バズってるSNSグラビア
長野雅|金の砂漠を、ひとりで飼う女

古い家の一室。
すこし湿った空気の中で、
彼女は金色のビキニをまとい、
編みの床にしゃがみこんでいた。
胸元も腰も、
薄い金の布はほとんど祈りみたいに小さくて、
その代わりに、
両腕を埋めるほどのバングルが
じゃらり、と小さな音を鳴らす。
足首にも、手首にも、
光る輪が巻きついていて、
まるでどこか遠い砂漠の宮殿から
この部屋へ迷い込んできた
異国の姫のようだった。
彼女は頬に指を添え、
何かを考えているふうに
少しだけ視線を落とす。
けれどその沈黙は、
考えごとというより、
誰かを試すための静けさに近い。
「欲しいものは、
言葉にしなくてもわかるでしょ」
そんな声が、
金の光沢の奥から聞こえた気がした。
飾りの多い衣装ほど、
ほんとうは肌の熱を隠せない。
彼女の肩、鎖骨、腹の線、
しゃがんだ脚のしなやかさ。
どこを見ても、
豪奢なのに野生で、
甘いのに近寄れば火傷しそうだった。
あの部屋にあったのは、
家具でも、沈黙でもない。
金色に飼いならされた、
ひとつの官能そのものだった。
<長野雅Xグラビア投稿より>

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最終更新:2026/08/06 21:00
