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WBC敗退の衝撃から松本洋平文科相W不倫まで――元木昌彦が読む“崩れる神話”

WBC敗退の衝撃から松本洋平文科相W不倫まで――元木昌彦が読む“崩れる神話”の画像1
2026 World Baseball Classic WBC(写真:Getty Imagesより)

<今週の注目記事>
第1位「松本洋平文科相 議員会館W不倫と『高市大っ嫌い』音声」(「週刊文春」3月19日号)
第2位「小学館が握り潰した“強制口淫”事件」(「週刊文春」3月19日号)
第3位「外交・防衛はド素人で『高市首相』の焦燥感」(「週刊新潮」3月19日号)
第4位「林芳正総務相の秘書がインサイダー取引で逮捕されていた!」(「週刊文春」3月19日号)
第5位「高市総理『サナエトークン』謎の起業家と『公選法違反疑惑』全真相」(「週刊現代」3月30日号)
第6位「ラガーシャツの男 性的暴行で逮捕されたNHK『ディレクター(50)』の評判」(「週刊新潮」3月19日号)
第7位「非道なモラハラ夫(67)に泣かされる元宝塚トップ『和央ようか』」(「週刊新潮」3月19日号)
第8位「独裁『山本太郎』の大罪」(「週刊新潮」3月19日号)
第9位「トム・クルーズの栄誉の裏に見る米アカデミーと映画産業の行方」(「サンデー毎日」3月22日号)
第10位「侍ジャパン“爆笑”ベンチ裏」(「週刊文春」3月19日号)

 早速いこう。

 今となっては虚しい記事である。悪くてもアメリカとの決勝戦で接戦の末、惜しくも負けても、そこまでは行くに違いないと思われていた侍ジャパンが、準々決勝でまさかの敗退。

 大谷翔平以下、声もない。WBCを通じて大谷翔平の後ろを打ったが無安打に終わった近藤健介外野手(福岡ソフトバンクホークス)が、宿敵日本を破り湧きにわくベネズエラ選手たちをジッと見つめる後姿が印象的だった。

 予兆はあった。グループCの相手は台湾、韓国、オーストラリア、チェコと、楽な相手だったにもかかわらず、先に点を取られたり、最後に追いつかれそうになったりと、楽な勝ち方ではなかった。

 大谷が打てば打つほど、岡本和真や村上宗隆、佐藤輝明たち準大砲は委縮し、大振りして自滅していった。

 侍ジャパンのいいところは、大谷のような超大砲もいるが、それにつなぐ選手たちが持ち味を生かし、塁に出てかき回す機動力だったはずだ。

 だが大谷につられてみな大振りし、自分のバッティングに徹していたのはショートの源田壮亮くらいのものだった。

 初戦で大活躍した大谷に球界関係者はこう呟いていたと、文春が報じていた。

「ある意味、彼は不安要素の1つだ」

 スポーツ紙記者がこう話している。

「前回大会の日本ラウンドでは3番大谷、4番村上宗隆の固定だったが大谷の後は相当なプレッシャーが掛かり、村上は不振に陥った。大谷が打てば場内は大歓声、凡打なら大きなため息、その後で打席に立つのは『本当に嫌だった』と嘆いていた。今回は大谷の後に天才打者の近藤健介が入ったが、豪州戦まで無安打と精彩を欠いている」

 精彩を欠いているなどというものではなかった。

 近藤は首位打者、ホームラン王、打点王などを獲得している好打者である。

 前回のWBCでは全試合に先発出場し、2番打者として7試合で打率.346、1本塁打、5打点、出塁率も5割と活躍して優勝に貢献した。

 だが前回は大谷が初めて出場したWBCだったが、今回は正真正銘の「大谷の大谷による大谷のためのWBC」だった。

 侍ジャパンを代表する好打者が13打数ノーヒット。いかに大谷の後を打つことが難しいかを痛感したことだろう。

 井端弘和監督は、近藤を不振にもかかわらず使い続けた。采配ミスである。

 メジャーリーグ研究家の友成那智がこう話している。

「今大会はチーム編成の段階から井端弘和監督に意向を伝えるなど事実上のキャプテンとして牽引しています。プレイだけでなくファンへの感謝、野球人気の復活にも役立ちたいという思いがあるのでしょう」

 ベンチでもリーダーシップを見せた。

「豪州戦では悪送球で先制点を許した若月健矢捕手の背中をさすり励ましていた。韓国戦では同点弾を放った後、大騒ぎするベンチに向かって『落ち着け』のジェスチャーを見せた。自分のプレイだけでなく、チーム全体を見渡せている」(侍ジャパン関係者)

 さらに、メジャーリーグからのプレッシャーが井端監督へのしかかった。

「前回と遜色ないメンバーで優勝候補として十分に戦える。しかし、起用方法については各所属球団から細かな注文がある。投手の球数や登板回数はもちろん、野手も『招集する以上は起用して選手のプライドを維持せよ』と。実際、野手組は全員スタメン上位から名を連ねる。様々なしがらみがあり、井端監督も『自分で決められるのは二遊間と下位打線だけ』とボヤいていた」(球界関係者)

 ベネズエラ側が日本戦の前、「大谷翔平は4回敬遠する」と発言したのもあながち、大谷への尊敬の念からではなく、大谷さえ打たせなければ勝てると踏んだからだ。

 大谷の超ワンマンチームは、大谷が打たなければ勝てない宿命を負っていた。ベネズエラ戦で先頭打者ホームランは打ったが、最終回、最後のバッターも大谷で、凡フライに終わった。

 今回のWBCでの侍ジャパンの戦いを象徴するようなエンディングだった。

 大谷翔平にとっては最後のWBCになるかもしれない。大谷にとっても日本の野球ファンにとっても、大枚を投じて独占中継したNetflixにとっても残念なWBCが終わった。

 ところで、アカデミー賞の作品賞が『ワン・バトル・アフター・アナザー』に決まった。

 配給は ワーナー・ブラザース・ピクチャーズである。やはり16部門の史上最多のノミネートされた『罪人たち』もやはりワーナーであった。

 昨年、ワーナーの買収に乗り出して話題を集めたのがNetflixだった。結局、トランプ大統領が口を出したといわれるが、Netflixはワーナーの買収を断念した。

 サンデー毎日で映画評論家の前田有一が、今回のアカデミー賞で「名誉賞」を授与されたトム・クルーズと作品賞の“因果関係”について書いている。

 実はこの記事は先週号に掲載されていたのだが、アカデミー賞授賞式のタイミングがピッタリなので、今号に掲載させていただいた。

 それによれば、コロナ禍が世界中で猛威を振るったため、アメリカだけではなく、世界中の映画館の多くが閉館に追い込まれ、2019年に約425億ドルを記録していた映画館興行収入は、翌2020年には約122億ドルにまで激減してしまった。

 そんな焼け野原に一人立ったのがトム・クルーズだったというのだ。トムが主演の『トップガン マーヴェリック』は『タイタニック』を超え、史上第5位。興行収入は約14億9000万ドルまで積みあがった。

 失われそうになっていた「映画館に行く」という習慣を、この映画が呼び戻したのだ。

 私も観に行ったが、この映画は音響のいい大型画面で観なければ楽しさは半減する。

 そうした功績を称えての名誉賞受賞のようだが、いま一つは、Netflixによるワーナー買収阻止につながるというのである。

 映画館業界はもとより、『アバター』のジェームズ・キャメロン監督やスティーブン・スピルバーグ監督なども、「配信作品は(テレビ番組の賞である)エミー賞に行くべきだ」と不快感を持っていて、それが証拠に、Netflixの作品はアカデミー賞作品賞とは無縁であった。

 アカデミー賞作品賞だけは「選好投票(優先順位付投票制)」という方式で、候補作10本に投票するのだが、「アンチ票が多い作品は絶対勝てない」(前田)というのである。

 そして今年はワーナー配給作品の2作がノミネートされ、『ワン・バトル・アフター・アナザー』が受賞したのである。

 前田がいうには、ディズニーやパラマウント、Netflixでさえも赤字で苦しんでいるという。

 Netflixは「今後は加入者数ではなく利益を重視する」方針転換を余儀なくされていて、それにより、脚本家たちの収入が減少してきているという。

 そうした不満もあって、ワーナー援護射撃という背景があり、それが反映されたのが今年の作品賞だというのである。

 私は2本とも見たが、どちらも残念ながら作品賞に相応しい作品だとは思えなかったが……。

 さて、代表の山本太郎が病気治療のため離脱した「れいわ新選組」は、衆院選で見事に惨敗した。

 全員落選だったが、自民党が大勝したために比例の候補がいなくなり、おこぼれで山本譲司がバッジをつけるという屈辱的なものだった。

 だが、これまで“独裁的”な支配を続けてきた山本がいなくなり、当然のことながら、山本への批判が巻き起こり、秘書給与を「詐取」していたという疑惑まで噴出してきたと、新潮が報じている。

 もしこれが事実なら、山本の責任は重く、病状が回復しても代表復帰は難しいのではないだろうか。

 試しに、AIにこの記事のポイントと、これから出てくる問題点についてまとめてもらうと、こう回答してきた。

結論(まず最重要ポイント)

週刊新潮は「れいわ新選組が公設秘書給与を組織的に“詐取”していた」と報じていますが、現時点では“疑惑段階”であり、事実として確定したものではありません。

党側は全面否定し、双方の主張が真っ向から対立しています。

週刊新潮(デイリー新潮)が報じた内容:何が問題なのか?

■ 1. 「公設秘書枠の上納」疑惑
れいわ新選組の国会議員が当選すると、山本太郎代表や党幹部から「公設秘書枠を党に差し出すよう求められる」 と元議員・元秘書が証言。
実際には議員事務所で働かない党職員が、公設秘書として登録されていたケースがあるとされる。

■ 2. 「勤務実態がない秘書に給与が支払われていた」
公設秘書として登録された人物が、議員事務所ではなく党本部で党務に専従していたと証言されている。
これは「名義貸し」に該当し、過去には詐欺罪で立件された例(辻元清美事件など)と類似。

■ 3. 「党務協力金」という“キックバック”の存在
秘書枠を差し出した議員には、政党交付金から月額30〜35万円を上乗せして支払う仕組みがあったと報じられる。

LINEのやり取りが証拠として提示されたとされる。

■ 4. 新潮側の主張の核心
これらが事実なら、国から支払われる秘書給与(公金)を党が組織的に目的外使用していた=“詐取”という構図になる。
では、れいわ新選組の反論:どう主張しているのか?
れいわは公式声明で 全面否定 しています。

主な反論は以下の通り:

■ 1. 「秘書枠の上納はない」
党が秘書枠を強制的に差し出させた事実はない。

■ 2. 「勤務実態はある」
秘書として登録された党職員にも、議員事務所の業務があったと主張。

■ 3. 「党務協力金は正当な支出」
キックバックではなく、党務を担う議員への正当な補助金だと説明。

■ 4. 「新潮の報道は印象操作」
党幹部は「れいわ潰しの印象操作」と強く反発。
では、これは“事実”なのか?(現時点での評価)

■ 1. 現時点では「疑惑」段階であり、事実認定はされていない。新潮の報道は複数の元議員・元秘書の証言に基づく。

しかし、第三者機関の調査や捜査はまだ始まっていない。れいわ側は全面否定しており、証言の信憑性は今後の焦点。

■ 2. 刑事事件に発展する可能性はある
過去の類似事件(辻元清美、広瀬めぐみ)は「名義貸し」で詐欺罪が成立。今回も、勤務実態の有無、組織的関与の有無、LINEなどの証拠の信憑性が捜査のポイントになると専門家は指摘。

■ 3. 政治的影響はすでに大きい
「弱者救済」を掲げる政党での公金不正疑惑はイメージに大きな打撃。永田町では「党の存続に関わる」との見方も出ている。

 なるほどと感心する。私では短時間で、こう簡潔にはまとめられない。

 山本前代表は、共産党と同じように、自民党を真っ向から批判する小気味いい弁舌が魅力だった。いくら遊説に費用がかかろうが、こうした形でカネを党に集めていたのであれば、その魅力は半減する。

 ここは病身でも這い出てきて、会見を開き、弁舌さわやかに否定してもらいたいものだとは思うのだが……。

 ところで、和央(わお)ようか(58)という女優は、宝塚歌劇団宙組の創設メンバーで、2000年から6年間トップに君臨していたという。

 彼女の夫はブロードウェイで4年も上演された『ジキル&ハイド』など、数々のミュージカル作品の作曲家として知られるフランク・ワイルドホーン(67)だそうだ。

 現在はハワイに住んでいて、夫婦仲は一時は円満だったようだが、昨年末から夫の態度が豹変したという。

 和央はディナーショーをやる前に転倒してケガをしたため、車いす生活を余儀なくされ、ホノルルに帰ったそうだ。

 ところが、迎えに来たフランクが、車の中で「出て行ってくれ」と言い放ったというのである。

 青天の霹靂だった和央は、「私には出ていく先がない」というと、「お前はアメリカで何ができる?」と、重ねて彼女を否定するようなことをいったそうだ。

 今年の2月、3月に公演があったため日本に来ていると、「帰ってくるな」という電話をかけてきて、和央は精神的にまいって突発性難聴になってしまったという。

 その上、公演の合間にハワイへ戻った和央に対して、フランクは「2,3日留守をする」といい残して家を出て行ってしまったそうだ。

 何のことはない、新しい女ができて、2人でリゾートマンションでいちゃついていたというのである。

 悲しいだろうが別れるしかない。和央は涙ながらにこういったという。

「本来の自分を取り戻せるように、しっかりといまの生活にけじめをつけて……もう一度自分の人生をやり直すために、がんばっていきたいと思います」

 2人が幸せだった頃の写真が2葉載っている。9歳上でも、まだ新しい恋を求めているとは、いやはやお盛んなことだ。

 お次も新潮から。

 NHKの報道局スポーツ情報番組のチーフディレクター中元健介(50)が不同意性交容疑で逮捕された。

 新潮によれば、1月4日、日曜日の午後、東京・渋谷の円山町の路上で、面識のない20代の女性に声をかけ、雑居ビル内に連れ込み、性的暴行を加えたというのである。

 その犯行に及ぶためにあたりを事前調査をしていて、犯行に及ぶ際、「俺、危ないモノを持っているから」と脅したというから、質が悪い。

 どんな仕事をしていたのか? 

 2000年にNHKに入局。長らくスポーツ畑を歩み、今年のミラノ・コルティナ冬季五輪の関連業務もしていたという。

 だが社内の評価は、「何もしない」人間ということらしい。NHK関係者はこう話している。

「口癖は“自分はこんなに仕事をしている”でした。いかに大変な仕事をしているかのアピールばかりで、ソフト老害と言う職員も多かったんです。あとは、常にラガーシャツを着ていたので、“いつもラガーシャツで必ず襟を立てている人”と、奇妙なレッテルが貼られていました」

 悪目立ちだけで、仕事には身を入れず、白昼、暴行をする女性を物色するNHKマン。しかし、度胸だけはあるようだ。

 円山町はNHKに近い。そんなところでウロウロしていれば、他のNHK局員に見つかる確率も高いからだ。この度胸を仕事に使えばよかったのに……。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2026/03/18 13:00