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キングオブコント決勝10組、そして2010年代ベストネタとは……?【週刊お笑い雑話】

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写真:イメージ

今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。

■今年の10組はどうなのか

新越谷 お久しぶりです。

編集S サボってました?

新越谷 入院ですよ、知ってるでしょ。

編集S そうですね、ご苦労さまでした。

新越谷 そんな、ムショ帰りみたいに。男が上のシックスナインしたろか。

編集S Aマッソの慰安ネタいいですよ、雑話しましょう。今年もキングオブコントの季節ですね。決勝10組が出そろいました。初出場は、相性はいいよね、ヤッホイ、ダウ90000の3組。あ、ちなみに準決勝は見ました?

新越谷 見てない。

編集S そうか、入院か。

新越谷 それもそうなんだけど、KOCは準決勝見ないほうが決勝を楽しめるような気がするんですよね。会場の空気があまりにも違いすぎるというか、変にバイアスがかかってしまう。

編集S バイアス。

新越谷 それをすごく感じたのは23年のサルゴリラで、準決ではそんなウケてなかったし、印象もよくなかったんですよね。ぶっちゃけ、優勝候補だなんてまったく思ってなかったわけです。その逆が去年のしずるのLOVE PHANTOMで、決勝ではスタジオ揺れるくらいウケるんじゃないかと思ってたらあんなことになったりして。古くはロッチの更衣室も予選では全然だったということもある。決勝を楽しむ、ということを最優先に考えると、むしろ予選はノイズにしかならないなと思って。別に評論家じゃないし。

編集S うーん、わかったような、わからないような。で、どうです? メンバー。初出場はヤッホイ、ダウ、相性はいいよね。

新越谷 蓮見くんがもう。

編集S もう?

新越谷 ほしいものすべてを手に入れる人生なのかと。岸田賞とKOCファイナリストを同じ年に射止めちゃうというのは、ちょっと出来すぎですよね。確固たる地位を築いてしまった感がある。

編集S 優勝しなくても? ファイナリストの段階でそこまで言っちゃいます?

新越谷 言っちゃっていいと思うんですよねえ。8人って、それくらいのリスクだと思うもん。なんか蓮見くんってスマートな印象あるけど、やってることは完全に異形ですからね。異形のコント。キメラを作っている。

編集S はあ。ヤッホイと相性はどうです?

新越谷 ヤッホイはゴッドタン、相性はツギクルの勢いそのままに、って感じで気持ちいいですね。ツギクルがちゃんとツギに来たのも気持ちいいですね。同じネタなのかな。

編集S そのほかは顔なじみです。や団は5年連続5回目、ニッ社は6回目。蛙亭は3回目で、ななまがりの10年ぶりもそうですけど、ザ・マミィも5年ぶりなんですね、意外に空いてる。

新越谷 そう考えると、マミィは一撃で売れたんだなということがよくわかる。酒井はずっと出てる感じしますもんね。あとジェラードンが海野が抜けてまたファイナルに来たのは本当にすごいと思うんですよ。

編集S 今年は敗者復活もやります。

新越谷 なんというか、トリオが多い。

編集S 10組中6組がトリオ。

新越谷 混沌としてていいですね。破壊と江戸川ジャンクジャンクは大学! って感じだし、大阪のオフローズ、cacao、生姜猫との対立構造っぽくて次世代抗争みがある。そのへんに対して、青山とか竹馬は負けたくないだろうなというのもあるし。あと、マヂラブは事前に敗者復活だったら辞退を決めてたそうですね、老害になりたくないって。それもそれでいいなと思いました。

■過去5年の大会がTVerに

編集S 伴って21年以降の大会がフルでTVerに上がってます。

新越谷 見ちゃいましたねえ。やっぱおもしろいなキングオブコント。

編集S 特に好きなネタとか。

新越谷 いいですねえ。ランキングにしましょうか。5位から。

編集S どうぞ。

新越谷 5位は24年のニッ社の野球部。

編集S 声小さいやつ。

新越谷 野球部の声が小さいことがおもしろいって、人生で初めての感覚だったんですよね。発見させてもらった感じ。こういうのってお笑いの役割のひとつだと思うんですよ。世の中から、誰も気付いてないおもしろさを抽出して表現してる。

編集S そんな小難しい話ですかね。では4位。

新越谷 23年の蛙亭の寿司ボーイ。

編集S おお。

新越谷 中野が、もう、かわいい!

編集S まったく小難しくない!

新越谷 中野のフィジカルがもっともプリミティブに表現されたネタだと思うわけです。

編集S 無理やり小難しくしなくていいですよ。3位。

新越谷 24年のロコディ、花束。

編集S なるほど。

新越谷 兎という人物を堂前が相方に選んだ理由に、堂前自身がようやくたどり着いた感じがしたんですよね。どうしようもなく嫌いな部分を掘っていったら、深淵にコントがあった、みたいな。

編集S はい。2位。

新越谷 23年カゲヤマの2本目、うんち。

編集S それずっと言ってますね。

新越谷 なんというか、清冽な印象さえある。うんちなのに。当時の原稿にも書いたけど別役実っぽさまで見えたというか。別役に見えたからいいコントってわけじゃないんだけど。

編集S まあ好みですからね。では1位は?

新越谷 21年の空気階段、SM。

編集S ほう、意外というか、王道というか。

新越谷 あのネタ、正確にはかたまりの「私は警察官だ!」という一言、あの瞬間にキングオブコントという大会の温度そのものがひとつ上がった気がするくらい、濃密な時間だったと思うんですよ。レベル的には23が至高だと思うけど、扉を開けたのはあのネタだと思う。

編集S ほかにはあります? 選外というか。

新越谷 や団のバーベキュー、男ブラのボトルメールあたりかなー。

編集S 今年も楽しみですね。

新越谷 ほんとだね。

(文=新越谷ノリヲ)

 

新越谷ノリヲ

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。1977生。

n.shinkoshigaya@gmail.com

新越谷ノリヲ
最終更新:2026/09/14 14:00