バズってるSNSグラビア
五木ゆうり|水色の獣耳は、午後の密林でひみつを飼う

鉢植えの緑が生い茂る部屋の隅で、
彼女は水色の獣耳を揺らしながら、
レースを重ねた光沢のある衣装をまとっていた。
胸元を縁取る白いフリル、
喉もとに結ばれた繊細なチョーカー、
肩から落ちるオーロラみたいな袖。
そのすべてが、ただ可愛いだけではなく、
ふいに人を夢の内側へ引きずり込む。
ツインテールの毛先が揺れるたび、
午後の光は葉の影をほどき、
彼女の肌にやわらかな模様を描いていく。
ここがただの部屋ではなく、
人に見つからない秘密の温室なのだと、
私はようやく気づく。
彼女は少し唇を尖らせ、
いたずらを思いついた子どものような顔で
こちらを見つめてくる。
けれどその視線の深いところには、
甘えるだけでは終わらない色があった。
ねえ、と呼ぶ代わりに、
彼女は黙って身を寄せる。
花でも獣でもない香りがして、
息をするだけで胸が熱くなる。
あの日、密林のような午後で出会ったのは、
天使ではなく、
たぶん、恋を飼いならした小さな魔物だった。
<五木ゆうりXグラビア投稿より>

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最終更新:2026/09/15 07:00
