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「離婚、慰謝料の請求かも…」夫のパパ活にショックを受け自らもメンズエステとパパ活を始めた人妻の告白

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小学校から大学まで女子校に通ってきた神崎天音さん(仮名・28歳)は夫のパパ活をきっかけに性的欲求を爆発させる。(写真:Getty Imagesより/写真はイメージです)

 場合によっては犯罪でありながら、若い女性を中心に広がり続けるパパ活。

 厳格な家庭で育ち、男性との接触を制限されてきたひとりの女性は、結婚後に夫の裏切りを知ったことをきっかけに、その世界へ足を踏み入れる。

 欲望と復讐、そして孤独が交錯する実態に迫る。

15年越し再婚で浮上した“不安要素”

女子校育ちの女性が知り合った8歳上の弁護士

 売春防止法があるにもかかわらず、愛人契約やパパ活はなくならない。

 広瀬すず似で整った顔つきをしている神崎天音さん(仮名・28歳)は、メンズエステで働きながら、パパ活契約を持ち掛けてきた客やネットで知り合った数人と、定期的に金銭を介した関係を続けている。しかも、既婚者というから驚きだ。

 売買春などの行為によってはパパ活は民法上の「不法行為」にあたり、損害賠償(慰謝料)請求の対象となる違法行為だ。また、配偶者がいる者が第三者と肉体関係を持つ「不貞行為」は法定離婚事由となり、離婚や慰謝料請求のリスクが生じる。

 なぜ彼女はそのようなリスクを冒してまで、パパ活を続けるのか?

 神崎さんはひとりっ子で、箱入り娘のように育てられた。親のしつけや教育は厳しく、英才教育を受けていた。

「小学生の頃から私立の女子校に入れられました。いわゆるお嬢様学校というやつです。ピアノやバレエを習わされ、勉強と習い事で毎日忙しかったです。あまり友達とも遊ばせてもらえませんでしたが、そんなものだろうと思っていました」

 だが、無意識のうちに子どもの頃から体は「性の快感」を求めていた。

「家で熱帯魚を飼っていたのですが、そのエアポンプのせいで水槽ごと振動していたんです。その振動に下半身を当ててみたら、とても気持ちよかったんです。でも、なんだか悪いことをしているような気持ちになり、親が来たら水槽から離れて、何事もなかったかのように過ごしていました。今思うと、あれが自慰行為の原点だったのだと思います」

 性的なものへの興味関心はあったが、小中高一貫の学校に通っていた彼女は、男性への免疫がまったくないまま大人になってしまった。

「高校生になっても、男性への興味が消えなかったんです。男性と話してみたいとずっと空想していました。ついに我慢できなくなり、インターネットで27歳の男性と会ってみることにしました。しかし、無理やり誘われるなど、かなり怖い思いをしました。その時は男女の行為についてネットで知っていましたが、恐怖心が勝ってしまいました。未成年とわかっていて手を出すのは、今思うと犯罪ですよね」

 大学も女子大を受験させられて入学した。母親は神崎さんを男性と接触させない環境に置いていたようだ。だが、その反動で、神崎さんは相変わらずネットを使って、こっそり男性と話したり会ったりしていた。

「そのとき、8歳年上の男性に猛アプローチを受けたんです。大人っぽくて魅力的に見え、付き合うことになりました。初めての彼氏です。仕事は弁護士で、デート代もすべて出してくれました。母親に相談したところ『いい人だから逃さないように』と言われ、なんとなくこの人と結婚するのだろうと漠然と思っていました」

 高級レストランで食事をしているときに「大学卒業したら結婚しよう」とプロポーズされ、結婚することになった。

ショック! 夫はパパ活にハマっていた

 しかし、結婚して一緒に暮らすようになると、彼の行動に違和感を覚えることが増えた。

「一緒に休みを過ごせなかったり、『名古屋に出張で行ってくる』と言って数日帰ってこなかったり……。このことを母親に相談すると『絶対に他に女がいる!』と言われました。『まさか』と思いつつ、出来心で夫が寝ている間にスマホを見てしまったんです」

 LINEを確認すると、知らない女性と多くのやりとりをしていた。内容をさかのぼると、どうやら金銭を介した関係のようだった。

「不倫だけでもショックですが、お金を払ってパパ活をしていたことにショックを受けました。しかも、送られてきた写真を見る限り私より年下です。わたしだけでは物足りなかったのでしょうね……。確かにセックスレス気味だとは思っていましたが、『夫婦はこんなものか』とも思っていました。でも、私は夫しか男性を知りません。そのことにもだんだん腹が立ってきました」

 こうして神崎さんは夫が好き勝手に遊んでいるのなら、自分も好きにしようと決意した。

「まずは女性用風俗に行くことにしました。ネットで不特定多数の人と会うのは怖いので、安心できる相手がいいと思ったんです。実際、利用してみると、目隠しをされて激しく扱われ……。それが衝撃的で何度も通うようになりました」

 初めは客と店員の関係だったが、次第にプライベートでも金銭を介さず会うようになった。

「次第に彼への独占欲が出てきました。でも、わたしは彼の数多くいるセフレのひとりにすぎません。人気のセラピストでもあるので、わたしだけを見るのは難しいとわかりました。そこで、彼の気持ちを知りたくて、わたしもメンズエステで働くことを決意しました。彼へのささやかな復讐のつもりです」

 神崎さんが働いたメンズエステは無法地帯で、裏オプションをしないと指名が取れない店だった。しかし、女性用風俗で覚えた施術を男性に応用すると、指名が増えていった。稼いだお金で長期休暇や有給を使い、40万円かけて整形や歯の矯正をしたところ、見た目も良くなり、さらに人気のセラピストへと成長した。

「昼間はOLをしているので、夫にバレないよう仕事終わりの時間に一枠しかシフトに入れませんが、数週間先まで予約で埋まっています。常連のお客さんも増え、気に入った人は店を通さずパパ活に移行しています。そのほうが手元に残るお金が多いので」

 しかし、それでも性への探究心は消えない。これは夫への復讐なのか、女性用風俗のセラピストへの対抗心なのか、それとも本能なのか……。彼女自身も本当の気持ちはよくわかっていないという。

「最近、パパ活アプリで知り合った少し年上の男性に、ハプニングバーに行かないかと誘われています。まだ行ったことがないので、やったことのないことは試してみようかなという気分です。そろそろ、スマホを見られて離婚や慰謝料請求をされるかもしれません。でも、夫の不貞行為を知っているので、そこまで責められる筋合いはないと思っています」

 家庭では料理を作るなどしているが、長い間仮面夫婦を続けている神崎さん。最悪の結末にならないよう気をつけてほしい。

「最近は激シブ系にハマっています」

(取材・文=山崎尚哉)

山崎尚哉

1992年3月生まれ、神奈川県鎌倉市出身。レビュー、取材、インタビュー記事などを執筆するほか、南阿佐ヶ谷でTALKING BOXという配信スタジオを運営中。テクノユニット・人生逆噴射の作曲担当で別名DJ.YMZK。

X:@yamazaki_naoya

山崎尚哉
最終更新:2026/04/23 22:00