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ヤクルトスワローズ、つば九郎の担当者が永眠、人気キャラクター不在の深刻度

ヤクルトの人気キャラクター、つば九郎長期休養を発表…その深刻度の画像1
つば九郎(写真:サイゾー)

 プロ野球・ヤクルトの人気キャラクターとして知られるつば九郎が2月6日より体調不良のためしばらくの間休養することが発表された。また2月19日、ヤクルトスワローズはつば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠したと発表した。

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 故・野村克也さんが監督を務めていた1994年に“初出場”すると、2022年には通算2000試合出場を達成。日本プロ野球名球会から特別表彰される厚遇だった。

「中居正広問題で揺れる、フジテレビの“失敗会見”を揶揄したコメントを出すなど、ファンの間では“畜生ペンギン”と呼ばれるほどのブラックジョークが目立ったマスコットキャラクター。つば九郎が目の付け所がよかったのは、2006年から公式ブログを開始したこと。つば九郎は話せませんが、筆談で球団のお知らせだけでなく選手の日常を発信することで、たちまち人気者になった。子どもたちにも読めるように、ほぼひらがなで記載される一方で、業界人きどりなのかビールを“るーびー”、飲み会を“夜のぱとろーる”と書くなど隠語が多いことも特徴的。最初は様子見していた選手たちも今や積極的に絡む機会が目立ち、唯一無二の存在です」(球団OB)

 だが“異変”はあった。

「真冬なのに汗をだらだらかいてにじみ出たり、ちょっと歩いただけで息切れしていたこともあった。マスコットキャラクターはシーズン、シーズンオフかかわらず休みはかなり少なく、なおかつ代わりの利かない存在。あまりの不調ぶりに球団関係者の間からは『つば九郎、体調に気をつけないと大丈夫かな』と心配する声が相当数あったといいます」(同前)

 本来なら2月に沖縄・浦添でのオープン戦にも出場予定だったがかなわず、現時点でも4月中旬までのイベント公式戦出場をキャンセルしている。

 別のOBは次のように語り、下を向く。

「体調はかなり深刻との情報もありましたが、まさか……。人気のフリップ芸は即興で独特の感性があったからこそ、ファンを楽しませることができ、スケッチブックの文字も独特なため、代役を立てることもできないのですが……」

 2月13日にはヤクルトファンを公言している、タレントの磯山さやかがインスタグラムでつば九郎の休養に言及。

「お休みしていて寂しいですが、みんなで帰ってくるのを待ってましょうね!!」とエールを送った。

 特徴的なキャラゆえ、このままフェードアウトではあまりにも寂し過ぎる。何とか舞い戻って来てほしいものだが……。

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(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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最終更新:2025/02/20 22:00