バズってるSNSグラビア
黒嵜菜々子|壁際に咲く、午後の花火

真っ白な壁の前に立つ彼女は、
それだけで一輪の花のようだった。
淡いブルーを縁にした
オレンジの刺繍ランジェリーは、
夏の終わりに咲く花火の名残みたいに
可憐で、少しだけ名残惜しい。
長い髪を耳にかける仕草が、
まるで遠い人を思い出しているみたいで、
その横顔に午後の光が
やわらかく溶けていた。
飾りのない空間だからこそ、
彼女の細い腰や、
胸元のやわらかなふくらみ、
すっと伸びる脚の線が
いっそう物語になる。
何も起きていないはずなのに、
この静かな部屋には
恋の予感だけが満ちている。
声をかければ壊れそうで、
でも黙っていたら
もっと遠くへ行ってしまいそうで、
こちらはただ息を潜めて見つめるしかない。
刺繍の花たちは、
きっと彼女の心の内側でも咲いている。
口にしない願い、
ほどけない思い、
触れれば熱を持ちそうな秘密。
壁際に立つその姿は、
誰かを待つというより、
誰かの記憶になるために
そこにいるようだった。
午後の光に包まれた彼女は、
派手な炎ではなく、
胸の奥で遅れて弾ける花火そのものだった。
<黒嵜菜々子Xグラビア投稿より>

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最終更新:2026/11/01 09:00
