咲村良子プロレス挑戦記26
咲村良子プロレス挑戦記26「リングの裏側」

咲村良子連載コラム第26回
「ヴィランの花道 ~咲き乱れ 散りゆくままに~」
マリーゴールドは全国各地いろんな場所で興行しております!
そして全国津々浦々、いろんな団体があり、いろんな場所で興行しています。
実はほとんどの会場のリングは、その都度、選手が設置も撤収もしているって知ってました?
新宿フェイスや新木場リングみたいに常設の会場もあるんですが、後楽園ホールも地方の会場もほぼ全て何もない床にリングを作ってるんです。
これがまた重労働!
では、お見せしながらリングを立てる様子をお伝えしたいと思います。
※写真は業者さんが設営を担当してくれた日のもの。じゃないと忙しくて写真撮ってられませんでした。
スタートはトラックから荷物を下ろすところから。
そしてリングの支柱の場所を決めて立てていきます。
コーナー4本の柱と柱の間と真ん中に小さい支柱があります。
このコーナーの柱が本当に重たいのです。
第一の難関がここ!3人がかりで柱を立てます。
でもそれで終わりじゃない!
まだまだ鉄の棒を運びまくる!
外枠を入れて、中にも鉄の棒を渡していきます。
それが済んだら板。
板を一面に敷き詰めていきます。
ここまで来るとあとちょっと。
クッション材を敷いた上にみんながいつも見てるマリーゴールドのロゴの入ったシートを被せたら、大事なロープを3本張って完成。
ちなみに板と鉄の棒の下ではワイヤーでそれぞれの鉄柱を繋いでお互いにテンションをかけて強度を保っています。
このワイヤーの締め具合とロープの締め具合が超大事。
こんな感じにみんなでせっせとリングを作りその後、試合をし、その後さらにバラして片づけてというのが試合の日のルーティン。
試合以外もハードなプロレスラーなのでした。
(文=咲村良子)
最終更新:2025/07/05 13:00