委員会」は、これまでもジェンダーに基づく偏見や不平等をなくすため、またあらゆる差別、暴力、ハラスメントを根絶するため、問題提起を行ってきた団体でもある。今回の皇室典範改正に対しても、すでに7月7日に「断固反対する」との声明を発表しているが、その担当役員の桐野氏の言葉は、いちいちもっともで、かつわかりやすく、そして小気味いい。
桐野氏は「男系男子に皇位継承を限定する天皇制はもともと性差別的な制度」と前置きした上で、皇位継承は男系男子に固執し、そして旧宮家を養子にという今回の改正で制度はさらに男尊女卑的なものに強化されると指摘する。そして現代社会という現実との乖離についてもこう批判した。
「天皇制のみが古めかしい衣を纏って、皇室の方々を縛り、苦しめることに心が痛むのです」
「『保守的な伝統論』は、時代錯誤だと思います。畏敬の念は、他人から強制されて醸成されるものではありません」
「男子出産を強いられるのは、人権侵害です。それを制度にしてはいけません」
「女性皇族が置かれている状況は、誠に気の毒だと思います。行動の自由もありませんし、プライバシーもないと思われます。人権無視というより、そもそも基本的人権も奪われている状況ではないでしょうか」
まさに、うなずくしかない。実際、憂慮を示しているのは日本人や女性だけではない。今回の皇室典範改正にあたり国連のグテーレス事務総長は「全ての国に対し、あらゆる地位や職業において女性の権利向上につながる包摂的な政策を奨励する」との見解を示し、また皇室という制度に対しても2024年に国連「女性差別撤退委員会」が「皇位継承における男女平等を保障するよう改正すべき」と勧告を行っている。
しかし女性天皇を阻止し、男系男子を維持するという“男尊女卑+人権無視”に固執する政府与党、保守派たち。しかもすでに多くの専門家が指摘しているが、男系男子の継承は日本古来の伝統文化でもない。
こうした問題だらけの今回の皇室典範改正だが、対して桐野氏や「日本ペンクラブ」など言論界からの声は重要だ。そして“皇室雑誌”とも言える女性週刊誌も、皇室ージェンダー問題に今後も切り込み続けてほしい。
フジテレビの迷走と中居問題の根深さ
くすぶり続ける佐藤二朗、橋本愛、フジテレビのハラスメント問題。 フジでは今回の影響で2027年1月期月9ドラマの企画(恋愛をコミカルに描く)を見直すことが決定され、加えて問題をスクープした「週刊文春」(文藝春秋)に対し、佐藤本人がライバル誌「週刊新潮」(新潮社)のインタビューでハラスメントを真っ向否定するなど、代理戦争の様相まで呈している。
特に今回の問題で賛否が分かれているのが、フジテレビの対応だ。当初、橋本サイドからの身体接触制限要請を佐藤サイドに伝えなかったフジの不手際や、その後、佐藤が橋本の楽屋を2度も訪れたことを阻止できなかったことなどが批判されたが、一方で早期に専門家に依頼して関係者にヒアリングしてハラスメントを認定し、その上で佐藤に対処、被害者にも寄り添ったことに評価の声もある。
こうした賛否両論のフジの対応だが、その遠因、背景に、フジテレビを舞台にした中居正広の性加害問題があると指摘したのが「女性セブン」だ。
「今回の対応では、『隠蔽体質』や『専門家への相談の有無』、『被害者への対応』など、中居騒動の当時、批判を浴びた部分への対処に力を割いている印象です」
「ハラスメント問題においてフジテレビは、いまだに中居さんの呪縛に怯えているのです」
(フジテレビ関係者のコメント)
それほど中居問題が超弩級だったわけだが、確かにフジの迷走は止まらない。ハラスメントだけではなくドラマに関しても、ここ近年低迷が続いている。また前期の北村匠海主演『サバ缶、宇宙へ行く』も全話で3.7%と苦戦、今月からスタートした内田有紀とtimelesz寺西拓人のダブル主演『ラストノート』もこれまた苦戦中だ。
かつては『東京ラブストーリー』や『ロングバケーション』など、社会現象になるほどのドラマを次々世に送り出してきたフジだが、しかしセンスや体質が時代に合わなくなったのかな。
それにしても中居問題はテレビ史、マスコミ史、芸能史に深く刻まれる衝撃的、歴史的“事件”なのだと改めて思う。
嵐解散の原因はSMAP!?
7月に入り、次々と個人ファンクラブ開設を発表している嵐の元メンバーたち。累計会員数300万人、年間100億円以上の収入ともいわれた“嵐ファンクラブ”をおいそれとは手放すはずないよね。
こうして“嵐”から“個人”にシフトしたファンクラブだが、中でも大野智が個人サロン「さと島」を開設したことは大きな話題に。サロン開設をもって芸能界引退ではなく再始動、というロジックだからね。
そんな大野が沖縄に魅了されたきっかけが、なんとSMAPだった。1995年のSMAP全国ツアーにバックダンサーとして参加したJr.時代の大野。そのときの沖縄公演で飛行機から見えるエメラルドグリーンの海に感動したらしい。
その後、時を経て“自由になりたい”“沖縄に住みたい”“アイドルを辞めたい”との大野の思いから、嵐解散になったことは周知の通り。ってことは、嵐解散の原因はSMAPってことか!
