【鬼木このはインタビュー】現役薬剤師モデルの素顔
ネットで話題の美女を深掘り(Dive)するサイゾーオンラインインタビュー企画の第2弾。
今回は、薬剤師として働きながら、コスプレイヤー・撮影会モデルとして活動する鬼木このはを直撃!
攻撃的な画像投稿で話題を集める美女の知られざる日常などを聞いた。
【鬼木このは(おにき・このは)】
現役薬剤師グラドル。引き締まった美ボディと目力の強いグラビアで人気を集める。競泳水着の似合う美女としても話題で、競泳グラビアはたびたびSNSで大きな反響を呼ぶ。X@Sakura_Oni3/Instagram@konoha.oni
薬学部時代にコスプレデビュー
――鬼木さんについて簡単に下調べしたんですが、鬼木さんは“謎の美女”という印象がありますね。
鬼木 確かにキャラクター的なことはあまり知られていないかも。こういうインタビュー取材も今回も初めてなので。
――今回、平日の昼間の取材になりましたが、いまも薬剤師として働いているんですよね?
鬼木 もともと週5で残業アリの会社で働いていたんですが、今年の夏に転職して、いまは週4で働いています。仕事と両立しながら、もう少しグラビアや撮影会のほうを頑張りたくて。
――なるほど。鬼木さんがコスプレやグラビアの活動を始めるようになったきっかけは?
鬼木 最初に興味を持ったのは、大学1年のときに初めて「コミケ」へ行ったのがきっかけですね。
――「コミケ」は、どんな作品が目的で?
鬼木 そうですね。当時「イナズマイレブン」にハマっていて、そのBL同人誌を買い漁りに……。
――なんかすみません……、野暮な質問して。続けてください。
鬼木 それでコスプレ広場を通りかかった時に、大勢のカメコに囲まれているコスプレイヤーさんがいて、私もコスプレやってみたいなと。後で調べてみたら「えなこ」さんだったんですけど、「めちゃくちゃ可愛いなぁ」と素直に思いましたね。
――初めて自分が実際にやったコスプレとか覚えていますか?
鬼木 「艦これ」の金剛ちゃんだったと思います。アニメ好きで意気投合した大学の友人と、池ハロ(※池袋ハロウィンコスプレフェス)に参加したのが最初です。
わりと根暗というか、内気な性格だったんですが、普段の自分とは違う存在になれるという体験がやっぱり楽しくて。在学中にコスプレ用のSNSアカウントをつくって、コスプレイヤーとして活動するようになりました。
「お姉ちゃん、またケツ出してるよ!」
――コスプレからグラビアへ活動がシフトしていったのは、またどういった経緯で?
鬼木 おへそや太ももといった肌の露出が多いキャラのコスプレをしたら、それがすごい好評で。それから嬉しくなって「もうどんどん出しちゃおう」みたいな(笑)。
昔ほどアニメも観なくなっちゃったので、コミケやニコニコ超会議のようなイベントは毎回のようにコスプレで参加していますが、いまはグラビア活動や撮影会がメインになっています。
――かなり攻めた衣装やポージングのグラビア投稿も多い鬼木さんですけど、やはり最初は抵抗感もあったのでは。
鬼木 最初はそうですね。母親にも怒られましたし。「娘がこんなに肌を露出させている姿なんてみたくない!」って。
――そりゃ親御さんは心配するでしょう。
鬼木 でも今は家族公認です。最初は反対していた母も、そのうち手伝ってくれるようになって、積極的に応援してくれています。私はいまひとり暮らしなんですけど、母には衣装や写真の相談もしますし、この間さいたまスーパーアリーナで「コスホリ」(コスホリックSPECIAL)があったときは、前日に埼玉の実家へ泊まって、送迎までお願いしました。
――心強いサポーターですね。
鬼木 父のほうは「こっちとこっち、どっちの写真がいいと思う?」とか相談しても「いいよ、俺は~」「娘の水着写真なんか見たくねえ~」って感じですけど(笑)。
――素敵なご両親ですね。ご兄弟は?
鬼木 弟がふたりいます。下は9歳離れていて、弟はけっこう私のSNS見ているみたい(笑)。
――そりゃ気になりますよ。
鬼木 その弟が、「お姉ちゃん、またケツ出してるよ!」って母によく密告するんですよ。
――姉と弟のバトル……それはすごい世界線ですね。
何もない日は20時間くらい寝る
――最近はニュースサイトで鬼木さんのSNS投稿が取り上げられることも多いですが、薬剤師の仕事などに支障はありませんか。
鬼木 TPOを考えて普段はメイクとかも地味な感じで、雰囲気が全く違うのでフォロワーさんとかに会ったとしても、まず気づかれないと思います。
――職場の方は鬼木さんの活動をご存じない?
鬼木 「鬼木このは」という名前は伝えていないんですけど、面接で「地下アイドルか何かやっている?」と聞かれたので、社長には撮影会モデルをしているとは言っています。時間の融通が利きやすい職場で、いろんな方がいらっしゃる楽しい職場です。
――なかなか興味深い職場ですね。ちなみにフォロワーの方などからよくある誤解って何かありますか?
鬼木 「鬼木」という名前や写真の雰囲気のせいか、初めましての人には「もっと怖い人だと思った」と毎回のように言われます(笑)。「普段から笑顔の写真もたくさん載せてよ」とも言われるんですけど、恥ずかしくて未だに載せられていません。
――これからは素敵な笑顔をいっぱい投稿してください! さて、このインタビューでは、マイブームや推し活についても聞きたいんですが、完全にオフの休日ってあります?
鬼木 今はちゃんと仕事やりながら趣味の時間なども充実しています。超ロングスリーパーで寝るのが大好きなので、何も予定のない休みは20時間くらい平気で寝ていますよ。
――20時間!?
鬼木 やばいですよね(笑)。自分にお薬が必要なんじゃなかというレベルです。
新たなファンと出会う機会を増やしたい
鬼木 カフェでゆっくりくつろぐのも好きで、とくに紅茶が好きなので休日は紅茶専門店にもよく行きますね。
――良ければ、オスメメの紅茶専門店など教えていただけたらなと。
鬼木 吉祥寺の「チャイブレイク」はお気に入りですね。1杯1300円とかするので、なかなかのお値段なんですが、雰囲気も良いし、超美味しい紅茶が飲めます。カウンター席は女性のおひとり様も多くて、スタッフさんが目の前で紅茶を1杯1杯入れてくれるのを見ているだけで楽しめます。あとゲームの「NIKKE」(※)にもハマっていて、寝る前のルーティンになっていますね。
※スマホやブラウザで楽しめるガンガールRPG「勝利の女神:NIKKE」のこと。主に女性キャラクターが活躍するゲームで、その抜群のビジュアルからコスプレ人気も高い。
――鬼木さんは「NIKKE」のコスプレもしていましたね。普段は何に一番お金を使っていますか?
鬼木 やっぱり美容と衣装ですかね。衣装は撮影会のたびに新調するようにしていて、同じようなイメージの衣装が続いたり、使い回したりしないように。そこは毎回こだわって意識しています。そのほうが、また撮りたいと思ってくれやすいと思うので。
――転職もして、鬼木さんにとって2024年は変化の年だったのかなと思うんですが、最後に来年の抱負を。
鬼木 2023年くらいまでは撮影会も年に2回くらいしか参加できていなかったんですが、来年はファンの方に会う機会をもっと増やして、雑誌とかにも出たいです。サイゾーさん、ぜひお願いします(笑)!
今年から2ヶ月に1回ぐらいのペースで撮影会や、コスホリのようなイベントに出るようにしたら、そこでまた新たな出会いもあったので。来年は新しい出会いの機会をなるべく増やしていきたいです。
(取材・文=伊藤綾)