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霜降り明星の冠ラジオ番組が終了、「粗品の扱いにくさ」より懸念される「せいやの深刻症状」と『だましうち!』神回

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霜降り明星(写真:サイゾー)

 お笑いコンビ『霜降り明星』の粗品とせいやがパーソナリティーを務めるABCラジオ『霜降り明星のだましうち!』の番組公式Xが3月末で番組を終了すると発表した。リスナーからは「終わるのが寂しい」「素敵な思い出いっぱいだったな」「最近忙しそうだったから仕方ないか」と惜しむ声が続出。『M-1グランプリ』で優勝する前の2017年10月から続くレギュラー番組だっただけに、ファンにとってもショックは大きいようだ。

霜降り明星・粗品VS友田オレ

 霜降り明星といえば、近年はコンビの活動よりも個々の活躍が目立っている。特に粗品は、辛辣なコメントと“噛みつき芸”で多くの先輩芸人や著名人をブッタ斬ってきた。宮迫博之、木村拓哉、講談師の神田伯山、さらにはフィギュアスケーターの羽生結弦にまでタブーなく暴走し、時に炎上することも。

「粗品のコメントは鋭いし、論理的ですが、あまりにも容赦がないためにスポンサー側が扱いにくいと感じているのは確かです。実際に粗品単独の番組出演はあまりなく、大手メディアの中には彼の発言が原因で問題が起きるリスクを嫌がる人も少なくない。ただ、彼の言葉には“芸人としての信念”があるので、単なる毒舌キャラとは一線を画しているとも言えますね」(放送作家)

 一方で、相方のせいやは粗品とは対照的にスタッフ受けが良く、現在は民放キー局を中心に多数のレギュラーを抱えている。しかし、そんなせいやは最近、深刻な不眠症に悩まされていることを明かしていた。

「せいや自身がYouTubeやSNSで『なかなか寝れない』『朝の6時半になっても眠れない』と告白し、クマの浮いた目元をファンに披露するなど、精神的にも肉体的にも追い詰められている様子がうかがえます。せいやの不眠症はかなり重度かつ長引いているようで、昨年8月にもYouTubeで『羊を600匹数えても眠れない』と話していました。また、それ以前には『寝るのが嫌』とも語っており、睡眠恐怖症の可能性を指摘する声も。ブレイク後の過密スケジュールに加え、深夜まで仕事をこなしてきた影響で生活リズムが崩れ、心身ともに疲れ切っているのではないでしょうか」(芸能記者)

 実際、リスナーの間でも「最近のせいや、声に疲れが出ていた」「ラジオでテンション高いけど無理してる感がある」という感想が聞かれたほか、「この番組を聴くことが、私が月480円のラジコプレミアムに加入している唯一の理由だった」というリスナーも。

「せいやさんはスタッフや共演者への気配りもすごく、現場ではいつも明るく振る舞っています。しかし、そんな裏で慢性的な不眠に悩まされ、深夜まで起きてしまう日々が続いていたとすれば、録音放送とはいえ、ラジオを続けるのは相当しんどかったはずです。今回の番組終了は、“これ以上無理をして体を壊してしまうよりは……”という英断だったのかもしれません」(お笑い関係者)

 そんな『だましうち!』には、霜降り明星のキャリアにおける分岐点を示した2つの“神回”があるという。お笑いライターの新越谷ノリヲ氏が振り返る。

「ひとつは、なんといっても2018年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)を制した直後に“第七世代”という言葉を生み出した回でしょう。同年『キングオブコント』(TBS系)を制したハナコ、前年には『THE W』(日本テレビ系)女王のゆりやんレトリィバァらで『第七世代』を名乗ることを提案し、翌年からこの『第七世代』という言葉がテレビバラエティを席捲していくことになりました。ローカルラジオから発信されたワードがテレビ業界でひとつの時代を築いてしまった快挙といえるでしょうね。もうひとつは、翌19年に粗品が『R-1グランプリ』(フジテレビ系)で優勝した直後の回ですね。番組が祝福ムードに湧く中、粗品が『R-1のことは忘れてくれ』『出んかったらよかった』などと言いながら泣き出してしまったことがありました。当時、史上初の2冠達成という快挙の裏で『調子に乗っている』『好感度が低い』といった報道にさらされていた粗品が珍しく弱音を吐く姿は実に人間らしく、印象的でしたね」

 どの番組よりも粗品とせいやの「素」が見られると好評だった『だましうち!』。終了はスポンサーの問題ではなさそうなだけに、2人に何らかの事情があったということなのか。

霜降り明星・粗品に『M-1』審査員熱望の声

(取材・文=サイゾーオンライン編集部)

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最終更新:2025/03/30 14:00