千葉ロッテ、佐々木なき後に球団関係者が漏らす「マスコミが誰も相手してくれない…」と悲痛な嘆き
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2月1日に始まったプロ野球春季キャンプ。そんな中、今、最も“悲痛な嘆き”が聞こえてくるのは「実は、千葉ロッテ」と証言する球界関係者は多い。
ロッテといえば、ポスティングシステムを使って米メジャリーグ・ドジャースへ佐々木朗希投手が移籍したことは記憶に新しい。
「新聞媒体出身のロッテ広報担当者は、ずっと佐々木を注視して取材対応を仕切っていました。元々口下手でマスコミとの距離を置きたがる佐々木の性格に加え、入団直後に襲ったコロナ禍もあり、報道陣との距離は広がるばかり。感染拡大防止を理由にして取材場所やタイミングをできる限り少なくして対応し続けていましたね。取材前も『これは聞かないで欲しい』と注文をつけてくるなど、番記者たちからは『朗希が嫌がっているのか、単純にマスコミコントロールしたがっているのか、何が狙いかわからない』という声が多く聞かれました」(テレビ局スポーツ番組制作スタッフ)
やがて佐々木は完全試合を達成、さらにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では先発投手として世界一に貢献。“金になる木”とばかりに注目した大手広告代理店は次々とCM出演を代診し、報酬の一部は球団にも入る契約を結んでいた。
「グッズの売り上げも凄まじく近年はずっと1位だった。それがメジャー移籍で一気に吹き飛んだのですから、球団経営をも揺るがす話になってきてしまう。次のスター選手が出現しないとチームはジリ貧になってしまう」(球団OB)
それ以上に打撃を受けているのはチーム全体の大幅な露出減だろう。
「テレビ局のスポーツニュース番組で均等にキャンプの話題を扱ってくれれば良いのですが、視聴率の関係なのか、番組でキャンプの話題に割く時間は年々短くなってきている。また12日からはメジャリーグのキャンプが始まるため、大谷翔平の露出が最優先になるはず。スター不在ゆえ、今年のロッテのキャンプは優先順位が著しく低くなったため、番組によっては扱わない方針を出しているところも結構あるとか。なにより佐々木在籍時代に球団の広報対応があまりに厳しかったことから、自業自得と感じている番組スタッフも多い。球団関係者からは『何とか話題を作るから露出に協力をして欲しい』と声がかかるようですがマスコミ側は消極的ですね」(同番組制作スタッフ)
佐々木がチームを去ると同時に閑古鳥が鳴くロッテの現状はある程度予想できていたはず。何とか立て直しを図りたいところだが……。
(取材・文=CYZO sports)