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「サンデー毎日」休刊で新聞社系週刊誌が消滅へ、望月衣塑子記者の対談本に重大な誤り――日本のジャーナリズムはどこへ

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 お次は、YouTubeなどでライブ配信する人をライバーというようだが、昨年3月、高田馬場の路上でライブ配信中だった「最上あい」こと佐藤愛里(享年22)が、高野健一被告(44)にナイフで刺殺され、それがライブ配信されるという凄惨な事件が起きた。

 彼女は配信アプリ「ふわっち」などで配信者として活動していたが、配信を通じて高野被告と出会い、親密になったという。

 高野被告と佐藤愛里さんの間には金銭トラブルがあり、それが事件の背景になったと報じられている。

 今年7月、東京地裁で高野被告に懲役16年の実刑判決が言い渡された(後に控訴)が、事件後、初めて、婚約者だった油井大顕(ゆいだいけん・34)が愛里との出会いから別れまでのすべてを語っている。

《事件当日の午前9時ごろ、愛里さんは新宿駅付近でライブ配信を開始。油井氏は彼女の配信を見ながら移動していた。愛里さんは「山手線一周ライブ配信」という企画で新宿から新大久保、高田馬場へと歩き、再び新大久保方面へ戻ろうとしていた、そのときだった。

「突然、最上(愛里さんのこと)が『え、嘘?』と言って、その直後に『キャー!』という悲鳴が聞こえました。たぶん、そのときにスマートフォンを落としたんだと思います。何も見えない状態になって、『助けて、助けて、助け……』という声を最後に何も聞こえなくなりました」

 異変を察した油井氏はすぐに110番、119番に通報したという。数分後、画面に何かが映った。

「血まみれでぐしゃぐしゃになった彼女が見えたんです。その瞬間、『助からないんじゃないか』と覚悟しました。その後、何かがぶつかるような音が聞こえた。高野被告が遺体を蹴った音だとわかったのは、だいぶ後になってからです」

 油井氏はすぐに愛里さんが搬送された病院へ向かった。

「お昼の12時前くらいだったと思います。刑事さんと医師がやってきて、『11時10分、佐藤愛里さんの死亡が確認されました』と告げられました。そこから戸塚警察署に行って、最上との出会いから事件に至るまでの時系列を詳しく聴取されました。僕が知らない彼女の口座についても聞かれました」》

 二人が知り合ったのは2023年6月。「WePlay」というボイスチャットをしながら様々なゲームが楽しめるアプリがきっかけだったという。

「僕がアプリ内でルーム(交流スペースのこと)を開いていて、そこに最上が来るようになったんです。何度かやり取りを重ねるうちに仲良くなりました。アプリ参加者は課金額などによってランクづけされるのですが、彼女は『V7』という、500万円くらい使わないと到達しないランクだったと思います」

 オンライン上でのやりとりを続け、同23年7月に初めてリアルで会ったそうだ。

「実際に会ってみると、頭が良くて、よく話す女性でした。どちらかがはっきり告白したというより、自然な流れで付き合うようになりました」

 プロポーズは2023年10月24日、愛里の誕生日だったという。

 ライブを中心にしているユーチューバーたちは、この事件をどう見ているのだろうか? YouTubeで気軽にカネを稼げるというやり方が、私には未だに理解できない。

 今はYouTube全盛だが、何かのきっかけで総崩れになるような気がしている。それが何かはわからないが。

 ところで、10月24日に改正皇室典範が施行され、旧宮家の男系男子の子孫を、一定の要件の下で皇族の養子として迎えられる制度が設けられた。

 だが、誰かが名乗り出るだろうと思っていたが、今のところいない。

 戦後の皇籍離脱を経験した人物のうち実名でメディアに登場したのは、ただ一人、久邇朝宏(82)。今も、メディアに出て、

「旧皇族と言われれば、たしかに自分もそうなんだと思うけど、そういう生活、今までしてませんでしたから。尊敬を持たれるかって、格好だけで持たれるとは思えないし、それなりに教育も受けなきゃいけない」

 と話し、若い世代が養子になる可能性については、

「私の孫たちのああいう世代が、そんな、縛られた生活が今さらできるかって感じは持ってますから、難しいと思いますね。自分の生き方を変えなきゃいけないわけですから」

 と断言している。

 6月22日放送の日本テレビの取材に対し、「今さら何を言ってやんでい」と強い口調で旧宮家養子策を批判していた。

 サンデー毎日で森暢平成城大教授は、旧皇族の竹田恒泰が、かつて産経新聞でこう語っていたことを指摘する。

《『産経新聞』は、2012年2月29日、以下の記事を1面に掲げた。

「終戦直後に皇籍離脱した旧皇族の多くが、皇位の男系継承を維持するために皇籍復帰を要請されれば、『一族として応えるべきだ』とする意向を固めていることが分かった。(略)旧皇族の慶応大講師、竹田恒泰氏(36)が、3月1日発売の月刊『正論』4月号に寄せた論文で明らかにした。(略)竹田氏は昨年11月〜2月中旬、皇位継承問題について旧皇族20人以上と意見交換。大多数が男系の皇統は維持されるべきだと考えており、女性・女系天皇を積極的に容認する人はいなかった。男系維持のため皇籍復帰を要請されれば、『一族として要望に応える覚悟を決めておかなければならない』と考える人が大半を占めたという」

 しかし、その竹田も、自らの動画チャンネルで次のように嘆いているそうである(8月20日公開分)。

「皇室の藩屏(はんぺい)としてね、皇室をお守りするという意識を持った旧宮家の人たちはかつてはいたんですけど、今はそんなことを考えることもなく、自分の人生だけ考えて生きてる人ばかりになってしまったわけですよ」

 その上で、森教授はこういう。

《私は、旧宮家にある人たちのほとんどが、メディア取材に一切応じないというのは、おかしいと思う。

 竹田とは異なる立場だが、「民間人だから知りません」という論理は改正皇室典範が施行された今では通じないのではないかと考えるのだ。

 少なくとも現段階で養子になるつもりはないのなら、そのことを明確にすべきではないか。》

 私は、そのうち名乗りを上げる人間が出てくると思っている。そうでなくては、高市首相と麻生副総裁が推し進めたこの案を、なぜ成立させる必要があったのか理解できない。

 しかし、その時、週刊誌は徹底的にその人間を調べ上げ、毎号、誌上で「身体検査」の結果を公表するだろう。それに耐えられる人間がいるだろうか? 私は楽しみにしている。

 衆院選直前に結成して惨敗した「中道改革連合」。今は「残務処理のため」にたった1人、渡辺創新代表を置くだけだが、多くの国民が納得できないのは、中道は10月20日に、政党交付金として約5億8000万円を受け取っていたことだ。なぜそんなことができるのか?

「政党交付金は、直近の選挙結果を基にした『得票数割』と、所属議員数を基にした『議員数割』で各党に分配されます。中道の場合、二月の衆院選で二十%前後の得票率と四十九人の当選者を得た。結果、約二十三億円が年四回(四月、七月、十月、十二月)に分けて支払われることになりました。党自体が存続している以上、十月分と十二月分の計約十二億円も予定通り支給されます」(総務省担当者)

 では、巨額の交付金はどのように使われるのか?

「小川氏は『選挙費用の支払いに充てる』としていますが、それでも余剰金が出るはず。来年支給分(約十七億円)については『答える環境にない』と口を濁していましたが、基本は受け取る方向でしょう。なぜなら、中道に籍を残したままの立憲出身の落選議員たちの面倒を見なければいけないからです」(中道関係者)

 落選議員たちの面倒を我々の税金で賄う? 冗談じゃない!

 これでは、政権を批判する野党としての姿勢まで疑われかねない。

 続いても文春。今週は新潮が合併号だったためお休み。したがって文春ばかりになるのはご容赦を。

 麻生太郎という妖怪が永田町で幅を利かしている。この人間の聡いところは、裏金問題で東京地検特捜部による捜査が進み、自民党全体への批判が強まる中、岸田文雄首相(当時)が「自民党の信頼回復のためには派閥のあり方を根本から見直す必要がある」として、他派閥に先駆けて自派(岸田派)の解散を断行し、次々に派閥が解散されていく中で、この人だけは頑として聞き入れず、派閥を残したことであった。

 文春によれば、現在は約60人を抱え、高市首相もいうことを聞かざるを得ない、自民党の「ドン」というわけだ。

 麻生の総資産は約60億円にもなり、愛人の店に8000万円もの政治資金を垂れ流していても、党内からは批判の「ヒ」の字も出てこない。

 その麻生の懐事情が寂しくなってきていると文春は書く。

《深刻なのは、人材不足だけではない。直近の収支報告書を紐解くと、パーティ収入に依存する派閥の台所事情がピンチなのだ。

 裏金事件を受け、派閥のパーティ開催が事実上封じられた結果、麻生派の収入は激減。二十三年には三億円を超えていた収入が、二十四年は僅か六千二百万円に留まっている。しかも、そのうち約半分の三千万円は旧派閥「為公会」からの寄附。だが、為公会の残金は二十四年時点で約三千三百万円に過ぎず、貯金も底をつく寸前の状況だ。

「今後は、自らが持つ莫大な資産から融通していくのでしょう。ただ、派閥の先行きに暗雲が垂れ込めているのは事実。高市首相についても『思いのほか、制御できねぇ』『総理は何を考えてるのか』などと不満を漏らしていた。そこで麻生氏は、首相を支える素振りを見せつつ、第2、第3のカードもちらつかせることで、存在感を示そうとしています」(麻生氏周辺)》

 資金は、文春がいっているように自分の資産でどうとでもなるだろうが、問題は後継者がいないこと。

 派閥の後継者もいない。自分の後継者もなかなか決まらない。

 これまでもそうだが、ドンは結局一代限り。ドンが死ねばそれで終わり。麻生もそうなる運命であろう。

 人材がいないといえば、高市政権も同じである。就任早々、簗農水相がスキャンダルで辞任したと思ったら、引き継いだ武部新農水相にも違法献金疑惑が文春で報じられ、就任から6日後に陳謝した。

 だがそれだけでは終わらない。文春砲は「裏金3000万円を衆院選で作っていた」と報じている。どういうことか? 文春によれば、

《武部氏が代表の「自民党北海道第十二選挙区支部」は毎年、「自民党雄武支部」などの地域支部に寄付をしている。だが、二十二年から二十四年の収支報告書を確認すると、第十二支部の支出と地域支部が受け取った金額に計約八十五万円の齟齬が発覚。政治資金規正法違反の疑いがあるのだ。

 それだけではない――。武部氏のカネを徹底的に精査すると、四つ目の疑惑が発覚した。舞台は、武部氏にとって二回目と三回目の選挙に当たる十四年十二月と十七年十月の衆院選だ。

 北海道選管に提出された選挙運動費用収支報告書には人件費や通信費、印刷費など選挙に関する費用が記載されている。

 冒頭に登場したA氏のような運転手は、武部氏の報告書ではウグイス嬢らと同じく「車上運動員」に分類されている。彼らの人件費は、一四年の場合、計十七人で総額二百八十五万六千円、一七年は計十四人で総額百六十八万七千円にのぼる。

 不可解なのはここからだ。「武部新後援会総連合」の収支報告書を見ると、選挙運動費用収支報告書と同じ日付で、同額の人件費が同一人物に支出されているのだ。十四年は全員で、一七年は十四人中、十三人が一致。残る一人は名前と日付が記されていないが、金額は一致する。つまり、法的な別主体が同じ金額を別個に支払っていることになっている。》

 車上運動員の報酬は後援会からと選挙資金を合わせると33万6000円受け取ったことになっている。

 17年の選挙で車の運転をしたAは、「30万ももらった記憶はない。15万か16万くらい」と証言しているし、他の運転手も同じだったという。

 さらに文春はこう報じているのだ。

《“二重計上”が、車上運動員の人件費だけではないことだ。後援会総連合は一四年に七十件超、一七年には百件超の「選挙関係費」を計上しているが、ほぼすべてが選挙運動費用収支報告書と一致するのだ。

 例えば一四年、北見市内の温泉旅館への「宿泊費」はこう記されている。
12月7日 116,646円

 一方、選挙運動費用収支報告書にも「宿泊費」として同じ温泉宿への支払いがこう計上されている。
12月7日 116,646円

 領収書の内訳欄には、十三人分の一泊二食の料金十万四千円に加え、生ビールなど計十九杯分の飲料代も記載。金額が一致しているということは、同日にビールなどを含めて全く同じ注文を二回したことになる。》

 こうした支出の重複が積み重なり、総額約3000万円に上る疑惑が浮上したというのである。これは呆れた。単なる記載ミスなのか、それとも裏金づくりだったのか。武部農相には徹底した説明が求められる。

 武部の事務所は文春に対して、当時の出納責任者が他界しているので確認できないが、

「後援会収支報告書の様式に『選挙関係費』の項目があるため、選挙収支報告書と同様の内容を重複記載しなくてはならないと誤解していたのではないかと推測されます。簿外資金(裏金)があったわけではありません」

 と回答している。

 不可解極まりない。武部農相には説明責任がある。早急に会見を開くべきだ。

 さて、新聞記者の鑑のように持て囃される東京新聞の望月衣塑子(51)だが、どうやらその評判は嘘っぱち、化けの皮がはがれたと、文春電子版が報じている。

「日本中学生新聞」という新聞を創刊した高校1年の川中だいじ(15)から、彼女が内田樹神戸女学院理事長と対談をした『常識なき世界を生き延びるために』(朝日新書)の中に、「自分の知らないことが書かれている」と指摘されてしまったのである。

 それはこういう箇所だそうだ。

《川中さんはXで、次のように誤りを指摘している。〈「川中くんは周りの子から『老害』と言われたり」とありますが、そのような事実はありません〉

 ほかにも、学校の先生に壁に貼った新聞を剝がされたとするエピソードや、日本中学生新聞を創刊した経緯が誤っていたほか、〈(註・望月氏の)息子は政治に関心があって『日本列島改造論』などを読むような子〉と発言した箇所の〈息子〉が、実は川中さんであったことなど、理解に苦しむ誤りも含まれる。

 川中さんはその後、代理人の弁護士を通じて、朝日新聞出版側に販売中の書籍を回収を含め、誤情報の拡散防止措置を求めた。朝日新聞出版は10月27日に「お詫びと訂正」を出して、誤っていた箇所を修正・削除。さらに11月1日には、本の販売中止を発表した。》

 川中と望月はかねてからの知り合いだった。だが、川中には出版前の事実確認がなく、出版されたことも知らされず、学校の友だちから教えてもらったそうだ。

 私も編集者だったから、今回のことは信じられないような重大なミスだが、問題は、望月だけにとどまらず、朝日新聞出版の担当編集者の致命的なミスでもある。

 本を出すにあたって望月と内田にゲラ刷りを見せるのは、編集者としては基本のキである。望月がゲラに手を入れてこなかったのか、見なかったのか? だとすれば、望月は記者でも何でもない。新聞記者を名乗るのを即刻やめたほうがいい。

 ネット上では、朝日新聞出版側の対応の遅さも批判されている。

 望月は文春の直撃に対して、オロオロしている。

――産経新聞(10月29日配信)の取材に、「対談で話していた内容が、別の話の内容と混同されて表現されていたとみられる」と語っているが、他人のせいにしているように感じる。

「ええと、だから、事実と違う部分を捏造しているんじゃないかという指摘については、私が話を聞いた事実について話してたんですけど、結果として表記してもらう際にちょっと、変わってしまってたところがあって……」

――「老害」だとか、「壁に貼った新聞を剥がされた」だとか、ありもしないことが書いてある。表記の際の間違いとは違うのでは?

「そこもあの、たぶん、今、確認中なんですけど、(壁に貼った新聞は)別の方の話されたところと私が混同してたんで……。『老害』の部分は、私自身は、そうは言ってなくて、認識もそうではなかったんで、それは大変申し訳ない」

 これ以上書いても無駄だからやめるが、口幅ったいことをいうようだが、ジャーナリズムというのは「事実」であることが、基本である。

 それは、対談でも同じだ。タイトルのように「常識なき」新聞記者では、こうしたこともわからないのだろうか。

 「美形の新聞記者」という称号だけでスター扱いされてきた彼女の終わりの始まりのようだ。

 今週最後の記事は、元巨人軍の投手だった桑田真澄(58)の次男・Matt(32・桑田将司)というタレントについて、2人が不同意の性的行為による被害を訴え、警視庁に被害届を提出したと報じる文春の記事。

 桑田は次期巨人監督という噂が出ていたが、松井秀喜が監督になったことで、監督の目はなくなった。

 その上、自分の次男の性的トラブルでは、頭が痛いことだろう。

 私はMattというタレントをほとんど知らない。顔を白塗りで出てくるあの男性かと思うくらいである。

 文春でプロフィールを見てみよう。

《独特のメイクや「総額1000万円」と語る美容整形が注目され、タレントとしても活躍。今年八月には『24時間テレビ』(日本テレビ系)で、父と子の絆を描いた再現ドラマが放送された。

 桑田もMattも、所属事務所は桑田の妻が代表を務めるファミリー企業だ。

 広告業界関係者が言う。

「二〇一九年にソフトバンクのCMで親子初共演し、最近はP&Gの洗剤CMにも親子で出演。“桑田の息子”を全面的に売りにしています。桑田が巨人の二軍監督時代には、ファンフェスタでサプライズ共演をしたこともあった」》

 インフルエンサーとしても成功し、インスタグラムのフォロワー数は35万人超。“美のカリスマ”として、若者や女性から圧倒的な支持を集めているというのだ。

 そんな人気絶頂のMattに、複数の性加害事案が浮上しているというのである。

 それも、警視庁には少なくとも3通の被害届が提出されているというのだ。

 都内在住のAのケースを見てみよう。

 AがMattと出会ったのは、今年の1月13日午前1時頃のこと。

「六本木の交差点で、突然、Mattともう一人の男性に声をかけられたんです。『飲みに行かない?』って。有名人だから、ちょっと面白いかもと思ってついて行ったのがそもそもの間違いでした」(A)

 もう一人の男性は、美容系のインフルエンサーとして有名なXだという。

「タクシーに乗って着いた先は西麻布の会員制バー。席につくなり、Mattはテキーラ『クエルボ1800』のショットグラスが沢山並んだセットを頼みました。初めのうちは楽しく飲んでいました」(同)

 そこからカラオケ。A はMattに言われるままに飲み続けたという。

 2~3時間ほど飲んで会計を済ませると、Mattから「家に行っていい」といわれ、「その時点でかなり酔っていてしんどかったんですが、家で楽しく飲み直す位いいかとも思って、『いいですよ』と返事をしてしまいました」(同)

 この時点でAは、まさかその後に性被害を訴えるような事態になるとは思っていなかったのだろう。

 家で飲んでいるうちにMattが「ベッド行きましょ」といい、「戸惑いました。本当は嫌でしたがMattは体格も大きいし、Xもいて二人対一人の威圧感もあった。しかも父親は有名な桑田真澄さんで、機嫌を損ねたらどうなるとか酔った頭で考えるうちに、流れで寝室に行かされることになったんです。すると突然、すごい勢いでキスをされて……」(同)

 さらに、先のXが2人の行為を撮影していたというのだ。

「本当に屈辱でした。流出の恐怖を一瞬で感じ、まるで脅しにも感じました。余計に抵抗できなくなってしまいました」(同)

 だが、不可解なことに、その日の午前8時半頃、AはMattにこうLINEを送っているというのである。

〈マットさん! めっちゃ楽しかったです!!〉

 Aが警視庁に被害届を出したのは、それから約7カ月後のことだという。なぜ時を経てからの提出になったのか。Aがこういう。

「正直、体の中に出されていないし、体液とかの証拠が足りないんじゃないかと思ったんです。それに、こんな話を警察も取り合ってくれないんじゃないかとも思っていました」

 それでも被害届を提出することにしたのは“仲間”の存在だったという。

 Aが被害を受けてから約5カ月後、Aの知人Bも同様の性被害を訴えていたことが分かったというのだ。

 Aは、同じような被害者を出さないために、Matt には法の裁きを受けてほしいと語っている。

 こうした訴えが可能になったのは、23年に施行された不同意性交等罪があるからだという。

「23年施行の不同意性交等罪は同意のない性的行為が処罰対象で、口淫等も含まれる。要件として暴行・脅迫に限らず酒の影響、拒絶するいとまのなさ、恐怖や驚愕、『社会的地位に基づく影響力によって受ける不利益の憂慮』等があった場合も不同意になり得ます。法定刑は5年以上20年以下の有期拘禁刑です」(司法記者)

 では、Matt 側はどう答えるのか。

――複数の人に性加害をしていませんか?

「は、意味わかんない」

――性加害をしていると。

「してない。なんの話をしてるの?」

――お酒を飲ませて……。

「私、お酒弱いし」

 Mattは何度も「キモい」を連発して去っていったそうだ。

 父親の桑田はどうか?

――Mattさんが複数の方に性加害をしている?

「そうなの? へぇ〜、全然知らないよ。初耳だもん」

 そういうと記者の名刺を受け取り、

「本人に聞いた方が一番いいんじゃない? だってもう未成年じゃないから。それが真実であれば、自分でちゃんとやらなきゃいけないよね。でも、仮定の話はできないからさ。もし本当だったら大変なことだよ」

 Matt 側は全面否定だ。

《これにMattはプロデュースブランドを手掛ける「株式会社Rose world」名義で声明を発表。「結論から申し上げますと、当該報道において指摘されている行為につきましては、本人および代理人弁護士がこれを明確に否定しております。弊社といたしましても、本日時点で把握している事実関係に照らし、そのような事実はないものと認識しております」と否定した。》(東スポWEB11/3(火) 5:15配信)

 どんな結末になるのか、父親の桑田の動向よりも気になる。
(文中敬称略)
(文=元木昌彦)

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2026/11/04 12:00