バズってるSNSグラビア
長野雅|縁側のピースは、恋の合図

古い木の匂いが残る和の部屋で、
彼女は深い赤の三角ビキニをまとい、
畳でもなく、椅子でもなく、
木の縁に身を預けるようにして
こちらへ大きくピースを向けていた。
無垢な笑顔。
けれど胸元には、
視線を吸い寄せる艶やかな陰影があって、
その明るさはただ可愛いだけでは終わらない。
窓の外のやわらかな緑と、
室内に落ちる静かな光。
その真ん中で、
彼女だけが少し違う季節を生きている。
赤いビキニは熟れた果実のようで、
両手のピースは
「大丈夫、こっちへおいで」と
こちらを招く呪文みたいだった。
もしこの家に昔から棲む精霊がいるなら、
きっと彼女の笑い声を聞いて
柱の陰からそっと顔を出すだろう。
それくらい、
彼女の存在は場の空気をやさしくほどき、
古びた時間に若い体温を通していく。
目が合った一瞬、
胸の奥で何かが弾けた。
それは恋というには軽やかで、
憧れというには熱すぎる。
彼女のピースは勝利の印ではなく、
こちらの心を陥落させた
甘い白旗だったのかもしれない。
その無邪気さに降参する午後を、
人はたぶん、幸福と呼ぶ。
<長野雅Xグラビア投稿より>

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最終更新:2026/10/27 20:00
