高市早苗“冒頭解散”の裏側 統一教会と週刊誌が暴く政権の深層
お次は、あの“ラブホ市長”小川晶(43)が再選、しかも楽勝だったことについて、文春から。
1月12日の投開票日、投票締め切りの午後7時。NHKが小川氏を「当選確実」と速報した。投票率47%(前回比8ポイント弱増)の熱戦の結果、自民系が推す次点候補に約1万票差で競り勝ったのである。
「辞職後は辻立ちとお詫び行脚。街頭演説では聴衆とのツーショット撮影にも応じました。中高年男性から子育てママ、小中学生まで長蛇の列ができました」(小川晶陣営関係者)
小川の演説で配られたビラには、「明日をつくる女性の会」名義で、〈人に優しいまち まえばし〉と題され、次のように綴られていたという。
〈一部のメディアが面白おかしく取り上げたことで、今回の前橋市長選挙は全国の注目を集めています。私たちは、思いがけず前橋がどういう人が暮らすまちなのかを全国に知ってもらうことになります〉〈人の気持ちが温かいまちです。失敗した人を許すまちです〉〈「へぇ、前橋の人は許すんだ!」
「そうだよ、このまちは優しいまちだから」〉
市民は優しすぎると思うのは私だけだろうか。
小川の喜ぶ陰で、ラブホのお相手で市役所を去った元秘書課長の実家を、文春は訪ねたそうだ。母親が言葉少なに応じたという。
――小川さんが再選しそうなんです。
「そうなんですか」
驚いた様子だ。
――小川さん陣営はそういう雰囲気です。もうこの問題は終わったと。
目をつむって、苦々しそうに聞く母。
――やはり息子さんの言葉を聞きたい。
「もう少し放っておいて下さい。申し訳ないけど。息子としては……残念です。それしかコメントはできません」
一将功なりて万骨枯る……か。
ニューズウィーク日本版でジョージタウン大学教授のサム・ポトリッキオが、トランプが提唱する「ドンロー・ドクトリン」について書いているので紹介しよう。
《1823年、ジェームズ・モンロー大統領は、西半球(南北アメリカ大陸)におけるヨーロッパ列強の関与を強く牽制する「モンロー・ドクトリン」を打ち出した。新興大国だったアメリカは、自国の裏庭を完全に支配することによってのみ、世界的な大国の地位を主張できると考えたのだ。
トランプは、ベネズエラでニコラス・マドゥロ大統領を拘束した軍事作戦について語った際に自分の名前と掛け合わせた「ドンロー・ドクトリン」に言及。国務省は即座に反応して宣言した。「ここは私たちの半球だ。トランプ大統領は私たちの安全が脅かされることを許さない」
19世紀にアメリカはこの半球支配の考えの下、メキシコで皇帝マクシミリアンを引きずり降ろし、キューバのスペインからの独立を画策し、プエルトリコ、グアム、フィリピンを征服して支配を獲得した。
20世紀初頭にセオドア・ルーズベルト大統領は、ラテンアメリカでヨーロッパの債権者が債権回収のために武力行使をちらつかせると、アメリカは「国際警察権」を行使できると主張した。このモンロー・ドクトリンの拡大解釈は、ドミニカ共和国、ニカラグア、ハイチへの軍事介入や、キューバ、グアテマラ、チリでのクーデター工作と支援を正当化した。
21世紀に入りオバマ政権は、モンロー・ドクトリンの時代は終わったと明言した。》
トランプの持論は、「彼らは私たちの石油を盗んだ。あの産業は全て私たちが築いたものだ」、アメリカ史上最大の窃盗被害だ、というものだそうだ。
到底うなずけない考えだが、こういう歴史があるそうだ。
《ベネズエラの石油産業が始まったのは約100年前。アメリカのエクソンモービルとヨーロッパのシェルはベネズエラ政府と契約を結び、多額のロイヤルティーと税金と引き換えに石油採掘と生産の権利を得た。契約の期限は1983年だったが、ベネズエラは7年早く打ち切り国有化。早期終了に伴う補償も一部ながら提供され、石油会社側は再交渉の条件に大きな異議を唱えなかった。
十数年後、ベネズエラは国際的な巨大石油企業を呼び戻した。シェブロン、エクソンモービル、コノコフィリップスは、オリノコ・ベルトと呼ばれる莫大な石油埋蔵量を誇る地域に投資した。これらの取り決めは、マドゥロの師であるウゴ・チャベスが99年に政権を握った後も、5年ほどは問題なく続いた。
しかし、チャベスは唐突に政府の取り分を大きく引き上げた。シェブロンはこれを受け入れ、現在もベネズエラ国内で操業を続けており、同国の石油生産量の4分の1以上を担っている。
一方、エクソンとコノコフィリップスは新たな契約を拒否して撤退し、現地の設備や資産は接収された。両社は提訴して総額約100億ドルの賠償金を勝ち取ったが、ごくわずかしか支払われておらず、石油会社がベネズエラの債権者になっている。
従って、アメリカ人が盗まれているというトランプの主張には真実のかけらもわずかにあるが、「巻き上げられた」に近い。石油はもともとベネズエラのものであり、アメリカの民間企業が、腐敗した無能な政府との契約に失敗したにすぎない。》
トランプは今回のことをベネズエラ国民が熱狂しているというが、国内在住者の支持率は34%程度だという。軍事政権を逃れて国外に去った800万人は、
《政権を憎悪する一方で、自国がいとも簡単に蹂躙されたことに傷ついた羞恥心だ。国家元首が寝室から連れ出されてアメリカに移送される光景は、国家の没落を象徴していた。》
私が呆れ果てたのは、「ベネズエラの野党指導者で、昨年のノーベル平和賞受賞者のマリア・コリナ・マチャド氏をホワイトハウスに招き、会談した。2人の対面は初めて。マチャド氏はトランプ氏にノーベル平和賞のメダルを『プレゼントした』と語り、トランプ氏もSNSで『これほど素晴らしい、お互いへの敬意の示し方があるだろうか』と謝意を示した」(朝日新聞デジタル1月16日 8時43分)ことであった。
こんな人物に平和賞を授与したノルウェー・ノーベル委員会は恥じるべきではないか。
「沖縄は本土並み返還」と噓をついて平和賞をもらった佐藤栄作の例もあるが、このマチャドも酷い! 平和賞の価値を半分以下、否、それ以上に貶めたのだから、委員会は何らかのペナルティを与えるべきではないか。
トランプ、マチャド、プーチン、習近平、高市早苗と、今の世界には呆れ果てた人間が、リーダーと称して我が物顔に振舞っている。
何度もいうが、ジャーナリズムは何もできない木偶の坊に成り下がっている。末世だな。
次はFRIDAYから。あの沢尻エリカが結婚する?
FRIDAYDIGITAL(01月16日)より引用する。
《正月ムードが落ち着き、日常が戻り始めた1月上旬の夜7時。芸能人も数多く住んでいるとウワサされる都内の高級マンション前に1台の送迎車が停車した。ゆっくりと後部座席の扉が開き、カジュアルなブラックコーデで降り立ったのは女優の沢尻エリカ(39)である。グレーのふわふわニット帽姿はアラフォーとは思えない可愛らしさで、防寒対策をしていても隠し切れないカリスマオーラを放っている。ここ数日、本誌はほぼ同時刻に帰宅する彼女の姿を目撃していた。今月20日から開幕する主演舞台『ピグマリオン―PYGMALION―』の稽古真っ只中で、自宅と稽古場を往復するだけの日々を送っているようだ。
「『ピグマリオン』は『マイ・フェア・レディ』の原作であり、″20世紀初頭の英語演劇の傑作″として今も世界中で愛されています。沢尻が演じるのは、ロンドンに住む花売り娘のイライザ。’64年に映画化された際は、オードリー・ヘプバーンが同役を熱演。彼女を筆頭に数々の世界的名優が演じてきた大役を、舞台デビュー2作目で手にした沢尻の気合は相当なものでしょう」(舞台関係者)》
23年には″ワイルド系実業家″との半同棲をFRIDAYが報じたが、破局したようだ。
だがFRIDAYによると、新たな恋が芽生えているというのである。
沢尻のマンションから二宮和也(42)をワイルドにした雰囲気で、パーカーの上からジャケットを羽織った男性が出てきたというのだ。
FRIDAYによれば、この男性が「現在の沢尻の交際相手・Aさんである。主演舞台の稽古で多忙を極める彼女が、スケジュールの合間を縫い、手料理を振る舞うなど年末年始は彼と一緒に過ごしたのだという。
『Aさんは東京から1000キロ以上離れた離島在住で、地元の会社に勤務する一般男性。年齢は彼女より14歳下の25歳です』(島民)
1000キロ以上の″超遠距離恋愛″——まるで映画のようなロマンスを実らせた沢尻は、仕事もプライベートも充実させながら我が道を突き進んでいく」というのである。
沢尻は元々、この島に住んでいる友人を訪ねていて、飲む場で知り合い、出会ったといわれるそうだ。
2024年夏ごろから2人きりで遊びに行く姿が見られるようになったという。
沢尻は母親思いで知られているようだが、その母親を連れて島に行き、彼を紹介しているともいう。
結婚間近? あの沢尻が……。人は変わるものだから。
ところで、毎回繰り返されるSNSでの無法動画。今回は栃木県の高校で起こった。
日刊スポーツネット版(2026年1月7日13時45分)はこう伝えている。
《栃木県立高で生徒が別の生徒に暴行したとみられる動画が交流サイト(SNS)に投稿された問題で、高校側は7日、写っているのが自校の生徒だと認め「いじめ防止対策推進法のいじめの定義に該当し得る」との認識を示した。今後、生徒らにいじめや人間関係に関するアンケートを実施するほか、保護者説明会を開くとしている。
動画は被害生徒が複数人に取り囲まれ、1人から一方的に殴られたり蹴られたりする内容。SNSを通じて拡散した。
高校によると、これまで抗議や心配の声が200件以上寄せられた。
県警は通報を受け、暴行事件として捜査。県警によると、撮影されたのは昨年12月で、加害生徒は「大変申し訳ないことをした」と話しているという。
同県の福田富一知事は6日の記者会見で「動画を視聴し、絶句した」と述べ、県教育長に対し、把握した情報を7日までに公表するよう指示したと明らかにした。(共同)》
新潮によれば、早速、ユーチューバーが現れたという。
「加害者の名前や自宅住所、さらには家族の名前までネットに拡散されたからです。“みんなでこの家にピザを送ってやりましょう”“こいつの人生を終わらせたい”“無事人生終了”などのコメントがSNSに溢れました」(社会部記者)
元々この動画を最初に投稿したのは、さるインフルエンサーだったそうだ。
「もともとアイドルの不祥事などを暴露するアカウントでしたが、今年に入り〈いじめ撲滅委員会〉の“設立”を宣言。迷惑系ユーチューバーから奈良市議になった、へずまりゅうと組んで活動することも発表しています」(同)
新潮の筆は、SNSを発信する連中の病理についての考察へと進む。
こうした誹謗中傷に加わる連中は、浦川祐輔弁護士によれば、発信者は男が多く、実生活は恵まれていない連中だという。
こうした誹謗中傷を繰り返すと、たとえ匿名のアカウントであっても、開示請求すれば身元が判明する。慰謝料は15万から30万円程度だが、その上、弁護士費用、負けた場合は相手の弁護士費用も負担しなければいけない。
そんなことを知らない頭の悪い連中が暇つぶしにやっているのだろう。
こうしたバカを一掃するために、篤志家が金を出し、誹謗中傷を繰り返している輩を突き止め、顔も名前も晒す「SNS浄化委員会」とでもいうのを作ってくれないだろうか。
大した金はかからないだろうし、そうなればSNSも少しはまともになるのではないか。
それに、YouTubeというのがいけない。閲覧された数に対して「対価を払う」という無責任なやり方がまかり通り、視聴者欲しさに過激へ、過激へとエスカレートしていくからだ。
これがどうして問題にならないのだろう。諸悪の根源はYouTubeにあるのではないか。ここを浄化しなければ、問題は解決しないはずだが、誰も言い出さないのはなぜなのだろうか。
さて、また芸能事務所の所属アイドルいじめの話である。
それも今回は、文春によれば、病気をでっち上げて事務所から追い出したというのだから、もし事実なら、質が悪いといわざるを得ない。
人気ガールズグループME:I(ミーアイ)の元メンバーCOCOROこと加藤心(25)が、涙ながらにこう語る。
「契約が切れるそのときまで、ずっと復帰したいと思っていました。ファンの人たちを不安にさせたくなかったし、元気に活動しているところをみせたかった」
ME:Iは2023年12月、人気オーディション番組によってメンバー11人が選ばれ、翌年にデビュー曲『Click』が大ヒットしてNHK紅白歌合戦出場を果たした。
メンバーの所属事務所は「LAPONE GIRLS」(以下、ラポネ)。オーディションを主催した吉本興業と韓国の大手エンターテイメント企業CJ ENMが共同で設立した会社だという。
そんなME:Iに大きな危機が訪れているそうだ。加藤は25年3月から「体調不良」で活動を休止していたが、同年12月末をもって契約終了。さらにRAN、SHIZUKU、KOKONAと計4人が一斉にグループから脱退したというのだ。
年明け、加藤心としてインスタグラムを開設し再始動した。そこで文春は加藤に取材を申し込むと、140分にわたってインタビューに応じたというのである。
加藤は取材を受けた理由をこう語っている。
「一度も休みたいと言ったことはないです。実は事務所から“病気”だと嘘をつかれていました。これまで自分の言葉でお伝えすることが叶わなかったので取材にお応えすることにしました。事務所によって広まった誤解を解いて人権を回復したい。何より心配してくださっているファンに正しい事実をお伝えしたくて」
幼い頃から歌と踊りが大好きだった加藤は、小学生でミュージカル『アニー』に出演し、18歳で韓国のガールズグループからデビューした経験があるそうだ。
母親からオーディションのことを聞き、最後のチャンスだと思い受け、見事合格した。
2024年からME:Iとしてラポネ所属が決まると、都内マンションでの寮生活が始まり、事務所の完全管理下に置かれることとなったというのである。
しかし、抜き打ちの体重計測に加え、5人ほどいるマネージャーが個室の冷蔵庫をのぞき、ゴミ箱まで漁るのも日常だったという。
「マネージャーは合鍵で部屋に入って消灯点検をする。その時にゴミ箱までチェックしているんです。私は韓国の芸能事務所に3年間いたので、事務所の管理にそれほど嫌悪感を抱いたことはない。でも、慣れないメンバーがいたので『もう少しプライベートに配慮してほしい』と、マネージャーに伝えたことはありました」
メンバーの意思疎通を図るために共同生活をさせるのはわかるが、若い女性たちが暮らす部屋のゴミ箱まで漁るというのは、プライバシー侵害であり、行き過ぎたやり方である。
加藤はメンバー最年長だったこともあり、事務所からマネージャー代わりを任されていたという。
「メンバーのことが……大事やったし、大好きやったから(涙)。みんなが仕事しやすい環境にしようと、私なりに考えながら動いていた。言い方には気を付けていたつもりやったけど、マネージャーからしたら、刃向かっているようにとられたのかなあ」
と話し、涙を見せたという。
次第に複数のマネージャーが加藤を執拗に非難するようになったそうだ。
「一番傷ついたのは、あらぬ疑いをかけられて一方的に叱責を受けたこと。『最近、外で飲み歩いているという情報が入った』と言われ、事実無根ですと抗弁しても、聞く耳を一切持ってくれませんでした」
睡眠を十分にとれずに、早朝に韓国に飛びミュージックビデオの撮影をすることもあったという。デビュー以来ほとんどオフはなかったそうだ。
「メンバーも疲れていました。集中力が持たないのでちょっと配慮してほしいと思い、一時的な抗議の意味合いもあって、(グループLINEを)抜けたんです。ただ、他の連絡手段は絶っていなかったし、寮にもいました」
しかし、事務所は加藤のグループLINE退会を重大視。メンタル不調のサインだとし、医療機関の受診を勧めた。
加藤は2つのメンタルクリニックを受診。クリニックXでは30分程度の問診を、クリニックYでは15分程度の問診を2回と心理検査を受けたという。Yを受診後、マネージャーへLINEでこう報告したそうだ。
〈仕事はしてもらって構わないとのお医者さんの判断でした〉
しかし、3月24日、ラポネの社長も交えた面談の場で、マネージャーは加藤に衝撃的な“病名”を告げたという。
「2つの病院から『境界性パーソナリティ障害』と診断されました」
境界性パーソナリティ障害とはどんな病気なのか? 精神科医の松崎朝樹(筑波大学附属病院精神神経科)がこう解説する。
「境界性パーソナリティ障害は、感情が時間・日にち単位で急に揺れ動き、突然怒り出したり落ち込んだりする。衝動的になって自殺未遂に及ぶ人もいます。先天的な気質と環境要因が重なって現れる状態です。気分の沈みが続くうつ病に対し、こちらは感情の急激な変化や衝動性が中心であるという違いがあります」
マネージャーから診断結果を告げられてから4日後の3月28日。その夜、チーフマネージャーから母へ、明日「休養のお知らせ」を発表するとメールで知らせが入ったというのである。この時点まで加藤に発表内容に関する連絡は一切なかった。加藤の母がどんな内容か、みせてもらえないか頼むと、発表文の共有とともにこう返事があったそうだ。
〈こちらはCJ、よしもと、社内全て確認済みの為、変更などできない旨、ご了承ください〉
SNSには「COCORO 病んだ」の投稿が溢れたという。
それからは実家のある名古屋へ戻り、週1回のペースで東京の病院で脳に磁気刺激を与える治療やカウンセリング、メンタルトレーニングを受けていたそうだ。
だが、2つのクリニックの診断に疑問をもった加藤は、セカンドオピニオンを聞こうと地元の神経内科を受診したそうだ。境界性パーソナリティ障害と診断されたことを伝えると、医師から返ってきたのは「それはあり得ない」の一言。短時間で診断できるものではない、というのだ。
そこでクリニックYを再訪すると医師は「何らかの病名を明示したわけではない」と困惑し、「(加藤が)仕事を続けることは不可能と会社に伝えていない」とも答えたという。
受診時の心理検査の結果も判明し、そこには〈現在の健康状態は良好と思われます〉と記されていたというのだ。
「後に加藤はクリニックXとYにカルテの開示を請求し、代理人弁護士を通じて『確定的な診断を行ったのか』と内容照会を行っている。病院の回答にはラポネ側が加藤に虚偽の病名を伝えていたことを示す決定的な内容が記されていた。
〈令和7年3月14日、加藤心氏について、パーソナリティー人格障害、うつ病、その他の病名での確定的診断は行っていません〉(クリニックX)
〈境界性パーソナリティー障害の診断はしておりません〉(クリニックY)」(文春)
これが事実なら、加藤の事務所は彼女を辞めさせたくて嘘をついたということになる。
だが、親会社のCJ社員と通訳、ラポネからの顧問弁護士は、来年以降の契約を更新しない、理由は「色々」としかいわなかったそうだ。
「ルール違反が何を指すのか、全く思い当たらない。違反はなかったと誓って言えます。そもそも私の『休みたくない』という意思をないがしろにされ活動を止められて。会社の言われた通りに半年間耐えて復帰プログラムを受けてきたのにグループから追い出された。私の気持ちはことごとく踏みにじられました」
そう加藤は主張する。
ラポネに文春が質問したが、
「マネジメント契約は終了しており、プライバシーにも関わる内容のため、回答は差し控えさせていただきます」
という返答だったという。
加藤のこの告白が事実なら、ラポネという芸能事務所は“悪徳”だが、なぜ、売れっ子の加藤を排除しようとしたのか? その理由を事務所側が説明しないと、この事務所は存立が危うくなると思うのだが。
今週の最後の記事は、文春の「高市首相の最側近が、統一教会と強い絆を持ち、安倍元首相が撃たれた日も、教会の集会に参加するはずだった」という仰天記事。
安倍晋三元首相が凶弾に斃れたのは2022年7月8日午前11時31分。奈良市、大和西大寺駅前で参院選の応援演説中だった。
「彼は、できない理由を考えるのではなく……」
安倍が“彼”を評した言葉は、突如爆発音によって遮られた。
応援を受けていた“彼”の名は佐藤啓(46)。現在、憲政史上初の女性宰相である高市早苗内閣の官房副長官として辣腕を振るう人物。
この時は参院議員として二期目への挑戦中だった。しかし、ちょうどこの事件当日、彼は元々別の集会に招かれていたというのである。
文春によれば、その集会とは「統一教会」だったというのだ。
フリーライターの石井謙一郎が入手した、統一教会の「TM特別報告」と題された文書の内容を、先週の文春が報じた。
ここで明らかとなったのは、安倍や萩生田光一ら自民党議員と教団との想像以上の蜜月関係である。TMとは「トゥルーマザー(真のお母様)」の略で、韓鶴子総裁のことを指すという。
そこにはこう書いてあるそうだ。
〈本日、勝利に向けた全食口シック総動員・天心苑祈祷出発式が終わり、自民党奈良県公認候補の佐藤啓候補者の応援集会を10時から行いました。候補者本人は11時からある大和西大寺駅前での安倍元総理の応援演説があるため来られず、夫人が代わりに来て奈良教会で応援集会を行いました〉
文春によれば、「食口」とは統一教会の会員を指すそうだ。つまり7月8日、佐藤は統一教会の応援集会に招かれていたが、安倍氏が急遽応援に来たため、名代として佐藤の夫人が参加したというのだ。
しかし、応援集会が始まってから1時間半後、安倍は凶弾に斃れた。報告はこう続いているそうだ。
〈応援集会が終わり、一部の食口は安倍前(ママ)首相の応援演説に参加するために駅へ向かい、残りの食口たちは勝利のための電話かけ大会を行っていました。電話かけ大会の最中、11時40分頃に食口たちが全身を震わせ、泣きながら入ってきて、安倍前(ママ)首相が2発の銃弾を浴び、血を流して倒れるのを見たと言い、天心苑に行って首相の安全のために全員で祈祷をしました〉
「自らが参加する予定だった統一教会の集会。後に犯人が統一教会二世と知った時の、佐藤氏の驚きはいかばかりだっただろうか。
何より問題なのは、文書に記されている〈勝利のための電話かけ大会〉という文言が示す選挙応援の実態だ。ジャーナリストの鈴木エイト氏が解説する。
『統一教会による選挙支援の一つです。〈激動の2021年『政治決戦 総選挙と日本の行方』〉と題する教団内部資料に、21年の衆院選での自民党公認候補者への選挙支援の詳細が書かれていましたが、婦人部や青年学生らによる「電話かけ」もありました』
参院選の投開票を2日後に控えたこの日、信者たちが佐藤氏への投票を促す電話かけを、精力的に行っていたのだ」(文春)
佐藤は高市と同じ奈良県出身で、縁が深まったのは14年ごろだという。高市が総務大臣になると同時に、当時総務官僚だった佐藤は官邸で木村太郎内閣総理大臣補佐官の秘書官となり、共に安倍内閣を支えたそうである。
「佐藤氏は16年の初出馬の際、高市氏に相談したほど。当選後は安倍派に所属しました。高市氏は佐藤氏を『啓くん』と呼び、『私の言うことは何でも聞く』と語っていました」(地元記者)
高市は佐藤を信頼し、何でも相談する間柄になっていったという。
「佐藤氏は周囲に『高市さんの政策や想定問答は私が書いている。(昨秋)靖国への参拝を見送ったのも私がコントロールしているから』『メイクも変わったでしょ。あれも私が変えさせた』と豪語していた」(同前)
しかし、2022年9月、山上事件を受けて、自民党は統一教会や関連団体との関係についての調査結果を公開した。「つながりが深い」と判断されて、氏名が公表されたのは121人。佐藤もその1人だが、〈旧統一教会関連団体会合で挨拶を行ったことがある〉の欄に名前が載っているのみである。〈選挙におけるボランティア支援を受けたことがある〉とする名簿には名を連ねていない。
「つまり、佐藤氏は教団から選挙支援を受けるほどの深い関係だったことを党の調査に対して隠し、虚偽回答をしていたことになる。
高市氏は首相に就くと佐藤氏を官房副長官に抜擢。安倍派の裏金問題で佐藤氏が参院議院運営委員会理事会等を“出禁”となり、機能不全状態が続いているが、更迭していない。高市氏の信頼の厚さが窺える」(文春)
高市首相も佐藤も、統一教会との関係は相当深いとみて間違いないだろう。
こうした事実は、次の国会で追及されるはずだった。だが、高市首相はそれを含めて問い詰められるのを避けるために、突如、冒頭解散をする。そうではないのか?
文春で石井謙一郎がこう書いている。
「韓国では、政治資金法違反などの容疑で逮捕された幹部たちの裁判が続いている。TM特別報告の作成者である尹氏には懲役4年が求刑され、今月28日に判決の予定。韓総裁の公判も山場だ。さらに検察と警察は1月6日、統一教会や新天地イエス教会といった新興教団の政界ロビー疑惑を捜査する合同捜査本部を、新たに設けた。
韓国のように日本でも、実態をさらに解明すべきだ」
高市首相よ、佐藤啓よ、萩生田光一よ、国民の前で説明責任を果たせ。選挙なんかやっている場合ではないし、万が一、自民党が勝利した場合でも、禊が済んだわけではない。(文中敬称略)
(文=元木昌彦)
