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お久しぶりです、『DT+』入りました、その中身の話……【週刊お笑い雑話】

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写真:イメージ

今週あったお笑い界隈の話題をピックアップ! ライター・新越谷ノリヲと担当編集Sが勝手にしゃべります。お聞き流しのほどを~。

お久しぶりです

編集S お久しぶりですね。

新越谷 そうですね。お休みしていたというか、いったん終わって、また始まりました。

編集S それはどういった経緯で? なんかごく一部界隈でダウンタウンチャンネルの話したら打ち切られたとか言われてましたけど。

新越谷 あー、そういうのは全然ないです。特に理由もなく終わって、理由もなく再開するもんでしょ、こういうのって。

編集S まあ、そういうもんですね。

新越谷 そういうもんです。

『DT+』入りました

編集S で、その『DOWNTOWN+』ですけど、入りました?

新越谷 入ったというか、なんというか。

編集S なんですかそれ。以前は、「入るだろうか、と思っている」とか言ってましたけど。

新越谷 心境としては、待ちに待ったという感じでは全然なくて。

編集S でも入ったんですね。

新越谷 FANYでストレートには入ってない。キングオブコントの特番見るためにU-NEXT入ってそのままになってて、U-NEXTは楽天ポイントが使えるので、なんとなく貯まってた楽天ポイントで払って見てる。

編集S まわりくどいな。素直に入ればいいのに。

新越谷 なんなんでしょうかね。VISUALBUMはすぐ買ったのにね。当時よりお金もあるんだけど。

編集S そもそも、松ちゃんってどんな存在なんでしょう。

新越谷 私にとって? 私たちの世代にとって?

編集S どっちでもいいです。

新越谷 私にとって、で言えばもう親鳥だと思う。

編集S 親鳥。

新越谷 お笑いの楽しみ方のすべてを教わった人。お笑いについての価値観そのもの。そういう感じですかね。

編集S ほう。

新越谷 だから、今から言うことも松ちゃんに言わされてるだけ。

編集S あれ、何か言いそうですね。

新越谷 何か言うんですよ。やっぱね、もう別にいいや、という感じがあるんです。松ちゃんに対して。

編集S それは、ああいう報道が出て失望したとか。

新越谷 性加害したかどうかについては、それが文春のでっち上げだったらカタをつけなきゃいけないと思うし、シロなら不憫だと思う。

編集S そもそも不倫してるじゃないか、というのが許せない?

新越谷 うーん、別に個人的には不倫なんて好きにすればいいんじゃねーのと思ってるんだけど、これには2つ言いたいことがあって。

編集S はい。

新越谷 まず、渡部さんとベッキーの件で、不倫がバレたらある程度キャンセルされる時代ですよ、というのはわかってたはずなんですよ。それがいい時代だとも思わないけど、実際にそうなってるわけで、それに対するリスクヘッジができてなかったことにガッカリした部分はある。しかも、ベッキーは相手の男の人のことがめちゃくちゃ好きだったんだろうし、渡部さんについても多機能トイレで1万円払って、というのは、相当やむにやまれぬストレスによる異常行動というか、「バレたらどうなる」という後先が考えられない心理状況にあったような気がするわけです。松ちゃんの言葉を額面通りに受け取ると「後輩を楽しませるための飲み会だった」という。ホントにオザやクロスバー直撃を楽しませるためにそういう飲み会を開いて女性を集めていたのだとしたら、やっぱナメちゃってるんだなと思うわけです。ザコシなんて芸人やめたくないから車の運転もしないっていうじゃない。

編集S まあでも、古き良き芸能界というか。

新越谷 良きではなくなったということを勉強してよ、という感じ。『ワイドナショー』でも、なんか勉強してないことをカッコいいと思ってるような節があって、あんま見なくなっちゃいましたけど。映画でもそうで、いつだったかPTAを「基礎ができてない」とかクサしてたことがあったでしょう。

編集S PTA?

新越谷 ポール・トーマス・アンダーソン。あのあたりから「うーん」とはなってたんです。『しんぼる』とか『さや侍』とか、映画の基礎がわかってる人の映画ではないじゃんね。

編集S 『しんぼる』とか『さや侍』とか、今さらそんな話を持ち出さなくても。

新越谷 いや、これが松ちゃん不倫について言いたいことの2つ目でもあって。『しんぼる』『さや侍』って、松ちゃんが初めて作品上で「父性」を表現した作品だったわけですよ。未来はつながっていく。自分が死ぬとき、娘に何を伝えられるだろうか。そういうことを、娘が生まれた直後の松ちゃんが何のてらいもなく、ストレートに表現している。決しておもしろい作品じゃなかったけど、切実に「娘を愛している」というメッセージを作品に込めてるわけです。そのメッセージが、お笑いよりも優先されている。そういう作品がいかにも不器用な出来だったことに、逆に感動したんですよね。やっぱこの人、お笑い以外なんにもできないんだ、お笑いにすべてを捧げて生きてきたんだ、だからメッセージ映画として作った『しんぼる』と『さや侍』はおもしろくないんだ、と思って、感動したの。

編集S 信者ですなぁ。

新越谷 狂信者ですよ。そうやって松ちゃんがお笑いより優先したはずの娘への愛というもの、その純粋さに打たれたからこそ、やっぱ不倫がバレるっていうのは裏切りだよなという感覚はある。不倫することと娘を愛することが矛盾しないというのなら、まあそれはそうなのかもしれないし、それは家庭の問題だけど、まあ狂信者の感想なのでね。

編集S 生配信は見てないんですよね。

新越谷 見てないです。

編集S 「みんなに愛されたい、ウッチャンみたいになりたい」と言ってました。それはそれで純粋な思いなんじゃないですかね。

新越谷 それニュースで見ました。「もう一度売れたい」とも言ってたと。それもねー、思い出したことがあって、けっこう前の『内さま』でパラシュート部隊の、ぺぺじゃないほう。

編集S 斉藤優。

新越谷 そう、斉藤優がウッチャンに「今の夢ってなんですか?」って聞いたことがあって。もうウッチャン天下取り済みのころです。

編集S はいはい。

新越谷 ウッチャン「もっと売れたい、まだまだ売れたい」って間髪入れずに答えたんですよ、真顔で。そういう気持ちが、今の松ちゃんにあったのかなと思っちゃうんですよね。それにさ、いろいろきれいごと言うなら真っ先にオザとクロスバーを使えよと思っちゃうじゃん。

編集S もううるせーな。

新越谷 え?

編集S そんなに嫌なら見なきゃいいじゃないの。なんで見るの。

新越谷 それはまぁ、狂信者なので……。

その中身の話

編集S で、全部見たんです?

新越谷 とりあえず大喜利と長谷川のギョーザトークだけ見た。

編集S どうでした?

新越谷 なんか、すごく普通……。

編集S おぅ。

新越谷 大喜利はそら、おもしろいでしょ。ジュニア堂前川北森下でおもしろくないわけがない。普通に笑う。

編集S じゃあ満足ね。お金払う価値あるってことでいいね。

新越谷 どうなんすかね。それより、ああもう二度と『IPPON』は見られないんだな、と思いましたね。

編集S ジュニアが「黄色から赤に変わった」って言ってましたしね。『酒のツマミ』のアレも影響するだろうし。

新越谷 よりによって日置さんの番組と吉本がモメてるとなると、来年の『ザセカ』もどうなるか……とか、やっぱノイジーに過ぎると言いますか、余計に考えることが多すぎる。せっかく松ちゃんが復帰したのに、もうフリップだけ見ていたいという心境に。

編集S そう言われると、松ちゃんあんまり存在感なかったですね。

新越谷 存在感というか、ルールすら把握してなかったんですよね。芸人がお題を出すというルールで、出題した芸人は答えを出さないというルールなのに、松ちゃんは出題者も答えるという前提で「意外と自分の作ったお題がいちばん難しかったりするみたいなこともあるんですよね」とか話してた。こんなの、そもそも松ちゃんが企画に関わってないってことだし、じゃあ『DOWNTOWN+』ってなんなのよということになってしまう。少なくとも純度100%のダウンタウン配信じゃないし、あのくだりをそのまま放送したのは、スタッフ側があんまり座組の価値をわかってないのかなと感じてしまいました。

編集S 細かいなぁ。長谷川のほうはどうでした?

新越谷 坂上忍とダウンタウンがタレントと居酒屋でしゃべる番組とあんま変わんないかな。ギョーザは「こっからエビ! こっから普通!」のVISUALBUMのコント思い出しました。

編集S ミックス! のやつだ。

新越谷 そう、ミックス! 今ミックス見直したらめちゃくちゃおもしろかった。めっちゃダウンタウンのコント。やっぱダウンタウンのコントおもしろいわ。

編集S 長谷川もダウンタウンでコントやってほしいって言ってましたね。

新越谷 言ってたね。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。1977生。

n.shinkoshigaya@gmail.com

新越谷ノリヲ
最終更新:2025/11/03 14:00