広末涼子、そして田中圭…スキャンダルから“復帰ステージ”の選択

女優・広末涼子が7月18、24、25日の3日間、バースデースペシャルライブ「Best Day Ever~Crecent River」を東京・丸の内のコットンクラブで開催することが発表された。
広末といえば、昨年4月に新東名高速道路で乗用車を運転中に追突事故を起こし、その後に搬送先の病院で看護師に怪我をさせたとして傷害の疑いで逮捕(後に不起訴処分)された。
同年5月には双極性感情障害および甲状腺機能亢進症と診断されたことを公表し、芸能活動休止を発表。同年12月には事故で同乗男性に怪我を負わせたとして自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)で略式起訴され、罰金70万円の略式命令を受けている。
そんな広末は今年4月1日に芸能活動の再開を発表していたわけが、本格的な復帰のステージとしてライブを選んだのは合点がいく。
ソロライブとなれば会場に集まる大半の観客は彼女を応援しているファンであり、いわばホームと言ってもいい環境でパフォーマンスを行うことができる。まして自身の誕生日を祝うバースデーライブとなればなおさらのことで、復帰の舞台としてはまさに最適と言ってもいいだろう。
実際、広末は23年6月に人気シェフの鳥羽周作氏とのW不倫が「週刊文春」(文藝春秋)に報じられたのをキッカケに前所属事務所の「フラーム」を退社し、独立した後も同所でプレミアム・ライブ「Best Day Ever」を開催している。別の芸能事務所のマネージャーもこう話す。
「他の仕事に比べれば、自分を応援してくれるファンを前にした活動の方が精神的な負担やプレッシャーも少ないでしょうし、そもそもテレビをはじめとしたいわゆる“表舞台”から消えた芸能人にとってイベントやライブ、ファンクラブの収益は大きな収入源になっていますからね。広末さんは度重なるスキャンダルを起こしながらもいまだに根強いファンを抱えていますし、約25年ぶりのライブとなった2024年の『Best Day Ever』もそうしたコアなファンからはかなりの好評を博していたようですからね」
前回のライブでは初日公演が満員御礼となり、ファンクラブ先行分以外の一般販売のチケットがわずか10分で完売したとも伝えられていた広末だけに、今夏の復帰のステージも成功に終わる可能性は高そうだ。
また、広末は4月15日には地元の高知で開催された「全国経済同友会セミナー高知大会」に参加したことをSNSで報告している。
独立後の広末は高知のイベントに出演したり、テレビ高知の番組「広末涼子の高知でやりたい10のこと」に出演したりと地元からの強力なサポートを受けていただけに、今後も地元・高知とのコラボが期待されるが、気になるのは今後の女優活動である。
番組制作会社のスタッフは語る。
「復帰後、ある程度の実績を作ることができれば風向きも変わってくるかもしれませんが、度重なるスキャンダルやお騒がせのイメージもあり、正直言って仕事をオファーするにもリスクはありますよ。テレビドラマに関してはしばらくは厳しいでしょうし、映画にしても、舞台にしても、ネット配信作品にしてもキャスティングする側はそれなりの覚悟を求められることになる。まずは先陣を切って彼女にオファーする存在が出てくるか、そしてその期待に広末さんが応えられるかでしょうね」
他方、ほぼ時を同じくして舞台主演での“再始動”が明らかになったのが俳優・田中圭である。
2025年4月に「文春」で永野芽郁との不倫疑惑が報じられて以降は、最近も5月5日にオーストラリアのメルボルンで開催されたポーカーの国際大会「Aussie Millions Poker Championship」で賞金約1260万円を獲得したことが報じられたりと私生活の話題が注目を集める一方、本業の方はかつてほどの活躍は見られていなかった。
そうした中、元放送作家・鈴木おさむ氏が書き下ろし演出する舞台「母さん、ラブソングです。」(7月31日〜8月16日、東京芸術劇場プレイハウスほか全国巡演)に主演することが発表された。
舞台での実績もあり、鈴木氏とは過去に3作でタッグを組むなど元々親交がある田中だが、今作ではかつてヒットを飛ばすも酒で問題を起こして活動自粛中のシンガーソングライターを演じるということで、現実とのリンクも話題となっている。
鈴木氏といえば、かつて不倫スキャンダルを報じられた篠田麻里子にテレビ朝日系ドラマ「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」(テレビ朝日系)で不倫妻役を演じさせたこともあり、スキャンダルを逆手に取る話題性を重視した戦略でも知られている。
今作に関しても、鈴木氏による作品の執筆自体はだいぶ以前から決まっていたものの、田中が演じる役の設定については今の置かれた状況を加味してのものという話だから、あえての狙いなのだろう。
世間の注目を集める話題作で田中に俳優としての実力を発揮し、復活の足掛かりにしてほしいという鈴木氏なりの思いもありそうだ。
「田中さんに関しては過去に合コン報道や泥酔トラブル報道もありましたし、お世辞にも品行方正といったタイプではなく、不倫報道によるタレントイメージとのギャップという点においてはクリーンなイメージで売っていた永野さんに比べるとダメージは薄いという見方もありますよね。それに何よりも周囲にも恵まれている印象です。今回、救いの手を差し伸べた鈴木さんもそうですし、所属事務所のトップである小栗旬さんからも何とか復活させてあげたいという思いが見え隠れします。今夏公開予定の映画『キングダム 魂の決戦』への出演も予定されていますし。小栗さん本人も独身時代はヤンチャなイメージがありましたし、私生活のスキャンダルで俳優としての道を断たれるのは可哀想だという思いもあるのではないでしょうか。以前にスキャンダルに見舞われた綾野剛さんも復活させましたしね。Netflix映画『僕の狂ったフェミ彼女』での主演が発表されたりと、大事な時期にマネージャーとのお揃いのブランドでの“密会”が報じられた永野さんとは雲泥の差でしょう」(前出の番組制作会社スタッフ)
周囲のサポートを追い風にスキャンダルからの復活を目指す広末、田中だが、かつての輝きを取り戻すことはできるのだろうか。
(取材・文=三杉武)