【大久保桜子インタビュー】自身のウィキ情報に(笑)根暗イメージの真相は?
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昨年放送の赤裸々ドラマ『●●ちゃん』(読み:まるまるちゃん)で刺激的な「略奪愛憎物語」を演じて話題を呼んだ大久保桜子。女優として精力的に活躍する彼女は、今年に入ってYouTube「らこちゃんねる」を開設するなどSNSでも注目を集める。
本記事では、当サイトの姉妹メディアである「グラッチェ」で敢行した大久保桜子インタビューを再掲。雑誌「サイゾー」(2024年2月号)にも出演してくれたこともある彼女の
【大久保桜子】
「戦隊ヒロイン」出身、Netflix『オオカミちゃんには騙されない』出演で話題/生年月日:1998年7月20日/出身:神奈川県/身長:153センチ/趣味/特技:英語(英検準1級)・料理/公式X@sakurako_offi/Instagram:sakurako.official
役者業は1年で辞めるつもりだった?
――17歳で『宇宙戦隊キュウレンジャー』(テレビ朝日)に出演されて以降、本格的に芸能活動をスタートさせていますが、デビューのきっかけは?
大久保 スカウトされて母に背中を押されるかたちで事務所に入り、その翌年に戦隊モノの役が決まったというかたちですね。
――小学校から高校までインターナショナル・スクールに通われていたということで、もともと強い憧れがあって芸能界を志したわけではなかったのですね。
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大久保 高校を卒業したら大学に行って海外留学したいなとか、自分なりに人生計画を立てていました。だから、正直に言うと、『宇宙戦隊キュウレンジャー』という作品に携わっている1年間は、このお仕事の面白さややりがいとか、よくわからないままでしたね…。
――本当に好きじゃないと、憧れとかだけでは、なかなか続けられないお仕事ではありますよね。
大久保 ただ、「スーパー戦隊シリーズ」毎年恒例のイベントで「ファイナルライブツアー」というのがあって、そこでお仕事への向き合い方が大きく変わりました。最終回の放送後に日本全国を回り、作品を1年間応援してくださっていた方たちに向けて、キャストのトークショーや音楽ライブを行うのですが、特にツアー最終日の大阪会場がすごい熱気だったんです。
満席で前から10列目ぐらいまで、ひとりひとりのお顔もはっきり見えたぐらい。そこで、たくさんの人たちが感動して涙を流す姿を見たとき、「このまま芸能界を辞めたらダメかも」と感じ、この世界で踏ん張ってみようかなと思いました。
――一瞬、どうなるのかと焦りましたが、いい話でしたね(笑)。
――ところで、大久保さんは映画やドラマなどの俳優業で活躍されてきた一方、7月には3冊目の写真集『candle』(KADOKAWA)を出版されました。
※編注:大久保桜子最新写真集は4冊目となる『人隣』(東京ニュース通信社)
大久保 (『candle』は)3泊4日のオール台湾ロケで、もともと台湾は行ってみたい国のひとつだったのですが、撮影にも快適で素敵な場所でした。ご飯も美味しくて、気候もあまりジメジメしていなくて、自分に合っているなと。
――海外は好きでよく行かれるんですか?
大久保 プライベートも含めるとタイ、アメリカ、オーストラリアは行ったことありますが、ひとりで積極的に海外へ行くようなタイプでもないです。英語が得意なので、せっかくならお仕事で生かせる機会があればいいなと思っています。一応、過去に英語でのインタビューや対談はしたことがありますね。
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本当の幸せって?
大久保 ドラマ『●●ちゃん』の真湖は違いますが、よく周りからは「桜子って“陰の要素”が多いよね」と言われるんです……。でも、確かにこれまでも幸薄そうな役を、数多く演じてきた気がします。
――ウィキペディアでも「根暗」「体育会系」と書かれているのも見ましたよ。
大久保 わたしもその記事を見て「え!?」と思いました(笑)。わたし自身、あまり根暗だと思ったことはなかったのに……。
――この記事を読んだウィキペディアンの方に修正してもらいましょう。出典は「サイゾー」で。
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大久保 でも、確かにおしゃべりではないですよね。みんなの会話を黙って聞いているタイプなので、周りから「暗い」と思われるのかもしれません。
――そんな大久保さんですが、Netflix『オオカミちゃんには騙されない』にも出演されたり、バラエティ番組のお仕事もけっこう多くやられていますよね。
大久保 「まだまだ勉強中」という感じですが、楽しくやらせていただいています。バラエティ番組は役ではなく、素の自分を出していかないといけないお仕事なので、最初は怖かったのですが、今はまったく抵抗感がないです。
――お仕事の展望としては、俳優業を軸に幅広くタレント活動をされていくという感じでしょうか?
大久保 大きく「芸能界での仕事」というものを考えてみると、「別にひとつに絞らなくてもいいんじゃないかな?」と思っています。『●●ちゃん』も女性たちの悩みやダークな部分を描いていく中で、彼女たちが本当の幸せを見つけていくというのが大きなテーマなのですが、わたしはどちらかというと、「人として素敵な大人の女性になりたい」という気持ちのほうが強いですね。
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(取材・文=伊藤綾)