バズってるSNSグラビア
瀬戸なちか|放課後の床にこぼれた、グレーの熱

広い体育館の木の床に膝をつき、
彼女はグレーのスポーツブラとショーツ姿で
こちらに体を預けるように座っていた。
肩からずり落ちたパーカの淡いピンクが、
その無防備さをいっそう際立たせている。
運動の気配が残る場所なのに、
空気は思いのほか甘い。
長い黒髪を指にからめる仕草も、
軽く開いた唇も、
汗ではなく熱そのものを纏っているようだった。
スポーティーなグレーは本来、
もっと無機質で、
飾り気のない色のはずだ。
けれど彼女の肌に乗ると、
それは途端に
生っぽい色気へと変わっていく。
広い体育館、
引かれたライン、
遠くのネット。
青春の匂いが残る風景の中で、
彼女だけが別の温度を持っていた。
まじめな場所ほど、
ひとつの乱れが強く胸に残る。
整った空間に差し込む
ほんの少しの官能は、
どうしてこんなにも鮮烈なのだろう。
放課後はいつも、
大人になる手前の夢を見る。
彼女のグレーはきっと、
その夢のなかでだけ許される
いちばんやさしい熱なのだ。
<瀬戸なちかXグラビア投稿より>

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最終更新:2026/10/24 20:00
