バズってるSNSグラビア
三田悠貴|夕凪の胸に、ひとつだけ残る波

海はもう、
今日の光をしまいかけていた。
やわらかな橙色の空の下、
彼女は青いビキニひとつで
砂浜に立っている。
肩の線は静かで、
濡れた髪は海風に重たく揺れ、
胸元に集まる青は
この世界の最後の深みみたいに見えた。
笑顔はやさしいのに、
その奥には
まだ誰にも渡していない夜がある。
裸足のまわりについた足跡は、
波が来れば消えるくせに、
いまこの瞬間だけ
たしかにここにいた証になっている。
夕暮れの海辺では、
人は少しだけ素直になる。
昼の強がりも、
夜の駆け引きも、
潮騒の前では役に立たない。
だから彼女の微笑みは、
飾りよりもずっとまぶしくて、
見つめるだけで
胸の奥にさざ波が立つ。
青いビキニと
黄金色の砂。
あまりにきれいな対比なのに、
ほんとうに心を奪うのは
その色じゃなく、
「まだ帰りたくない」と
言わずに滲ませる
彼女のまなざしだった。
あの夕凪のなかで、
最後まで帰れなかったのは
きっと海ではなく、
わたしの恋のほうだ。
<三田悠貴Xグラビア投稿より>

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最終更新:2026/09/19 09:00
