「WHITE SCORPION」3度目のワンライブで初の海外公演を発表

2025/09/29 12:00

　作詞家・秋元康氏がプロデュースを手掛ける女性11人組アイドルグループ「WHITE　SCORPION」が9月23日、東京・品川インターシティホールで3rdワンマンライブ『連撃』を開催した。

　この日はそれぞれ演出の異なる2つの演目で昼夜2公演行われたが、昼公演のオープニングでは2人ずつのメンバーがダンスを披露しながらステージに登場。

　最後の一人となったHANNAが客席を射抜くポーズをキメて全員がラインナップし、デビュー曲の『眼差しSniper』でライブは幕を開けた。

　さらに、シングル曲の『コヨーテが鳴いている』と『Satisfaction graffiti』、『非常手段』を立て続けに披露して一気に熱気が会場を包んだ。

　最初のMCパートではHANNAは、「『今日初めて来たよ』という方もいれば、『ワンマンライブ3回全部来たよ』って方もいると思うんですけど、一人残らず全員楽しませます！」と語る。

　COCOは「『連撃』始まりましたー！　皆さん盛り上がってますか？今日はなんと皆さんのおかげで無事完売いたしました! 皆様のおかげでこの景色を私たちは見られています。今日という日を皆さんにとって最高の一日にできるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

　その後、メンバーたちは『動く唇』ではモノトーンの映像をバックに赤いジャケットをまとい、リミックスされたバージョンにのせて椅子とジャケットプレイを巧みに組み合わせた演出でクールに観客を魅了。

『Beach opening』ではミュージックビデオの演出を再現し、ガイコツマイクを使ったマイクスタンドによるパフォーマンスに加え、天井から風船も落下させるなどその世界観をファンとともに味わった。

　本編最後のMCパートではHNANAがファンである“スコピスト”に向けて手紙を読み上げる場面も。

　HNANAは、「最高の“スコピスト”の皆さん、本日は『WHITE SCORPION』 3rd ワンマンライブ『連撃』にお越し頂きありがとうございます。今日この日、このステージに立てていることを心から感謝しています。本当にありがとうございます」。

　続けて、「私たちはたくさんチャレンジをしてきました。決心を抱えて、悩んで、挫折しそうになるたびに私たちの心を強くしてくれたのは“スコピスト”の皆さんの応援の言葉でした」や「ライブでの歓声や応援のメッセージ、そして何よりも皆さんが見せてくれる最高の笑顔。その一つひとつが私たちの心に深く響いてまた前に進む勇気をくれました」、「皆さんがいるから私たちはここに立っています。皆さんの応援があるから前を向いて歩き続けられています。いつも側にいて支えてくれる皆さんがいて、私はこんなにも温かい人たちに囲まれていて、本当に幸せ者だと日々感じています」など目に涙を浮かべながらファンへの感謝をあらわにした。

　そのうえで、「皆さんが見せてくれる笑顔をずっと近くで一番で見ていたいです。その温かさが決して失われることがないように、むしろ炎のように熱く、皆さんの心を幸せで満たせるようにもっともっと頑張ります。これからもよろしくお願いします」とさらなる飛躍を誓った。

　そして、ミディアムバラードの『心が目を閉じる』で本編を締めくくると、アンコールでは10月22日リリースの2ndミニアルバムからリード曲の『Corner of my heart』をはじめ、収録曲の『愁情』、『希望には羽がついてる』を初披露した。

「WHITE SCORPION」3度目のワンライブで初の海外公演を発表の画像3 — WHITE SCORPIONのACE

　ACEは『愁情』について「儚くもあり切なくもあり、ちょっと大人な失恋ソングなんですけど、皆さんの心にずっと寄り添って愛される楽曲になっていったらいいなと思います」とコメント。

　NATSUは『希望には羽がついてる』に関して「落ち込んでいる時に聴くと羽を授かるような曲になっています。この曲を聴いて、いろんな人に『自分はやっていけるんだ』と思ってもらいたいです。大切にこれからも披露していきたいです」と話した。

　また、CHOCOは『Corner of my heart』について、「今までの『WHITE SCORPION』のカッコ良さがギュッと詰まった曲になっています。振り付けは今回もINFINITYさんが考えてくださったのですが、なんと私たちのYouTube動画『WHITE SCORPION～The Real～』を全部見て、同じ気持ちになって振り付けてくださったということで。いろんな方の想いがとても詰まっている楽曲なので、隅々まで見尽くして頂きたいなと思います」と語った。