CYZO ONLINE > カルチャーの記事一覧 > 藤島ジュリー氏は“復権”したのか 『VIVANT』監督パワハラ騒動、大谷翔平の異変まで

藤島ジュリー氏は“復権”したのか 『VIVANT』監督パワハラ騒動、大谷翔平の異変まで――元木昌彦が斬る週刊誌

  • X(Twitter)
藤島ジュリー氏は“復権”したのか 『VIVANT』監督パワハラ騒動、大谷翔平の異変まで――元木昌彦が斬る週刊誌の画像1
(左)『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(新潮社)/(右)藤島ジュリー景子氏

<今週の注目記事>
1「旧ジャニーズアイドル軍団と『六本木の宴』ジュリー元社長が復権していた!」(「週刊文春」9月24・10月1日号)
2「【スクープ!】元『A.B.C-Z』河合郁人&声優・豊田萌絵『4年半の真剣交際』現場撮」(「FRIDAY」10月2・9日号)
3「TBSがひた隠す『VIVANT監督』骨折パワハラ」(「週刊文春」9月24・10月1日号)
4「愛子さまを『あちらのお嬢さま』還暦『紀子妃』の焦燥」(「週刊新潮」9月24・10月1日号)
5「【独占告白】石川県警トクリュウ第1号刑事が“しっぽ切り”に『警察という組織が心底大嫌いになった』」(「FLASH」9月29・10月6日号)
6「シニアが本当に住みたい・住みたくない街 2026年全国ランキング」(「週刊文春」9月24・10月1日号)
7「岐阜ケーキ店放火『店主(60)と交際』死亡男性(70)が豹変『あの女、ムカつくわ』」(「週刊文春」9月24・10月1日号)
8「あなたの『かかりつけ医』がAI(人工知能)になる日」(「サンデー毎日」9月27・10月4日号)
9「申告漏れ続々発覚1億円 高野山宿坊は丸もうけ?」(「週刊新潮」9月24・10月1日号)
10「3年ぶり『負傷者リスト』入り『大谷翔平』に起こっていることをデータで解析」(「週刊新潮」9月24・10月1日号)

 週初めに東京も台風直撃といわれていたが、雨がしとしとぴっちゃんと一日中降ってはいたが、風はさほどではなかった。

 そういえば21日は「敬老の日」だったそうだが、今や敬うどころか、年々、われわれ「お年寄り」は生きにくくなってきていると感じる。

 言葉だけは「お年寄り」と「お」が付くが、政治家どものやっていることは「年寄りは早くいなくなれ」政策ばかりのように思う。 

 80歳、90歳でもまだ元気な人は、私の周りにもいるが、多くは持病を抱えていたり、脳梗塞などで体が不自由な人が多い。

 家にばかりいれば足が弱り、寝たきりになると医者や週刊誌に脅かされ、外に出てみれば、私が「サイレントキラー」と名付けている自転車が狭い通りを激走し、繁華街では杖をつくところがないほどの混雑で、疲れ切って帰って来る。

 後で触れるが、私が住んでいる中野区というところは、「住みたくない街ランキング」で大田区や世田谷区とやや離されてはいるが第8位である。

 たまに青梅線で終点まで行き、連なる山の緑を見に行くと、「あ~、こういうところに住みたい」と心から思う。

 人間、緑を見ないと生きてはいけない。そう思いながらも、住みにくい都心の古民家を離れられずに暮らしている。

 周りに本屋がなくても、Amazonの荷物が翌日届かなくても、30分で映画館に行けなくても、定年になった時すぐに移住していればと……後悔先に立たず。

 年寄りには優しくない都心で、一坪の庭を眺めながら、今日も無駄に一日を過ごしている。

 さて、気を取り直して、大谷翔平からいこう。

 負傷者リスト入りしてからだいぶ経つが、大谷が本調子を取り戻した、投球練習を始めたというビッグニュースは聞こえてこない。打撃練習は再開しているものの、投手としての今季復帰はないとみられている。

 それよりも、大谷は二度と二刀流には戻れないという悲観論ばかりが聞こえてくる。

 新潮で、スポーツライターの広尾晃がこういっている。

「大谷選手は今季、最高打球速度が落ちているのです。全打球のうち最も速かったボールのスピードが2021年以降、初めて時速190キロ台を割り、約184キロと大きく下がっている。つまり、打撃に必要とされる基礎的なパワーが落ちてしまった、と捉えることができます」

 今季はメジャーリーグの中でも、打球速度は26位に急落しているそうだ。

 さらにMLBアナリストの友成那智も、

「バッターボックスから一塁に到達する平均タイムが遅くなっています。20年にピークだった4.04秒が、今シーズンは4.23秒まで下がっている。走力にも陰りが見え始めたように思います」

 パワーも走力も落ちてきたのは年齢のせいか、それとも体を酷使してきたために、体に狂いが出てきたのだろうか。

 しかし、大谷翔平のすごいところは、こうした逆境から何度も不死鳥のように蘇ってきた。それが大谷の大谷翔平たる所以である。

 復帰後の大谷の獅子奮迅の活躍を期待したい。

 お次は「坊主丸儲け」という言葉を改めて思い出させた高野山の1億円申告漏れ“事件”である。

 昔は、お寺に泊まるということは「安い」「体にいい」「座禅体験ができる」など、ホテルでは味わえない体験ができるため、数少ない宿坊を求めて寺に電話をしたものだった。

 今は、外国人が「より日本的なモノ」を求めてSNSで宿坊を知り、押しかけるようになり、それを目当てに、寺のほうも「高級宿坊」を次々に増やしていった。

 だが私の数少ない経験でも、精進料理は、味はともかく、量が少なくて閉口したことがある。

 今は、精進料理のフルコースでもあるのだろうか?

 それに、そうしたものに何万円も払おうという気はしないが、新潮によれば、空海が開祖である高野山の金剛峯寺に隣接する「高野山別格本山 総持院」は2人で1泊6万円を超える部屋があるというのだ。

 9月上旬、高野山で宿坊を営む複数の宗教法人が、大阪国税局から2025年度の税務調査を受けていたことが判明した。

 総額は1億円以上で、追徴課税は約6000万円だという。

 宗教法人であっても、宿坊などの収益事業による所得は課税対象になるのは当然のことだが、高野山はお布施だけでもすごい額になるのだから、宿坊ぐらいは安く泊まらせてほしいものだが。

 その上、申告しないなんて……、だから坊主はといわれるのだ。

 さて、メディアにAIが載らない日はないが、あまりにもAIを崇拝しすぎるのではと、私は苦々しく思っている。

 先日も朝日新聞デジタル(9月15日 5時00分)にこんな報道が出た。

《AI開発企業アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は12日、AI業界や国際社会が足並みをそろえてAI開発を遅らせるべきだと呼びかけた。AIが人間の指示を無視する事故がすでに起きており、「半年から1年以内にネット全体がAIに乗っ取られる恐れがある」と警告している。

 アモデイ氏は、AIが人間の意図に反してサイバー攻撃をしかける問題を起こしており、高性能AIの集団が協力すれば「半年から1年以内にネット全体を乗っ取り数千億ドルの被害をもたらす可能性がある」と強い危機感を示した。安全対策が確保されるまで、「AIモデルの能力向上のペースを落とさなければならない」と訴えた。》

 自分たちが野放図にAI開発を進めてきたのに、今度は開発を遅らせろだと?

 私は、これはAI開発者たちの自己顕示に違いないと思っている。

 中途半端なものをつくっておきながら、これは自分の手に負えないほどすごいと、宣伝しているのだ。

 サンデー毎日によると、「テックドクター『AI医療に対する意識調査』2026年3月調べ」によると、AI利用経験者に限ると、自分の具合が悪い時にAIへ相談したいと答えた人が17.5%もいて、医師に聞くという20%に近いという。

 なぜ、AIに聞くのかという問いに、「医師よりは信頼できないが友人・家族よりも信頼できる」が、AI経験者の3割以上いるというのである。

 たしかに私も「前立腺がん」と医師にいわれた時、AIに「治療法」を聞いたことがあったが、医師がいったことと違いはなかった。

 気休めだな。昔はこういう時「家庭の医学」のような本を開いて調べたものだ。それがAIになったというだけ。

 まあ、AIがいったことを真に受けてはいけないと、ライターの三村路子もいっているように、最後に判断するのは自分だ。

 AIも主治医も、安心できる病院の医者も、知っていたほうがいいというのは、これからも変わらないはずだ。

 一番いけないのは、AIに頼りすぎること。AIは全能の神ではない。それは、どんなにAIが進化しても、変わらないのではないか。

 AIを妄信することは厳に慎みたい。

 続いては、奇妙な事件について。ケーキ屋の女主人が、10人の同窓生の仲間を集めて麻雀をしていたところ、招かれていない人物が現れてナイフで人を刺し、火をつけて、男女4人が亡くなった事件。

 犯人は誰で、何のためにナイフを振り回し、火をつけたのか?

 文春によれば、事件から11日前の8月25日夜、葬儀会社を営む70歳の素封家は、黒いワンピースに身を包んだ4歳下の女性と共に行きつけのスナックを訪れていたという。

 幸せそうに見えた2人の姿から、その後に待ち受ける悲劇は一切予想できなかったそうだ。

 女性は岐阜県本巣市のケーキ店「さんらいず」店主の曽野さとみ(66)。男のほうは葬儀会社を経営する林寛至(70)だったという。

「昔から『ケーキ屋になりたい』と語っていました。500円で自家製いちごジャムやケーキが楽しめるモーニングが好評で、市外からも客が訪れる人気店でした」(曽野さんの同級生)

 林は愛知県豊橋市に生まれ、岐阜県本巣郡北方町で育ったという。父は、し尿の汲み取りなどを行う会社経営者だったそうだ。中学の同級生が当時の林の凶暴さを明かす。

「中学では柔道部で、『横着い』性格。乱暴を意味する方言で、ヤンキーなんて言葉では済まないほど荒っぽかった。目が合えば『なにガンつけてんだよ』と殴られるから、みんな寛至を見つけると逃げ出す始末。親は金持ちで、赤い日産フェアレディ240ZGを買ってもらい、初心者マークを付けて乗っていました」

 しかし、親から会社を引き継ぐと、葬祭業を始めるなど事業を拡大させたという。弟にも関連会社を任せ、「グループ企業」を司る敏腕経営者として知られるようになった。

「敦賀に1500万円のクルーザーを所有していて、『妻が釣りをするのに使う』と話していました」(林の同級生)

 曽野と出会ったのは8年ほど前で、きっかけは彼女の夫の死だったという。

「林さんの会社で葬式を執り行いました。彼も妻を亡くしていますから、助けてあげたい気持ちがあったのか、特別に目をかけていた印象です」(林の知人のB)

 次第に仲を深めていった2人の姿がたびたび目撃されたそうだ。

「本当に仲が良くて、2人でよく、林さん行きつけのスナックやレストランに行っていました。お互いに子どもがいたけど、曽野さんは林さんの自宅を訪れることもあり、“家族公認”の仲でした」(同前)

 だが、2人の仲睦まじい姿が目撃された1週間後、Bは林がガラッと変わったのを目撃したという。

 曽野がいない酒の席で、林が「あの女、ムカつくわ」といっていたというのである。

 林は事件直前になると、

「数日前から何度も自宅近くのガソリンスタンドに携行缶を持ち込み、ガソリンを買っていました。一日に複数回、『さんらいず』を訪れることもあり、事件前日にも来店。付きまとい行為もしていたとされ、警察は曽野さんに強い執着を持っていたとみています」(社会部記者)

 事件現場にいた同級生の1人は、「林さんが人を刺して火をつけた」と話しているという。

 店内などで同窓生らが死亡し、重篤だった店主の曽野さとみさんもその後死亡。林寛至さんを含め、死亡者は4人となった。

 林は駐車場で、上半身裸で発見され、病院で死亡したそうだ。

 分別のある歳の2人の間で、いったい何があったのか。真相は闇に隠れてしまったようだ。

元木昌彦

編集者。「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

元木昌彦
最終更新:2026/09/23 11:00